こんにちは!
スタッフの石黒です!
今日は先週のブログで少し触れた、
寒邪の影響について書きたいと思います!
今年は11月半ばまで、暖かい日が続きましたね。
暑いといってもよいくらいの日もありました。
しかし、12月に入ってから気温もグッと下がり、寒さが本格的にやってきました。
こんな時、
暖かい時の気分のまま薄着をしたり、
首・手首・足首を晒していると、体は寒邪の影響を受けてしまいます🥶
寒邪が体の中へ入ると、
手足の冷え、悪寒、腰背部の痛み、小便の量や回数が増える、下痢、下腹部の痛み、手足の引きつった痛み、、、、等々
様々な症状を引き起こします。
寒邪とは、読んで字の如く、寒い邪であります。
寒気の中でも体に病を生じさせるもののことを寒邪といいます。
本来、
冬の寒気を受けて生き物は冬眠の時期に入ります。
この時期、生物は深い眠りにつくのですが、
この深い眠りの時期があることにより、
エネルギーを蓄え、次の春の季節に元気に活動することができるのです。
いわば春を迎える準備期間なのです。
ですので、寒気は準備期間に入るため非常に大切なものなのです!
しかし、この寒気が体に悪い影響を及ぼす寒邪となってしまうことがあります。
寒気が寒邪になってしまう原因は、
大きく分けると二つあります。
1つ目は、寒気が強すぎたり、季節にそぐわない寒気にさらされたりするような外に原因がある場合です。
寒気が強すぎるのは言わずもがなですね。
そして夏場の強すぎる冷房!
これは季節にそぐわない寒気になります。
そして2つ目は、
薄着をしたり、冬を汗をかいて体を冷やしたり、体力が落ちていたりするような内に原因がある場合です。
注目していただきたいのが、二つ目の内に原因がある場合です。
同じ寒い場所にいても、寒気を正気として受ける人と、寒邪という外邪で受ける人がいます。
大切なのは自分自身の生命力です!
東洋医学では、このように外邪の影響を受けない体づくりをすることを治療の目的としています。
いわゆる、未病治や治未病と言います。
又「内傷無ければ外邪入らず」とも表現されます。
これが可能なのが鍼灸の魅力です!
是非みなさんも寒気を寒邪としてではなく、
正気として味方につけられるような体作りのために鍼灸はいかがでしょうか?
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