ハンガリー・オーストリア旅行記：6日目（その7）－「陽光溢れて」：メルク

Melk, Austria

さてさて、メルク修道院（Stift Melk）は予想以上に素晴らしい建造物で、ワタクシは大いに満足でした。


この日のメインはこの後に行く予定のドナウ川クルーズですが、ここメルク修道院も十分に来る価値がありました。


これは家人に言われて初めて気がついたのですが、ワタクシは自分で納得がいったり、価値があると思うことに遭遇すると
「これは一万円の値打ちがあるわ」「これはわざわざ来た値打ちあったなぁ」と、「値打ちがある」という言葉をよく使うようです。
言われてみると確かにそうでして、子供の頃からそういう言葉を使っていたように思います。


修道院を出て、ワタクシと家人は1時間後に広場で待ち合わせることにして、家人は土産物や雑貨を見に行き、
ワタクシは例のごとくメルクの町をウロウロすることにしました。


時刻は11時。ジェラード屋さんで若い女性達が楽しそうに語らっていました。
欧州に行くと、老若男女を問わず、多くの人がアイスクリームを食べていますよねぇ。


ウィーンでは日本人をはじめ、中国人や韓国人などのアジア系の人を見かけることも多かったのですが、
メルクの町では全く東洋人と出会いませんでした。団体のツアーではあまりこちらに来ることはないのでしょうね。


この日の朝、ウィーンを出発する時には厚い雲が立ち込め、小雨が降っていたのが嘘のような青空が広がります。
オーストリアの空は抜けるように青く、爽やかな陽光が降り注いでくるのです。


ワタクシは広場のベンチに座り、のんびりと周囲の風景を眺めます。そんな時間がワタクシは大好きです。
青空を眺めながら「あと何度、海外に旅行に行くことが出来るのかなぁ」とワタクシは考えていました。


体力面ではまだなんの不安も無いのですが、定年退職後は収入も激減するでしょうし、ワタクシは65歳まで年金も出ません。
海外旅行もあと一度か二度しか行くことができないかもしれません。あと10回は行きたいのですがねぇ。

使用したカメラ：2、6、7枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1


普段の生活は出来るだけ質素にして、お金をセコセコと貯めては旅行に行く。
そんな生活を学生時代から今まで、ずっと続けてきたように思います。
私のブログを見て「よく旅行に行くので、裕福な暮らしをされているのですね」と思う方がいるようなのですが、
普段の生活は極めて質素です。旅行に行くためなら、質素倹約は苦にならないんですよ。
とは言え、旅行に行くことが出来るのは幸せなことなのかもしれないですね。


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