一足早い紅葉を-長野県小谷村：栂池自然園

さてさて、チェコ旅行記もいよいよ最終日が残っているのでありますが
この土日はワタクシは職場の同僚と信州に行ってまいりました。
駆け足でやって来る信州の秋を、ブログを見ていただいている皆さんにはお届けしたいので
ちょっとチェコ旅行記は休ませていただいて、秋の信州を紹介させていただきますね。

先週の金曜日(10月11日)の夜9時、ワタクシと同僚は大阪を出発いたしました。
約6時間半、土曜日(12日)の朝というか夜中というか、午前3時半にワタクシ達は
長野県小谷村の栂池高原に到着いたしました。

それからしばらく仮眠をとろうとしたのですが、この日の信州は放射冷却だったのでしょうね。
とにかく寒い寒い。朝5時頃の気温は０℃になっておりました。
寒さであまり熟睡も出来ないまま、ワタクシ達は７時になるとゴンドラリフトに乗って
栂池自然園へと向かったのでありました。


栂池自然園は北アルプスの麓に広がる標高1900m前後の高層湿原でありまして、
5月中旬は大雪原の雄大な景色、6月中旬には水芭蕉の大群落、夏には数々の高山植物の大群落、そして9月末から10月初旬の見事な紅葉と
手軽に大自然の素晴らしさを楽しめる場所なんですよね。


移動性高気圧に日本列島が覆われたこの日、栂池の空は見事な秋の青空が広がっていました。


ワタクシはけっこうな晴れ男なのでありますが、今回同行した同僚は「恐怖の雨男」と呼ばれる雨男でありまして
ワタクシ、彼と北アルプスに登山した時には台風の暴風雨に見舞われ、秋の志賀高原に行ったときには豪雨による土砂崩れに遭遇し
晩秋の京都府美山に行ったときには地元の人さえ驚く季節外れの雪が降るという、すごい経験をしております。


今回はまさに「晴れ男VS雨男」のどちらか勝つのか期待と不安があったのですが、どうやら晴れ男に軍配があがりそうですな。


地元の方に話を聞くと、今年は一週間ほど紅葉が遅れているそうです。
そのおかげでワタクシ達は栂池自然園の紅葉を楽しむことが出来ました。幸運ですよね。


ただ、紅葉というと一般的に思い浮かべるのはカエデの紅葉だと思うのですが
もちろん標高２０００ｍの山の上にカエデは育ちません。
ここ栂池自然園の紅葉はナナカマドなんですよね。


この後、どんな紅葉に出会えるのか。どんな風景に出会えるのか。ワクワクするワタクシでありました。


ではでは、歩いていくとしましょうか。

使用したカメラ：Canon EOS7D


栂池自然園は今回で4度目になるのですが秋に行くのは初めてでした。
同じ場所でも、季節が違うとずいぶんと印象が違うものなんですよね。
残雪豊かな初夏、高山植物がいっぱいの盛夏も大好きな栂池自然園ですが
絢爛豪華な秋の栂池自然園も魅力がいっぱいでした。


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