「文在寅ケア」に本腰 「医療費の心配ない国つくる」=韓国 (2017.8.9 朝鮮日報)


【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9日、エステや美容整形などを除く全ての治療に健康保険を適用することを柱とする「健康保険保障強化策」を発表し、「2022年までに全ての国民が医療費を心配しなくていい国、いかなる病気でも安心して治療を受けられる国をつくっていく」との目標を掲げた。

 医療費上昇の主因とされる保険適用外の診療を大幅に減らすため、いわゆる「文在寅ケア」を本格化させた格好となる。

文政権はこのため、22年までに30兆6000億ウォン(約2兆9600億円)を投入する方針だ。

 ただ、健康保険料が上昇する恐れがあるとの指摘も多く、財源問題を巡る激しい攻防が繰り広げられそうだ。

 文大統領は「患者の負担が大きい選択診療(混合診療)、上級病室(差額支払いが必要な病室)、介護を段階的に解決する」と表明。「特診費」と呼ばれる選択診療制を18年に廃止するとした。

4人部屋以上にしか健康保険が適用されない病室入院料は18年後半から2~3部屋にも適用する。

また、介護の負担を軽減するため、保護者や介護者がいなくても看護師が介護をする「看護介護統合サービス」の提供病床数を22年までに現行の2万3460床から10万床に拡大することにした。

 文大統領は「高額な医療費のため、家計が破たんすることがないようにする」として、来年から医療費の自己負担上限額を大幅に引き下げ、引き下げの恩恵を受ける患者を現在の70万人から22年までに190万人になるよう取り組む方針を示した。 (抜粋)


平成29年度の国家予算、97兆4753億円のうち、社会保障費は32兆4735億円。国家予算の33%です。
 
20年前の国家予算は78兆5332億円で社会費消費は17兆4347億円。20年間でおよそ19兆円の予算が増えましたが、そのうち15兆円を社会保障費が占めているのですね。

社会費消費を拡充したい日本共産党と不要な社会保障費を削減したい自民党。こんな構図があったりします。
 
例えば、外国人に対する生活保護をうちきりたいのに、日本共産党はそれを阻止しようとする。
 
外国人留学生には手厚い無償の奨学金を用意しますが、それを削減して日本人学生に回すのも阻止している。
 
自己責任のAIDSの医療費を自己負担にできないのも、昨年、元アナウンサーが人工透析に関する問題提起をした際に、彼を潰そうとしたのもそう。

おおっと、思わず奨学金を社会保障費に入れてしまいましたが、この社会保障費ってホント、伏魔殿のようなのです。なぜかというと、左派の本質は社会保障が彼らの存在意義でもあるからですね。


南朝鮮における左派筆頭のお月様。そんな彼が政権をにぎったのですから、社会保障費はうなぎ上りに上昇していくでしょう、という記事がこれです。


南朝鮮の2017年度予算が400兆7000億ウォン

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このうち130兆ウォンが社会保障費。すでに国家予算の32%を社会保障費が占めており、超高齢化社会の日本並みに社会保障費がかかっている国と言えます。
 
南朝鮮は人口オーナスが始まったばかりの国。それにもかかわらず、社会保障費が膨らみ、しかも、今後、さらに増やそうというのですね。

実は、社会保障費って削りやすそうに見えてなかなか削れない項目でもあります。
 
それを今度、どうやって上昇を抑えられるのか、そこが南朝鮮財政を立て直す際の要点と言えそうです。
 
まぁ、公務員を増やし、医療費も激増する。こんなんで国の運営なんてできそうにないのですけどね。

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