あとはひたすら帰るだけ

阿波池田を発車した多度津行きは徳島線が分岐する佃を過ぎれば再び山地。もうひとつのスイッチバック駅坪尻に停車するも乗降はなし。ここでも３０秒停車だったのでホームに降り立つことはできず窓から望んだだけ。だけど同じ列車で二か所もスイッチバック駅に停車する列車は、もう日本ではここにしか残っていないような。



終点の多度津は四国の鉄道の要衝と言われた町でＪＲ四国の工場もある。さぞ大きな駅舎だと思っていたらこじんまりとしていて、四国ならこんなものなんだろうなって。松山なんてホームが３つしかないから半分に分けて使っているくらいだから多度津なんて…という感じかな。





しかし駅をまたぐ跨線橋が昔のままの感じでいい。そばには古い給水塔も残っていた。



そして国鉄時代から営業しているであろう職員向けの食堂もあった。かつての鉄道の街にはこういう食堂や理髪店、物資部があったものだ。私も岩見沢の出身だからよく分かる。小学校に上がる前の頃に購買部で特売だからと買い物に行った記憶があり（誰でも利用できた）、ＪＲになってからもアスターというスーパーとして営業していて生鮮品は安かった記憶がある。今でも別の場所に「ジェイアール生鮮市場」で営業していていつも賑わっている。ここの食堂に限れば昔ながらそのもので、車掌のフランキー堺が出てきても不思議じゃない雰囲気がある。折角なので利用したかったが準備中でした。

１５時１０分発の岡山行きに乗って四国を脱出です。



晴天なので瀬戸大橋から望む瀬戸内海はさぞ美しいと思うが、実は児島～宇多津の三角線の左辺は一度も乗ったことが無かったような気が。恐らくそうだ。こちら側は特急がメインで、あとは数少ない琴平・観音寺へ直通する普通列車のみだから、マリンライナーばっかり乗っていたら乗るわけがない。これが本当のＪＲ四国完乗ということでしょうか。児島では２０分も停車するので後続のマリンライナーに乗り換えて岡山へ。あとはひたすら東へ東へ乗り継いで帰宅しました。



途中、姫路でえきそばを食べることは忘れませんでしたよ。

これでＪＲ四国は全部乗ったということになるが、ほかの未乗区間を整理すると次のようになる

・ＪＲ北海道
北海道新幹線（新青森～新函館北斗）
・ＪＲ東日本
仙石線（陸前大塚～陸前小野）
石巻線（浦宿～女川）
常磐線（駒ヶ嶺～浜吉田）
この３区間は復旧にあたりルートが変わったのだから乗り直すべきだろう。
上越線（越後湯沢～ガーラ湯沢）
・ＪＲ東海
東海道本線（大垣～”新垂井”～関ケ原）
・ＪＲ西日本
境線（米子～境港）
小野田線（雀田～長門本山）
・ＪＲ九州
九州新幹線（博多～新八代）
日南線（田吉～志布志）
指宿枕崎線（鹿児島中央～枕崎）

そして忘れちゃいけないのがＪＲ西日本可部線の可部からあき亀山までの復活区間！広島に野球観戦があったらついでに片付けるでしょう。