こんにちは。台風14号が勢力を増して近づいていますね。
明日、明後日にかけて東海地方も影響を受けるようです。
心配ですね。。
毎週日曜日は、院長の自伝です。
『まぼろしの まぼろしの不老長寿の薬を求め蓬莱めざして船出した。
『まぼろしの まぼろしの不老長寿の薬を求め蓬莱めざして船出した。
三千人の大ロマン、一つに束ね舵をとる。徐福は秦の夢男。』
これは、演歌歌手鳥羽一郎の「徐福夢男」の一説であります。
私は妻の運転する車に乗って徐福伝説を尋ねて熊野古道に向かった。国道42号
線を走り、那智の滝へ向かう。駐車場に車を止めて滝の前に立つ。水量も多く、
ゴウゴウと音をたてる滝音にしばらく耳を傾けていると滝壷に吸い込まれるよう
だ。那智大社をお参りして参道を下ってくると左手の小さな看板に妻の目がとま
った。『徐福廟』だ。
階段を数十段上がった那智の滝を見下ろす山の傾斜に徐福の功績をたたえるかの
ように中国建築様式の豪華な廟があった。
日本が縄文時代から弥生時代へと変わろうとしていたとき、秦代の中国に呪術
師,祈祷師,薬剤師,占星術・天文学に秀でた徐福という学者がいた。
徐福は始皇帝に,はるか東の海に蓬莱・方丈(ほうじょう)・瀛洲(えいしゅ
う)という三神山があって仙人が住んでいるので不老不死の薬を求めに行きたい
と申し出た。この願いが叶って莫大な資金を費やして、若い男女ら三千人を伴っ
て大船団で旅立つことになりました。このときに農耕技術や、鍼治療が伝えられ
たとも言われています。
徐福伝説にまつわる神社は⛩各地にあるが、私の住む愛知県には、熱田神宮境内に
有る蓬莱山・雲見山と、豊川市小坂井町の莵足(うたり)神社があります。
これは、演歌歌手鳥羽一郎の「徐福夢男」の一説であります。
私は妻の運転する車に乗って徐福伝説を尋ねて熊野古道に向かった。国道42号
線を走り、那智の滝へ向かう。駐車場に車を止めて滝の前に立つ。水量も多く、
ゴウゴウと音をたてる滝音にしばらく耳を傾けていると滝壷に吸い込まれるよう
だ。那智大社をお参りして参道を下ってくると左手の小さな看板に妻の目がとま
った。『徐福廟』だ。
階段を数十段上がった那智の滝を見下ろす山の傾斜に徐福の功績をたたえるかの
ように中国建築様式の豪華な廟があった。
日本が縄文時代から弥生時代へと変わろうとしていたとき、秦代の中国に呪術
師,祈祷師,薬剤師,占星術・天文学に秀でた徐福という学者がいた。
徐福は始皇帝に,はるか東の海に蓬莱・方丈(ほうじょう)・瀛洲(えいしゅ
う)という三神山があって仙人が住んでいるので不老不死の薬を求めに行きたい
と申し出た。この願いが叶って莫大な資金を費やして、若い男女ら三千人を伴っ
て大船団で旅立つことになりました。このときに農耕技術や、鍼治療が伝えられ
たとも言われています。
徐福伝説にまつわる神社は⛩各地にあるが、私の住む愛知県には、熱田神宮境内に
有る蓬莱山・雲見山と、豊川市小坂井町の莵足(うたり)神社があります。
(勿論参拝に行ってきました)
それから二千年あまりの時を越えた現在。 ヒトゲノム解析、あるいはクローン
技術の応用で医学は人の倫理を越えたところで進んでいます。医学研究と医療技
術の発展が人類に画期的な恩恵をもたらしてきたこと、これを否定する人はいないでしょう。
かつて不治の病と言われた難病が、さまざまの医療技術によって克服されてきました。
それから二千年あまりの時を越えた現在。 ヒトゲノム解析、あるいはクローン
技術の応用で医学は人の倫理を越えたところで進んでいます。医学研究と医療技
術の発展が人類に画期的な恩恵をもたらしてきたこと、これを否定する人はいないでしょう。
かつて不治の病と言われた難病が、さまざまの医療技術によって克服されてきました。
そして現在、遺伝子治療やヒトの受精胚を用いて皮膚や臓器を造る再生医
療などの技術開発によって、人類はさらなる「福利」を手に入れようとしていま
す。しかしそこには、自然治癒力や自己免疫力といった東洋医学がもっとも重要
視せねばならない視点が全く軽視されていると言えるのではないだろうか? 病
をもたらすのもヒトであり、それを治すことができるのもヒトであるはずだ。
しかし、生命過程への操作的な介入に踏み込む研究や医療により造られていくで
あろうクローン人間に対して我々古典医学を標榜する鍼灸師はどのような対応をしていくべきだろうか?
療などの技術開発によって、人類はさらなる「福利」を手に入れようとしていま
す。しかしそこには、自然治癒力や自己免疫力といった東洋医学がもっとも重要
視せねばならない視点が全く軽視されていると言えるのではないだろうか? 病
をもたらすのもヒトであり、それを治すことができるのもヒトであるはずだ。
しかし、生命過程への操作的な介入に踏み込む研究や医療により造られていくで
あろうクローン人間に対して我々古典医学を標榜する鍼灸師はどのような対応をしていくべきだろうか?
偉大なる古典医学をひもといても、このような事例は全くなかったはずであります。
二十一世紀に生きる我々は科学の進歩に対する叡智ある判断に日々迫られることになる。
「故きを温めて新しきを知る」先人のすばらしい叡智に学ぶ姿勢を忘れてはいけない。
「故きを温めて新しきを知る」先人のすばらしい叡智に学ぶ姿勢を忘れてはいけない。
次週に続く