あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

漢方鍼医会の講演

2020-07-12 21:14:00 | ブログ
こんにちは。今日は久しぶりに気持ちよい晴れ間となりましたね!

今日は、漢方鍼医会の講演でした。

私は、30歳で免許を取得してから、37年間鍼の研修に東京まで通いました。東洋はり医学会を経て、
この漢方鍼医会の発足以来、25年ほど在籍し、途中で会長も務めさせていただきました。
まさに、私の鍼灸師としての歴史そのものなのですが、
この本部での講演に機会をいただきましたので、
本日は講演をさせていただきました。

もともと、今年の4月に東京まで行く予定でしたが
新型コロナウイルスの影響で、今日に延期。かつオンライン会議ソフト
「ZOOM」を使用してのオンライン講演となりました。


このように、家内のiPadを借りての講演です。

テーマは「漢方鍼治療と私(経絡治療の原点となる陰主陽従と生気論にこだわり40年)」 

40年にわたり、私がこだわって行ってきた治療についてお話しさせていただきました。

通常の講演と違い、出席されている先生の様子がわからないなかでの講演でしたので
(目の見える先生には、オンラインの画面で多少はわかるようですね)
その場の雰囲気などもわからない感じで、難しいところもありましたが、
最後には質問もいただき、無事に講演を終えることができました。
目が見えないとはいえ、会場で話す時は会場の気を感じるのですが
今日は、それがなかったのがやはりやりにくかったですね。

やはり、気のわからない場所で話すということは難しいですね。

今日は、改めて気の交流の大切さを感じた1日でもありました。



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小児はりについて

2020-07-11 16:54:00 | 健康・病気
こんにちは
スタッフの籔本です🍃

雨が続く毎日ですが、晴れ間にはセミの鳴き声が聞こえて夏らしくなってきましたね🌻

今日は小児はりについてお話ししたいと思います。

小児のはりといっても刺す鍼ではなく、
皮膚に触れて気血の流れを促す、接触鍼と呼ばれるものです。
小児はりに使用する接触鍼には種類が沢山あり、
ローラー鍼・振子鍼ていしん・へら針などがあります。




これらが、当院で使用している小児用の鍼です。

皮膚は内臓の鏡ともいわれ、内臓の皮膚の状態に現れるといわれます。
皮膚を小児はりでやさしく刺激して整えることで内臓や自律神経を整える事が出来ますよ^ ^

小児はりに使用する接触鍼には種類が沢山あるのです。
当院で使用しているものだけですが、画像でご紹介しました。

小児はりの適応症状として代表的なものは、夜泣き、夜尿症、便秘、下痢、喘息、アトピー性皮膚炎、疳の虫(かんしゃく)、食欲不振など。

当院でもお母さんと一緒に受診される
お子さんが多く、お母さんの治療を側で見て慣れている為か、
鍼もお灸もすんなり受け入れてくれるお子さんばかりです☺️
スタッフの顔を覚えてくれて、
ニコニコ笑ってくれるとこちらまで嬉しくなります!

小児はりについての問い合わせやご相談は
お気軽にどうぞ!
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夏の冷え症にご用心

2020-07-10 22:19:00 | 健康・病気
こんにちは。梅雨らしい毎日となっていますね。

九州をはじめとする、豪雨被害に遭われた方へ
心よりお見舞い申し上げます。

梅雨らしく、どんよりとした日が続き、雨も続き☔️
湿度も高く、不快指数が上がっています。
治療院でも、冷やさない程度に冷房をかけていますが、
気温が低く、湿度が高いこのような日に必要以上に冷房などで
冷やすことによって、「夏の冷え」に悩まされる患者さまが
急に増えてまいりました。

本日、治療にお越しいただいた患者さまも、
数日前に「手足だけでなく身体中が冷えて、つらい」と仰っておられましたが、
本日、治療にお越しいただき
「手足がポカポカして、本当に気持ちよく過ごせました。ありがとうございます😊」
とお喜びいただけました。

