誰にも醜聞があります。たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。
ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。疑惑を感じた方は、リンクをたどってくださいね。
『日本人拉致にかかわったお陰で総理になれた安倍』
5月の終わりに、意外なニュースが一つありました。北朝鮮が拉致被害者問題の再調査を表明したのです。事案が事案で、相手(北)が相手なだけに、どこからどこまで信じていいのかはわかりません。・・・・
ですが、韓国側の反応はそうでもありませんでした。韓国はこの件で日本が何かの成果を得ることを警戒している雰囲気です。
日本と北朝鮮の(拉致被害者関連での)合意に、韓国側は「裏切られた」「日本の勝手な行動に韓国もアメリカも困っている」などと、ずいぶんと慌ただしい反応を見せました。
親中路線へのシフトが加速している韓国ですが、こういう時には「韓米日同盟」という言葉が付き物です。韓国は北朝鮮の核兵器こそが重要事案で、そのためには日本が今回の件で成果を得ることは「邪魔」だと思っているという側面もあります。ですが、それは表向きの理由にすぎません。
2014年5月31日の「東亜日報」は、この件をもう少し「率直に」書いています。
- 『もし安倍総理が北朝鮮から横田めぐみさんを連れてくることができれば、彼の政権は盤石となるだろう。彼はそんな夢を見ている』と。
結局は「極右」政権(韓国ではそういうことになっています)である安倍政権の支持率が上がることが嫌なだけ、ということです。
同じ日付の、朝鮮日報の記事も併せて紹介します。『日本人拉致にかかわったお陰で総理になれた安倍』という記事です。気になる部分だけ引用しますと、
- 『安倍は拉致問題を高度な政治問題と仕上げた』
- 『政治に安倍がいたなら、マスコミには右翼の産経新聞があった。産経は安倍を持ち上げ、拉致を公式に認め、北朝鮮を強く非難し、「北朝鮮バッシング」に乗り出した』
- 『安倍と産経の拉致事件ドライブは、植民地支配と侵略戦争の「加害者」に分類された日本の国際的イメージを「被害者」に変身させる成果を得た』。
やはり、それが気に入らなかっただけのようです。
同じく、韓国にも北朝鮮による拉致被害者は存在しますし、その数は日本の比ではないと言われています。でも、そんなことはどうでもいいみたいです。
「反」日が優先します。何がどうなっても日本に良いことがあるのが嫌なのです。・・・・
ここまで書いて、もうおわかりでしょう。日本は、永遠に韓国の「ナム」です。「反」なのです。日本がどこにいようと、韓国はその「反」です。たとえ同じ被害を受けた事案であっても、韓国は日本の「反」に存在します。
:P.164-167 シンシアリー「韓国人による沈韓論」扶桑社2014年9月22日初版第3刷発行
日本人拉致問題についての韓国の反応ですが、これは1年前の本ですから、北朝鮮による「再調査」が最新のニュースになっています。
決して
安倍の取る道の総てがいいとは思わない私ですが、超右翼国家である韓国が安倍政権で日本が極右化したとするのが「ヤクザが総会屋を批判する」ような落語にみえ、実におもしろい(笑)。
そして「誰が・何が日本を右傾化したか」について思索するなどあり得ないのですが、もちろんお宅たち中国・韓国が諸悪の根源なのですよ(大笑)。
中国や韓国が「人の話を聞く」など普通の国家になるなら
まぁそんなことはあり得ないでしょうが、安倍の取る道は限られてくるでしょう。
しかし世界中でもっとも日本を嫌う中国・韓国が今のままである限り、日本の他の政党ではリベラルを装いすぎるが故に「中国・韓国の言いなりになってしまう」と考える人が多く、日本では安倍自民党が政権を取り続けることでしょう。←ただし自民党は大勝しすぎ勇み足も多い
韓国は
都合のいいときには親中路線を、また別の都合のいいときには親米路線を、という瀬戸際政策〔Brinkmanship〕を続けています。
北朝鮮は
都合のいいときには親中路線を、また別の都合のいいときには親ロ路線を、という瀬戸際政策〔Brinkmanship〕を続けています。
ブリンクマンとは言っても、
ブリンクマン指数〔Brinkman index〕
1日の喫煙本数に喫煙年数を乗じた数値。この値が400以上になると肺癌発生の危険性が増すとされる。:weblio
とは何の関係もありませんが、それでも親中路線・親露路線・親米路線を気分に応じて使い分けていると、
1年間の親▲路線声明の回数×年数 ≧ 400
となると肺がん発生の危険性が増すと思われます(大笑)。この場合の「がん」とは、もちろん韓国あるいは北朝鮮の崩壊を意味します。
瀬戸際政策をとり続ける朝鮮半島の両国に共通しているのは、ともに中国が相手ということ。そしてその中国は、もちろん言論弾圧・一党独裁国家で
自分が口汚くののしってきたソ連の修正主義以上の経済開放を進めていて、もう落語の世界ですね(笑)。
韓国が、一体どんな時に「親米路線」を装い、またどんな時に「親中路線」を装うかと言えば・・・・・・
