今夜宿泊するのは釧路駅前の一等地に立っている「ホテルルートイン釧路駅前」。なぜ釧路のような街の駅前一等地にビジネスホテル?って思うかもしれないが市街地の空洞化が著しくて、炭鉱が無くなり北洋漁業が消えて水揚げ日本一といわれた釧路港はもういつの話か。百貨店はすべて無くなり、最後は日本製紙(十條製紙)の工場撤退がとどめを刺したような釧路。おかげで駅前を歩く人など殆どいなくて空地・駐車場ならまだいいが廃墟ビルも多くて問題になっているのが釧路。このホテルの場所もかつてはラルズ、金市館があった場所なんだってね。
「んほー!」
「ポンタ、おまえでぶじゃね?やせたほうがモテルよ」
「んほー!あれはちょっと太り過ぎだよね。耳くたびれているし、ってフレップは?なんでうさぎいるの?」
「どうも、ラッピーです!最近お友達になりました。ポンタくんもビリビリしてみない?」
今夜の宿泊料金は30日前に予約して6,450円。これが大正解でその時は通常料金が7,500円だったのが予約して3日と経たずに9,000円まで高騰し、30日前を過ぎたこともあって7,980円くらいに跳ね上がった。支払いは特約店のJALカードで、公式サイト予約なのでPontaにポイントも貯めてワンドリンクサービスの自販機用コインも貰います。
部屋は程よく温まってました。少し休んでから折角の釧路ですので飲みにゆきましょう。でも観光客が行くような店はどうも、まして有名な炉端焼きの店はすべて時価だという、べらぼうに高くはないと聞くけどちょっとね…。
20時少し前にホテルを出る、やはり歩いている人は…。ホテル真裏にはおでん屋もありどうしようかと悩む。Google口コミは味の評価はよいがちょっと割高というのも目立つ。
数年前に食べたそば屋から最後の客が、20時閉店なので。婆さんがひとりでやっている店でした。それで結局チョイスした店はコチラ!ホテルからは徒歩4~5分。
居酒屋「たきの家」、Google口コミにはとにかく安いとか観光客向けではないと書いてあったがそれがいい。
店先の行灯式メニュー表見ても安くて期待が持てます。ただし店によっては一見客が居づらいなんてこともあるけど…ここはそんな心配はなさそう。先客はひとりで出張客かなと思ったが地元のサラリーマンって感じだな。店主と近隣の日帰り温泉がどうのこうのって話してた。店員はほかにバイトの女の子がひとり。バイト代払ったら店の売り上げ無くなっちゃいそうな感じがするね。
ほんとうに値段が安いね!観光客向けではないメニュー構成も気に入った。まずは瓶ビールを頼むのだがバイトの子は「瓶でよろしいのですか?」と訊く、生ジョッキが普通なんだろうね。だけど瓶ビールを手酌で飲むのがいいしここのビールはアサヒとある。しかし瓶だけはサッポロ、しかもラガー。
サッポロラガー置く店に間違いはありません。中瓶なのが残念ですが。お通しは無しなのもよい。
カウンターに面して焼き台があるので立派な炉端焼きなのかなって。注文したホッケが炙られてゆきます。時々脂が落ちてジューという音が。テレビはNHKが点いている。
まずは冷奴(200円)。なるほど、鰹節でなくて海苔なんだね、このほうが香りと風味があっていいかも。個人的には別に無くてもいいが、定食のおかずとしては食べたくない一品。冷奴は酒のアテですから。豆腐はざっくり木綿なのも評価したい、絹ごしはプリンみたいで。そしたら刺身がカウンター越しに登場。
この内容で900円ですよ!大正解。特段すごいと思わせるネタはないけどいいんです。サーモンはトラウトだろうけどちっとも青臭くない。北海道の出身者としてはごくごくあたりまえのサーモンだけども、三重県のスーパーで買うトラウトサーモンと何が違うのか?マグロは中トロですよ!程よい口どけ感がまたなんとも。繰り返すけどこれで900円、先日大阪天満で599円と安いけど一切れずつしかない刺身盛りよりも遥かにいいです。そしてホッケが焼き上がる。
ホッケもこのサイズで780円安すぎで、和商市場の食堂では半身で980円も取るからね。そいえば去年の稚内では1,000円だったが全くひけをとらない。まずやる儀式は醤油を垂らすこと、三重県のスーパーで売られている羅臼直送のホッケ(沼津の業者が加工)はスポンジのようにずぶずぶ吸ってしまうがこれは…
醤油が弾いた!!
