春色の名刹へ-和歌山県紀の川市：粉河寺

Kokawadera Temple, Kinokawa City, Wakayama Pref.

さてさて、和歌山城の桜を愛でたワタクシ達ですが、時刻はまだ午前11時でした。
「もう一箇所何処かに行こう」と、ワタクシ達は車で約１時間かけて
和歌山県紀の川市の粉河寺へと向かいました。ちょうど12時に粉河寺に到着しました。


粉河寺は西国三十三箇所の第3番札所で、天台宗の寺院です。770年に創建されたと伝えられる名刹、古刹です。
まずは1707年に建立された大門をくぐって、粉河寺の境内へと入って行きます。


ネット情報では「５分咲き」となっていましたが、木によってはほぼ満開の桜の木もありました。
普段は静かなお寺なのですが、桜や紅葉の時期は結構な人が訪れるんです。


粉河寺は和歌山市から紀ノ川に沿って、1時間ほど内陸部に入った場所にあるお寺です。
中世には広大な荘園を持つ大寺院だったようですが、豊臣秀吉の紀州征伐によって全山消失されてしまい、
現在の伽藍はほとんどが江戸時代に再建されたものなんですよ。


和歌山城のように「城と桜」という組み合わせは絵になりますが、「寺と桜」というのも良いものです。


和歌山県でも紀三井寺や和歌山城などは、外国人の観光客がすごく目立ちました。
おそらく白浜温泉から関西国際空港に行く途中に立ち寄るのでしょうね。
しかし、さすがに粉河寺までは外国人観光客が来る事はなく、聞こえてくるのは日本語だけでした。


向こうに見えるのは1823年に完成したと伝えられる中門です。


粉河寺に来るのは4年前、新緑の季節に訪れて以来です。季節が違うと、同じお寺でも印象が違うものですね。


ではでは、春色の粉河寺をゆっくりと散策するとしましょうか。

使用したカメラ：4、5、7枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


関西は京都や奈良に名だたる有名寺院があるために、粉河寺といっても名前も知らない人も多いと思います。
しかし、このエリアにある粉河寺や根来寺は、「名刹」「古刹」と呼ぶにふさわしい立派なお寺です。
そう考えると、関西というのは他の地域から見れば、立派な寺や神社がどこにでもあるような感じがするでしょうね。


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