松坂城址を歩く-三重県松阪市

Matsusaka City, Mie Pref.

さてさて、三重県松阪市を散策するワタクシ達ですが、松坂城址へとやって来ました。


松坂城は1588年、現在の松阪市北部の独立丘陵に、伊勢湾に面した松ヶ島城に代わる城として
築城の名手である蒲生氏郷が新たに築城したものなんです。


蒲生氏郷は安土城の築城に携わっており、出身地である近江国の最先端の技術集団を使って
安土城とよく似た縄張りや構造を持った城をこの地に造りました。


本丸には安土城に似た天守が建てられていたそうですが、現在は天守は残っていません。
記録によれは1644年に大きな台風が来て、その時に天守は崩壊したそうです。
そして明治時代の廃藩置県によって廃城となってしまいました。


松坂城裏門跡を出た先に石畳の両側に武家屋敷が並んだひときわ目を引く一画があります。
ここは「御城番屋敷」といい、松坂城を警護する「松坂御城番」という役職の武士20人とその家族が住んだ武士の組屋敷です。


今も残る屋敷のうち4軒に今も子孫の方が住まわれ、維持管理を行っています。
現存する江戸時代の武家屋敷でも最大規模を誇る貴重な建造物で、平成16年、国指定重要文化財に指定されました。


そのうちの一軒は内部の見学が可能で、ワタクシ達はいろいろとお話を聞かせていただいたのでした。


時刻も午後4時を過ぎました。そろそろビジネスホテルに戻り、シャワーを浴びて汗を流すことにしました。


そして、ちょっと休憩した後は楽しみな夕食の時間ですな。

使用したカメラ：FUJIFILM X-T30


松阪のような地方都市って、生活するにはちょうどいいかなぁって思うんですよ。
適度な人口があって、インフラも必要なものは十分に揃っています。
一方で大都市ほど過密じゃないし、人がギスギスした感じがありません。
私は地方の人口5万人くらいの町で定年後を過ごしたかったのですが、夢は叶いませんでした。


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