もう一つの”古い町並み”-岐阜県高山市：下二之町大新町

さてさて、岐阜県高山市にやって来て古い町並みの散策を楽しむワタクシでありますが、
飛騨高山の古い町並みといえば、昨日までのブログで紹介した三町があまりにも有名です。
しかししかし、飛騨高山には三町とともにもう一か所伝統的建造物保存地区があるんですよねぇ。
それは下二之町大新町と呼ばれる一画で、三町から見ると飛騨高山中心部の北側に位置するエリアになります。


飛騨高山を訪れる方は例外なく三町を歩かれると思いますが、下二之町大新町は素通りする人が多いのではないでしょうか。
かくいうワタクシも、このエリアはあまりゆっくりと歩いた記憶が無いんですよねぇ。


いざ下二之町大新町地区にやって来ますと…うーん、ちょっと不思議な感覚に襲われたのです。
というのは、ワタクシ、天邪鬼な性格だからでしょうか。どうも三町にはちょっと違和感を感じていたのですよね。


それはどういうことかといいますと、ちょっと観光地化しすぎているというか、もはや古い町並みが残っているというよりも
古い町並みを作っているような感じすら受けてしまったんですよ。
ワタクシが訪ねたのは時間が早かったので、ほとんどのお店はまだ開店前でしたが
通りに面している建物の大半は土産物屋や飲食店でありまして、あまり生活感というのを感じませんでした。


それに比べてこちらの下二之町大新町はさほど観光地化されておらず、人の暮らしを感じ取ることが出来ました。
「あぁ、本当にワタクシが好きなのはこういう町なんだなぁ」と思ってしまったんですよねぇ。


三町が素敵な町であることは事実ですし、その魅力が多くの観光客を惹きつけているのも事実です。
しかししかし、ワタクシは素朴さが残るこの地区が心に残ってしまいました。


こんな狭い路地を歩くだけでワクワクしてくるワタクシです。


そしてそして、ワタクシがこの下二之町大新町を好きになったもう一つの理由がこの眺めなんです。
この地域には江名子川という川が流れておりまして、ワタクシは川が流れる光景が大好きなんですよねぇ。


ではでは、下二之町大新町の界隈をゆっくりと歩いてみるとしましょうかね。あぁ、楽しいなぁ。

使用したカメラ：Canon EOS7D


飛騨高山に観光バスなどでやって来た人たちの大半は、三町界隈を歩いて朝市を覗き、高山陣屋を見学する程度で町を後にしていきます。
もったいないなぁ。他にいいところがいっぱいあるのになぁ。ついついそう思ってしまいます。
どこに行くにしても、駆け足で通り過ぎてしまうのはもったいないですよね。


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