さて、何故わざわざ「夏の冷え症」と書かせていただいたかと申し上げますと、
冬は寒いことが当たり前で、冷え性の方が辛いのもある意味当たり前なのですね。
ですから、治療もそれほど難しくなく、養生も難しくありません。

しかし、この夏の時期の冷え性は少し厄介です。
暑い時期に、自然ではない冷え方(電力をはじめとするエネルギーで無理に冷やされた空気に
晒されて冷やされることです)をされていますから、どうしても身体の奥のいわゆる芯
(臓腑とお考えいただいてもいいかもしれません)まで冷やされてしまう
ことが多いのです。そして、気温よりも体温よりも低い温度のものを召し上がる機会が一気に増えますね。
今日の画像のアイスクリームも、ほとんどの方が夏の暑い時期に召し上がりますね。
これも、中から身体を冷やす原因の一つです。
冬の寒さに曝されても、夏の冷房のような身体の倦怠感などは出てきません。

東洋医学的には「順」が「逆」かと捉えます。
「順」は「したがう」
「逆」は「さからう」です。

自然に順って(したがって)、あらわれた病症は、従順に治っていきます。
自然に逆らって(さからって)、あらわれた病症は、「強情」で治りにくいのです。
(従順の反対語は強情なのですね)

つまり「夏の冷え性」に悩まされる方は、生活様式にも少し目を向けていただきたいのです。
植物を観察しているとわかりますが、夏の時期は一気に成長し、エネルギーが外に向かいます。
夏のひまわり🌻の、真っ直ぐに太陽に向かって咲く🌞あのエネルギーを
思い出していただきたいのです。夏の終わりには、たくさんの種となりますね。

我々人間も、自然界の一員です。
夏には、しっかりと活動をして汗をかき💦エネルギーを外に出す必要があるのです。
冷房なども使わずにいて、それでも冷え性で悩まれている方は一大事です!
(よほどの虚弱体質の方でもなければそんなことは稀ですが)

夏の冷え、に悩まれされている方のほとんどが
「過度の冷房」や「運動不足」に起因しています。

空調に関しましては、ご自身では調整のできない場合も多々あると思います。
ただ、身体をしっかりと動かすことは工夫次第でできると思います。
様々な事情で、これらが難しいかたは、経絡治療というチカラもございます。
治療といっても、患者さまの本来持っておられる基礎代謝の賦活化になります。
当院の治療は、あくまで患者さまご自身のナオルチカラの手助けにすぎません。

同じ20℃でも、冬ならば温かく感じますし
夏ならば、とても涼しく感じます。
これは、私達の体の持つ「順応力」なのですね。

ここ数日、「冷え」に悩まれる患者さまが増えてまいりましたので
少しだけお話しさせていただきました。

先ずは、「汗をかく」ことを思い出してくださいね。
そして、それでもなかなか難しい時に「鍼灸」の選択肢も思い出していただけると嬉しいです。




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肩こりは万病のもと

2020-07-09 22:40:00 | 健康・病気
こんにちは😃
すっきりしないお天気が続いています。
来週まで、ずっと晴れ間がみえないようですね。
湿度も高く、憂鬱な毎日が続いていますね。

さて、本日1月以来おみえになっていなかった患者さまが
半年ぶりに治療にお越しいただくことになりました。

主訴は肩こり、首こりと胃腸症状。
とにかく、肩と首が凝り(この症状で長年お越しいただいておりました)
ここしばらくずっと、食欲がなく、無理に食べることができても
もどしてしまうこともあったとか。
私も難解な古典文献を読んでいると、肩が凝ります!

