荒波‐京都府京丹後市：間人・「かねみつ」

“Kanemitsu”, Taiza, Kyotango City, Kyoto Pref.

さてさて、京丹後市間人（たいざ）にやって来た頃、天候は目まぐるしく変化していました。
日差しが差して来たかと思えば、一転にわかに雲が広がり雨が降ってくる。かと思うと、また日が差してくるという状況で、
お宿の「かねみつ」でお風呂を楽しんだ後は、また冷たい雨が降り始めていました。


本当は夕食前にお宿の周辺を散策しようかと思っていたのですが、雨が降っているのでそういう訳にはいきません。
部屋の大きな窓から外を眺めてみました。目の前には砂方漁港という小さな漁港と冬の日本海が広がっています。


ワタクシが若かった頃、職場の先輩にこの地域出身の方がいました。
その方が「私の故郷では冬になるとね、『弁当忘れても傘忘れるな』という言葉があるんですよ」と話してくれました。
目まぐるしく天候が変わる地域ならではの言葉ですね。


12月末に広島を旅した時、目の前に広がる瀬戸の海はどこまでも穏やかで、水面は鏡のように静かなものでした
こちらの日本海は荒波が打ち寄せ、波の音が聞こえてきます。同じ海でも全く別物ですね。


時刻は午後5：30。西の空が赤く色づいていきます。日に日に日没時間が遅くなっていくことを実感します。


さあ、夕食の時間が近づいてきました。そろそろ食事会場に向かうとしましょうか。
この日の夕食は「カニのフルコース」です。世間ではひな祭りのちらし寿司を食べている頃でしょうが、
我が家の3月3日の夕食は「カニ、かに、蟹」だったんですよ。


おお、カニの姿が見えるじゃないですか。それだけで気分が高揚してきますわ。


ではでは、贅沢なカニ三昧の夕食が始まります。

「かねみつ」…京都府京丹後市丹後町間人4706

使用したカメラ：FUJIFILM X-T30


ズワイガニのうち、山陰地方から近畿地方の日本海側で水揚げされるものを「松葉ガニ」と呼びます。
同じズワイガニでも福井県で水揚げされると「越前ガニ」、石川県だと「加能ガニ」と呼ぶんです。
これ、意外と知らない人が多いんですよね。


ブログランキングに登録しています。こちらをクリックしたいただくと嬉しい限りです。

にほんブログ村