こんにちは🌞
今日も一日良いお天気でしたね。
なんだか、一足早く春がきたように思ってしまいますが、
夕方になるとやはり冬だなーという感じです。
今日のタイトルは病は気から!
これを聞くと、病気も気の持ちようなんていう根性論のお話になることもあるのですが、
鍼灸治療をやっていると、これは本当だなぁと感じることが多いのです。
気の持ちようも当然大切なのですが!
それ以上に、バランスを崩してしまって治療に訪れる方の中で、
治療を進めるにつれて性格まで変わってしまうということは珍しいことではありません。
ひどい鬱状態で、当初治療にいらした方が少しずつ良くなられて、
今では治療室の中で一番大きな声でハツラツとお話をされるなんていうことも
あるのですね。
厳密に言えば、性格が変わったというよりも本来の穏やかな状態に
戻られるということです。
これは、治療を進めるにつれて鬱滞していた気が巡り始めることにより
気持ちが外に向くようになるのです。
どうしても、気持ちが内に向いている時は、気も停滞してしまいます。
そして、気が停滞しているとますます気持ちが塞がることが多いのです。
心身一如と言いますが、東洋医学では心と身体は一つのものとして捉えています。
上記のような症状を、「気滞」や「気鬱」などと呼び我々はそのエネルギーを巡らせるような
治療を行い、なるべく身体を動かしていただくようにお話しさせていただきます。
気分が塞ぎ込んでいる時こそ、身体を動かすことで発散の方向へ気持ちを
切り替えていただきたいのですね。決して安静にしていることばかりが
病気を治す道ではないのです。
その反対に、少し動きすぎているような方には
お休みしていただく必要性についてお話しさせていただきます。
オンオフの切り替えと言いますが、動と静。
陰と陽。いかにバランスを保つかが健康の秘訣と言えるのです。
忙しい現代社会。少し休む余裕を持ってくださいね。