相反する問題が目立ちます。ああ矛盾・・・・
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- 日本では無派閥を公言する菅が、二階などの派閥の支持で自民総裁候補になり得た矛盾。
- 韓半島や九州では洪水被害があるのに、米カリフォルニア州では山火事の被害という矛盾。
- 韓国では、ガタガタの経済なのに、文在寅が「経済は持ち直している」と乖離の矛盾。
- 韓国では、文在寅が「左派を放置しながら右派親日派を摘発」する矛盾。
- フィリピンでは、ドゥテルテが新しい仕事を与えないまま「超法規的殺人」で麻薬撲滅運動を続ける矛盾。
- 中国では、習近平が「汚職を使い汚職を撲滅」とするお笑いの矛盾。
- 米国では、州兵導入をちらつかせ再選を狙いながら「米国」を分断する矛盾。
「さだまさし」の歌と「ユーミン」の歌が奇妙に上下し、他の歌手と違っている矛盾・・・・これは関係なかったか(笑)。
「矛盾」一般です。
いろいろな知識を持っていると言うのは、様々な利害関係でがんじがらめになっていることを意味する。そう言う頭脳では自由奔放なことを考えるのは困難であろう。:P.28 外山滋比古「知的創造のヒント」講談社現代新書
知識がないと創造できないのですが、知識過多だと創造を妨げる、という矛盾です。
要は「偏った知識が多いほうが、創造という点では無理ですが、珍重される」のでしょうか。
分かりやすく言えば、「悩み」を見せない軽薄なトランプのほうが、希少価値があるのでしょうか。
ソ連で作品を出版出来ず、KGBとの問題もかかえていた作家がアメリカに行って、自分の思うとおりに書き、それを出版することもできるようになった。
しかしその作品を読んでみようという人は誰一人としていなかった。故国ソ連では、少なくともKGBの人だけでも、作品を読む人がいた。:P.107 ロイス・フィッシャー=ルーゲ「ソ連市民200人との対話」平凡社
不自由なソ連では熱心に監視するKGBという読者がいましたが、自由な米国では好き勝手に出版できたのに読者は全くいなかったようで、これが最大の矛盾。
給料が少ないときに、バットをたくさん折って給料がバット代に消えていた。力がつき有名になると、バット製造会社からたくさん寄付される。どうして当時もらえなかったのか? :門田博光(南海ホークス→オリックス→福岡ダイエー→引退) TV談 1993
無名打者のうちはたくさん折ったバット代が給料から消えていき、有名になりバットを折ることが少なくなるほど慣れてくるとバットの寄付が増えてくる、というのも大きな矛盾です。
本人からすれば、バット代が無視できない給料と、無視できる給料、の矛盾に見えるのでしょう。
自ら分別を持たぬと考えることは、それ自体矛盾を含む命題である。 P.102 モンテーニュ「エセー(四)」岩波文庫
それぞれの人たちは、それなりに「分別をもつ人間だ」というするのが常識なんでしょうが、それが「ウソをつき通すと、いつの間にか大きな矛盾を含むようになる」のです。
共産国(旧ソ連ロシアや中国)・儒教国(中国~朝鮮半島)の悲哀が伝わってきます。
特に新型禍の報告でも、中国や北朝鮮にそれが見られますね。
特有の「信頼のなさ」の原因はこんなところにあり、短期ならいざ知らず、中長期の矛盾にも平気な国があるのすね。
さてさて、皆様はどう思われますか。