よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

停まった時間-大阪府泉佐野市:さの町場

2024年10月16日 | 大阪(大阪市以外)
Sano Machiba, Izumisano City, Osaka Pref.

さてさて、泉佐野市にある「さの町場」と呼ばれる旧市街を訪れたワタクシは、
カメラを手に古い町並みを歩いて行きました。この日(9月7日)も相変わらず強い日差しでした


泉佐野市は大阪市から南海電車で約30分ほどの距離です。しかし、この辺りは今でも蔵や古い町屋が残っています。
この地で廻船業者を営み、江戸時代の長者番付に度々登場した「食野家」が生活していた拠点として繁栄していました


食野家(めしのけ)は江戸時代中期から幕末にかけて泉佐野を拠点として栄えた豪商の一族だそうです。
北前船による廻船業や商業を行うほか、大名貸や御用金などの金融業も行い、巨財を築いたということです


なんともレトロな、昭和30年代生まれのワタクシには懐かしい雰囲気の散髪屋さんがありました。もちろん今も現役です


「泉佐野ふるさと町屋館」という建物がありました。約200年前に新川喜内が醤油問屋を営むために建てた町屋で、
泉佐野市の指定文化財となっています


土間・仏間・座敷・外蔵・内蔵がある館内には、江戸時代中期の生活の様子を伝える展示がされており、
当時の人々の暮らしぶりを窺い知ることができました


この建物の中で落語、茶会などのイベントも行われていたり、建物の貸切利用なども出来るようです


地元のボランティアの方の話を聞きながら、館内を見学しました。ボランティアの方の話というのは楽しいものです


昔懐かしい白黒テレビがありました。ワタクシの実家はワタクシが物心ついた時は、まだ白黒テレビでした。
小学校2年生か3年生の時に、カラーテレビが我が家にやって来たのですが、カラーテレビが家に運び込まれる時は、
なぜか家族全員正座をしてセッティングの様子を見ていたことを記憶しています


古い女性雑誌が置いてありました。右の雑誌の表紙は、一瞬アン・ルイスかと思いましたわ

使用したカメラ:FUJIFILM X-T30


大阪市の中心部から30分ほどの場所に、まるで時間が停まったかのような町並みが残っていることに驚きます。
ただ、私が前回訪れた時に比べて、随分と新しい家屋が増えているなと思い、ボランティアの方に「どうしてですか」と訊いてみたんです。
すると、平成30年に大阪に大被害を与えた台風21号の暴風で、多くの古い家屋が破損したので新築、建て替えをしたのだそうです。
そういえばあの台風で、泉佐野市にある関西国際空港が水没したり、暴風で流されたタンカーが関空連絡橋に衝突したのは、
私たちの記憶にも新しいですよね。



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ポチ♪ (ゆーしょー)
2024-10-16 01:17:39
こんばんは。
この日は散髪店が休みの日だったのですね。
入り口に定休日の札がぶら下がってますね。
泉佐野では何曜日が定休日なのでしょうか。
和歌山では昔からパーマ屋も含め、
月曜日が休みです。
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