ホッケとはこうあるべきだと思うのが私の持論です。ここで店主が手が空いたのでどこから来ました?と訊いてくるので三重県から、でも元々は岩見沢で、さっき話してた温泉の会話は分かるよと(先客は帰って店内は私だけ)。やっぱり北海道の刺身は美味しくて、マックスバリュや生協で売っている盛合せでも旨さが断然に違うよ。三重県のはそこまで旨くないよと、いい魚は東京か大阪へ行ってしまうから地元にはそんなに残らない(と”阪神湯浅の師匠”を勝手に名乗る、向かいの魚屋の倅である同僚は言う)と言うとそんなことないでしょうと。
北海道の人はこれが当たり前だと思っているんですよ、東京でも大阪でもいいから行ったときにスーパーで刺身買ってホテルの部屋で食べてみな、なにこれ…と絶対に思うだろうから。味にも値段にも。
だけど店主は三重県が分かってない様子で「でもそうはいっても内海に面していい魚は揚がるでしょう」というので伊勢湾の話かなと思って聞いていると「瀬戸内海に面しているものね」と。瀬戸内海は違いますよと言うとえ、そうなんですかと。そして釧路にどうやって来たかと訊くので今朝飛行機でというと羽田からですねと。たしかに釧路空港には羽田便しか道外便はないが…ピーチは廃止になったし。中部、名古屋からですねというと「名古屋、名古屋近いんですか?」と言ったのでやはり知らない、というか三重県なんて北海道ではその程度の認知度なんでしょうね。そして釧路にはどういった理由で、鶴、鶴を見に来たんでしょう!って言うけど鶴ねえ…。一度も興味持ったことないね。
釧路って道東のゲートシティーでホテルが多いから泊まるだけの人も大勢いると思うけどなあ、稚内や根室なら目的地としてきたんだろうと想像されて当然だけど。そもそも釧路は観光地とは言い難く、幣舞橋と和商市場くらいしか街中に観光客が行くような場所がない。
熱燗に切り替えてついでに小エビの唐揚げ(250円)、小エビにしてはなかなか大きくてよろしい。ここでガラッと扉が空き「まだやってた、よかった」と忘年会から流れて来たような3人組。ひとりは完全に常連でしたね。なにを頼むのかと思ったらポテトフライに串焼き3本ずつ、刺身は食べようかなんて。地元の人ならそうなりますよね。
私はそろそろ会計、メニュー表見る限りでは3,100円。消費税は別とあるので…店主は「3,400円で」。端数カットしたんですね、とにかくこれだけ飲んで喰って3,400円は安すぎます。再訪大ありですよココ。ほかなら5,000円はくだらないかも。
戻る途中でセコマに。セコマにはいいアテがたくさん並ぶ。
ホテルに戻ってからは地下にある大浴場へ、冷えた体に熱めの湯は心地よく。
部屋で二次会です。ふきと油揚げの炒めというのがなんとも嬉しいものです。北海道離れてわかるセコマの凄さ。
国内旅行ランキング
「んほー!」
「ポンタ、おまえでぶじゃね?やせたほうがモテルよ」
「んほー!あれはちょっと太り過ぎだよね。耳くたびれているし、ってフレップは?なんでうさぎいるの?」
「どうも、ラッピーです!最近お友達になりました。ポンタくんもビリビリしてみない?」
今夜の宿泊料金は30日前に予約して6,450円。これが大正解でその時は通常料金が7,500円だったのが予約して3日と経たずに9,000円まで高騰し、30日前を過ぎたこともあって7,980円くらいに跳ね上がった。支払いは特約店のJALカードで、公式サイト予約なのでPontaにポイントも貯めてワンドリンクサービスの自販機用コインも貰います。
部屋は程よく温まってました。少し休んでから折角の釧路ですので飲みにゆきましょう。でも観光客が行くような店はどうも、まして有名な炉端焼きの店はすべて時価だという、べらぼうに高くはないと聞くけどちょっとね…。
20時少し前にホテルを出る、やはり歩いている人は…。ホテル真裏にはおでん屋もありどうしようかと悩む。Google口コミは味の評価はよいがちょっと割高というのも目立つ。
数年前に食べたそば屋から最後の客が、20時閉店なので。婆さんがひとりでやっている店でした。それで結局チョイスした店はコチラ!ホテルからは徒歩4~5分。
居酒屋「たきの家」、Google口コミにはとにかく安いとか観光客向けではないと書いてあったがそれがいい。
店先の行灯式メニュー表見ても安くて期待が持てます。ただし店によっては一見客が居づらいなんてこともあるけど…ここはそんな心配はなさそう。先客はひとりで出張客かなと思ったが地元のサラリーマンって感じだな。店主と近隣の日帰り温泉がどうのこうのって話してた。店員はほかにバイトの女の子がひとり。バイト代払ったら店の売り上げ無くなっちゃいそうな感じがするね。
