帽子より愛を込めて(*^^*)

日々の思い、体験、身近な自然など。少しだけ帽子づくりのこと。

エゴンシーレ展

2023-03-26 09:44:54 | 日記
世紀末のウイーンが生んだ天才画家「エゴンシーレ」
繊細さと大胆さ、過激さや退廃的なムード、若くして夭折した不条理のようなものに若い時は憧れていました。



ナイーブさや新しさ、独創性。今でも印象は変わらない。
でも、昔はほとんど知らなかった彼の風景画。自画像や女性たち、ヌードが思い浮かぶことが多い作家ですが、こんなにも風景を描いていたんですね。
こちらのコーナーでは、写真OKでしたので撮ってきました。


木とは思えないような大胆な構図とデザイン性。







お気に入りの河畔の街。切り取り方が現代風でしょう。



彼は当時世界中で流行っていたスペイン風邪で28歳で命を落とします。今のコロナでもたくさんの人が亡くなっています。何か重なるものを感じます。
私生活も仕事も充実して、まさに絶頂期で亡くなったけれどもう少し生きてほしかった。



色々な人への書簡などを見ると彼もまた詩人でした。
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日本映画「ある男」

2023-03-15 09:20:39 | 日記
「ある男」、昨秋から気にはなっていたのですが、見るのを逸してしまっていましたが、3番館の下高井戸シネマでやっていたので見て来ました。
日本アカデミー賞で8冠ですか?取ったらしいのとサービスデーだったせいか満席の上予備席までいっぱいでした。


監督:石川慶 主演:妻夫木聡 共演:安藤サクラ、窪田正孝ほか

万引き家族もそうだったけど、安藤サクラさんは泣くのが本当にうまいですね!冒頭でいきなり泣くのだけれど観客には理由がわからないというシーン。
静かに泣く。万引き家族は子供のように泣いていたと思うけど。

妻夫木聡さんは、爽やかなイケメンから「悪人」からグッと演技派になりましたね。

今回の私が感心したのは、窪田正孝さんです。ほぼ初見ですが死刑囚の息子(ネタバレでごめん)という難役。優しい面も激しい面も孤独感も十分表現されていたと思います。

「差別」や「疎外感」、「別の人生を生きたい」
深みのある映画でした。

ところで、下高井戸へ行く電車の優先席の前のスペースが楽しいことになってました(都営新宿線)


絵本「ぐるんぱのようちえん」の絵がラッピングされているみたいです。
子どもたちは大喜びでしょうね🎶大人も楽しい♬
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