早速、治療をさせていただくと首から肩から、鎖骨にかけて
もう鉛のようにガチガチでした。

お話を伺うと、新型コロナウイルスの影響で🦠
治療に来ることを控えておられたそうですが、首凝り肩こりが
あまりに辛いとのことで駆け込んでこられました🤗

首こり肩こりの原因は、患者さまのお仕事内容やストレスなど
様々な要因がございますが、ここ最近からの胃腸症状は胃腸そのもの
の不調からくるものではなく、この首凝り肩こりからくるものでした。

首や鎖骨周囲には、様々な神経が多数通っています。
首や肩の凝り=血行不良による筋肉の硬直から招く末梢神経の圧迫です。
筋肉の硬直によって、姿勢も悪くなり内臓を圧迫したりすることもございます。
東洋医学的には、鎖骨周辺には心肺が位置しており、
この2つが全身にエネルギーを巡らせる役割をしています。
この心肺の巡りも悪くなりますから、全身症状につながっていくのですね。

どうしても、首が凝ってしまうと前傾姿勢になりやすくなり、胃腸症状が出やすくなるのですね。


本日、久しぶりに治療を受けていただき
元気にお帰りいただきました!

他にも、頑固な頭痛、眼精疲労、胸の痛みや呼吸苦、更年期様症状など
様々な病症に繋がっています。

たかが肩こり、されど肩こりなのですね。

当院では、新型コロナウイルス🦠感染対策を万全に行い
患者さまの治療にあたらせていただいています。

様々な症状が出る前にぜひ、治療にお越しくださいね。
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服薬中の患者さまへのお願い

2020-07-08 22:10:00 | 健康・病気
こんにちは。昨夜はひどい降りでしたね☔️
雨音で目が覚めたという患者さまが、とても多い1日でした。

私も、明け方の降り方に驚き目が覚めました。
今日の画像は、今朝早くの名古屋駅の画像です。
大量の雨が横殴りで降っており、一時的とはいえ怖かったですね。
みなさま、ご無事でしたか?

九州の豪雨被害に遭われた方へ、心よりお見舞い申し上げます。

さて、服薬されている患者さまへのお願いです。

最近は、当院でも一定年齢以上の患者さまの多くの方が、
何かしらの投薬治療を受けておられることが多く見受けられます。
どのような治療を受けておられる患者さまでも、もちろん
鍼灸治療を受けていただくことはできますが、
「お薬を飲んでいる」ことや「どんなお薬を飲んでいるか」
ということは、教えていただきたいのです。
最近多くの方が飲んでおられる「サプリメント」も同様です。
自然界にあるものではありませんので、やはり影響されることがございます。

私どものおこなっている「脈診流 経絡治療」では、
患者さまの脈を拝見することで、身体の中の気血津液の状態や
五臓六腑の様子を診断の手がかりとしていますが、
どんなお薬であっても、この脈の状態に影響を及ぼします。

よくあるお話で
「何か薬を飲んでおられますか💊?」とお尋ねすると
「薬は飲んでいません」

とおっしゃる患者さまの中に、どうしてもお薬による影響を感じる時に
「病院の薬だけじゃなく、例えば市販薬なども全く飲んでおられませんか?」
とお尋ねすると、
「血圧の薬なら、飲んでいますが、あれは薬のうちに入りませんが関係ありますか?」
と答えられる患者さまが、珍しいわけでもないのです。

長年飲んでおられることや、軽い薬ですから大丈夫です🙆‍♂️と言われていることも
あるようですが、薬には必ず作用があり、必ず脈状に影響を与えています。
脈状にということは、患者様のお体に影響があるということです。

これをふまえた上での治療が必要になるのですが、
こればかりは患者様からのお申し出が必要なのですね。

病があっての、脈状なのか
薬の影響があってに脈状なのか

によって、治療が全く変わって参ります。
より早い治療効果を上げるために、是非ともお知らせいただきたい情報です。

西洋薬だけではなく、漢方薬も含めてお伝えいただけると幸いです。

詳しくわからない場合でも、「血圧の薬」や「コレステロールの薬」
などでも結構です。
できるかぎり、教えていただけると助かります。
薬によっては、喉が乾きやすいものや食欲に影響されやすい薬などもございます。

そのあたりを踏まえた上での、養生のご提案もしやすくなるのです。
是非とも、ご協力いただけますようお願いいたします🥺

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