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「風が吹くとき」は、1986年にイギリスで作られました。
今また再上映中です。
イギリスの田舎で暮らす平凡な老夫婦が主人公です。ある日ラジオから核戦争が迫っていると聞かされ、政府のパンフレットに従って家の中にシェルターを作ります。
玄関や部屋のドアを使いクッションを重しにして。程なく本当に爆弾が炸裂してしまう。シェルターで生き延びた二人だけれど、水道も電気も止まり、雨水を飲んで凌ごうとします。だんだん吐き気と頭痛に悩まされるが「神経だよ!ひどい経験だったから」とあくまで楽観的で政府の救命隊が来てくれることを待ち続けます。
そのうち髪の毛も抜け、黒い斑点が皮膚にも出て死を迎えます。
素朴で愛らしい絵が、より最後の荒廃して何も無くなった世界の描写が衝撃的。
1986年当時は米ソの冷戦時代。核の脅威が叫ばれた時代です。
今現在も核の脅威は無くならず、むしろ増しているのかもしれない。
唯一の被爆国の日本はもっと放射線の恐ろしさを原爆がもたらす壊滅的な被害を訴えてほしいと思う。
そして、核禁止条約の批准を決めてほしいと願います。
原作:レイモンド・ブリッグス(スノーマン、さむがりやのサンタなど)
監督:ジミー・T・ムラカミ(日系2世で従兄弟が長崎の原爆で亡くなっている)
音楽:ロジャー・ウォーターズ(ピンク・フロイド)
主題歌:デビッド・ボウイ
日本語吹替演出:大島渚(デビッド・ボウイとの戦場のメリークリスマスの縁で)
日本語吹替:森繁久彌、加藤治子
今はほとんどの人が鬼籍に入っているが、この映画に寄せた思いは「核廃絶」「平和」だったと思う。
こんにちは!
僕が10歳の時にイギリスで
制作された映画。
すごい!
なぜまた再上映なんでしょうかね😆
>だんちょう... への返信
コメントありがとうございます。
やっぱりロシアの核の脅しやパレスチナの悲惨な状況など世界情勢がきな臭くなっていることと関係があるのかもしれませんね。西側諸国VS中国、ロシアの対立もあるのかも?
だんちょうさん、10歳だったんですね。まだうんとお若い方なのね😍
人類めつぼうの日も近しです⚠
(デビットボウイはこういう作品に協力する人ですよね💎⤴✨ ところでこの二人、老夫婦に見えないくらい若いですね!・・でも死んじゃうのか・・かわいそう⤵⤵)
>人類めつぼうの日も近しです⚠... への返信
昨日、モルモン教徒の人に「人生の目的はなんですか?」と聞かれました。「人生を楽しむこと」と答えましたが、一人では楽しめませんよね。やっぱり他の人のことも気になるし地球のことも気になるし…
ミニクリンちゃんのことも気になるし〜