ほんとうに値段が安いね!観光客向けではないメニュー構成も気に入った。まずは瓶ビールを頼むのだがバイトの子は「瓶でよろしいのですか?」と訊く、生ジョッキが普通なんだろうね。だけど瓶ビールを手酌で飲むのがいいしここのビールはアサヒとある。しかし瓶だけはサッポロ、しかもラガー。
サッポロラガー置く店に間違いはありません。中瓶なのが残念ですが。お通しは無しなのもよい。
カウンターに面して焼き台があるので立派な炉端焼きなのかなって。注文したホッケが炙られてゆきます。時々脂が落ちてジューという音が。テレビはNHKが点いている。
まずは冷奴(200円)。なるほど、鰹節でなくて海苔なんだね、このほうが香りと風味があっていいかも。個人的には別に無くてもいいが、定食のおかずとしては食べたくない一品。冷奴は酒のアテですから。豆腐はざっくり木綿なのも評価したい、絹ごしはプリンみたいで。そしたら刺身がカウンター越しに登場。
この内容で900円ですよ!大正解。特段すごいと思わせるネタはないけどいいんです。サーモンはトラウトだろうけどちっとも青臭くない。北海道の出身者としてはごくごくあたりまえのサーモンだけども、三重県のスーパーで買うトラウトサーモンと何が違うのか?マグロは中トロですよ!程よい口どけ感がまたなんとも。繰り返すけどこれで900円、先日大阪天満で599円と安いけど一切れずつしかない刺身盛りよりも遥かにいいです。そしてホッケが焼き上がる。
ホッケもこのサイズで780円安すぎで、和商市場の食堂では半身で980円も取るからね。そいえば去年の稚内では1,000円だったが全くひけをとらない。まずやる儀式は醤油を垂らすこと、三重県のスーパーで売られている羅臼直送のホッケ(沼津の業者が加工)はスポンジのようにずぶずぶ吸ってしまうがこれは…
醤油が弾いた!!
ホッケとはこうあるべきだと思うのが私の持論です。ここで店主が手が空いたのでどこから来ました?と訊いてくるので三重県から、でも元々は岩見沢で、さっき話してた温泉の会話は分かるよと(先客は帰って店内は私だけ)。やっぱり北海道の刺身は美味しくて、マックスバリュや生協で売っている盛合せでも旨さが断然に違うよ。三重県のはそこまで旨くないよと、いい魚は東京か大阪へ行ってしまうから地元にはそんなに残らない(と”阪神湯浅の師匠”を勝手に名乗る、向かいの魚屋の倅である同僚は言う)と言うとそんなことないでしょうと。
北海道の人はこれが当たり前だと思っているんですよ、東京でも大阪でもいいから行ったときにスーパーで刺身買ってホテルの部屋で食べてみな、なにこれ…と絶対に思うだろうから。味にも値段にも。
だけど店主は三重県が分かってない様子で「でもそうはいっても内海に面していい魚は揚がるでしょう」というので伊勢湾の話かなと思って聞いていると「瀬戸内海に面しているものね」と。瀬戸内海は違いますよと言うとえ、そうなんですかと。そして釧路にどうやって来たかと訊くので今朝飛行機でというと羽田からですねと。たしかに釧路空港には羽田便しか道外便はないが…ピーチは廃止になったし。中部、名古屋からですねというと「名古屋、名古屋近いんですか?」と言ったのでやはり知らない、というか三重県なんて北海道ではその程度の認知度なんでしょうね。そして釧路にはどういった理由で、鶴、鶴を見に来たんでしょう!って言うけど鶴ねえ…。一度も興味持ったことないね。
釧路って道東のゲートシティーでホテルが多いから泊まるだけの人も大勢いると思うけどなあ、稚内や根室なら目的地としてきたんだろうと想像されて当然だけど。そもそも釧路は観光地とは言い難く、幣舞橋と和商市場くらいしか街中に観光客が行くような場所がない。
熱燗に切り替えてついでに小エビの唐揚げ(250円)、小エビにしてはなかなか大きくてよろしい。ここでガラッと扉が空き「まだやってた、よかった」と忘年会から流れて来たような3人組。ひとりは完全に常連でしたね。なにを頼むのかと思ったらポテトフライに串焼き3本ずつ、刺身は食べようかなんて。地元の人ならそうなりますよね。
私はそろそろ会計、メニュー表見る限りでは3,100円。消費税は別とあるので…店主は「3,400円で」。端数カットしたんですね、とにかくこれだけ飲んで喰って3,400円は安すぎます。再訪大ありですよココ。ほかなら5,000円はくだらないかも。
戻る途中でセコマに。セコマにはいいアテがたくさん並ぶ。
ホテルに戻ってからは地下にある大浴場へ、冷えた体に熱めの湯は心地よく。
部屋で二次会です。ふきと油揚げの炒めというのがなんとも嬉しいものです。北海道離れてわかるセコマの凄さ。
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