韓国が親米路線を唱えるのは
- 北朝鮮との関係では、韓国が率先するべきであり、日本であってはならない、という信念から、拉致問題で日本が得をするのではないかと反感をもった時。
- 駐韓国米大使が襲撃された時。
- 北朝鮮が韓国との国境近くでちょっかいを出したのに呼応して韓米共同軍事演習をする時。
- 近い将来韓国がTPPに参加表明をする時。
韓国が親中路線を唱えるのは
- AIIB交渉への参加を表明した時。
- 延期されたとはいえ継続している韓中FTA交渉の時。
- 米国が「日韓は話し合うべきだ」などと韓国の行き過ぎをたしなめようとした時。
- 中国が「尖閣諸島は神聖なる中国固有の領土だ」と表明したのに先行したのは韓国の竹島占領だったと認識する時。〔中国はやがて、ハワイは国際法上中国固有の領土であるとか、月は神聖なる中国固有の領土、と言い始めるか(大笑)〕
いずれも
韓国が感情に振り回され、自らがリーダーシップをもっていると錯覚している瀬戸際外交でした。朝鮮半島は2000年以上前からそうなんですね(笑)。
見方を変えると、これは
共産圏の周辺にある緩衝地帯(バッファ地域)では大いにあり得ることで、現在のウクライナでも、国内が親EU派と親露派に別れているようです。
また時代をさかのぼれば、旧ソ連時代にも共産圏とヨーロッパ圏の境目という緩衝地帯(その多くは今ではEUに加盟)があり、今まさに韓国や北朝鮮の朝鮮半島がその緩衝地帯の役割を演じているのでした。
現在、まだ共産主義の悪夢から覚めていないロシアでは、犠牲者であるウクライナやベラルーシなどの緩衝地帯を必要としています。ロシアの独善性が直接EUと衝突しないための苦肉の策なのでした。
さて拉致問題で
韓国は、日本が先走って有利な位置を占めるのではないかと焦っているという状況は、韓国に住んでみないと分らないことなので、韓国在住の韓国人であるシンシアリーの意見はとても貴重です。
しかしご存じの通り北朝鮮による拉致問題は
その後、1年を経過しても再調査は進まず、うやむやになりそうです。
予想されたことですが
北朝鮮としては、できそうにない・あり得ない「口約束」をして、少しでも有利に交渉を進めようとし、その途中で「約束」を果たせない口実としてイチャモンを見つける、これが北朝鮮の伝統的な手法。
これが「友好ムードを醸し出したように見せかけた途端に態度が一変する」北朝鮮の深層心理でした。
もともと北朝鮮では、独裁弾圧の金王朝存続が前提条件で言動を繰り返しており、この点でもともと独裁弾圧の中国共産党存続が前提条件で言動を繰り返している中国と、ほぼ同じ仕組みでした。
ただし、北朝鮮は愚直にだまし、中国はカラスのようにずる賢くだます、という違いはありますが(大笑)。
そのイチャモンは
もちろんでっち上げであり、最初から約束する意図がない、のはあきらかですね。
要するに
- だましたほうが「賢くて立派な人」
- だまされたほうが「アホ」
という朝鮮半島での処世訓が
しっかりと守られているのでした。これに儒教精神が加われば、もう、ドラえもんにポケット、アトムにエネルギー、野茂にフォーク、田中将大にスプリット、鬼に金棒!
韓国や中国では
人間の拉致・誘拐・失踪などは日常的なことであり、特にさわぐほどのことではない
という前提があるので、安倍晋三が拉致問題のおかげで総理になれた、としています。確かにりっぱな視野狭窄症・視野欠損症です。
しかし普通の国では
人間の拉致・誘拐・失踪は異常なこと
なのであり、早急に解決しなければならない重大な人権問題なのです。
慰安婦問題が人権問題であるとしながら、自国にある無数の人権問題を放置しているため、まったく説得力がないのですね。
あり得ないかも知れませんが、もしも韓国で、
人権意識が少しでも芽生えると仮定するならば、自国の拉致問題をもっと真剣に取り扱うでしょうし、「拉致問題のおかげで安倍が総理になれた」などとはいえないでしょう。
日本人の中で安倍の手法に批判的な人でさえ、「拉致問題のおかげで安倍が総理になれた」とは言わないでしょう。
しかし
韓国では国内の人権問題など検討に値せず、反日に役立つ慰安婦の人権問題のほうが大切
なのでした。 きっと韓国では
「北朝鮮による日本人拉致問題の再調査が頓挫」している今「一安心し大変ここちよい状況」
にあるのでしょう。 その証拠としてあげられるのは、何か韓国自身の失態・災害が報じられると、韓国人が
「日本人はこの韓国の不幸を慶んでいることだろう」
と自虐的につぶやくことが多いこと。まさに自分の姿を日本に投影していますね。言い替えるなら
「日本人も韓国人と同じように悪質である」という前提で考える
のですが、そこに自分のみじめさが如実に表われているとは、考えもしません。これは外から観察する人間だけに分ることでした。
韓国人(の一部)が、拉致問題からもわかるように
- 日本の東北震災被害を慶び
- ネパールで布教活動をして現地で馬鹿にされる
これらに何かが共通しているようです。どうやら自分以外の外の世界を見る習慣がないようですね。