PAN8月号1ページ
あまりにも遅いですが、資料の提供ということで・・・
改憲勢力敗北(7/21参院選)、尚も改憲狙う安倍政権を許さない
7月21日の参院選結果を見て、皆さんはどのような感想をお持ちでしょうか? |
安倍首相は、改憲を参院選の大きな柱に据えながら、改憲かどうかを争点にするのではなく、姑息にも「改憲論議をするかどうか」に争点をずらしました。しかし、結果は、改憲勢力は参議院で改憲発議に必要な2/3をとることができませんでした。
自民党は、改選議席を10議席下回り、比例得票数も230万票も減らしています。安倍忖度メディアは「過半数を制した」と報道していますが、意識的に論点をずらしているのです。
争点となった沖縄(辺野古新基地建設強行)・秋田(総額6,000億円以上かかるイージスアショアのずさんな配備計画)・新潟(安倍政権の腐敗ぶりを象徴する忖度発言)始め、滋賀など1人区において、10人が与党を破って勝利しました。政策面を含む野党共闘が成立した成果です。安倍政権が決して支持されているわけではありません。
問題は、ならばなぜ安倍政権を打倒するまで追い込めなかったのか、という点です。 |
大阪では、現職の改憲反対候補(共産党)が落選してしまいました。
まずは、近年にない低投票率です。前回の参院選から比べると6ポイントも下回る48.80%。何と24年ぶりに50%を切りました。これは一面では安倍政権が狙っていたこと。事前のメディア報道は、与党が過半数を超える予測であることを繰り返し報道し、アキラメ感を広げました。消費増税が既定事実であるかのような宣伝もしました。
トランプのとんでもない政策と真正面から抗議し闘い、中間選挙で躍進したDSA(アメリカ民主的社会主義者)のメンバーが来日し、7月27日28日とシンポジウムが開かれました
(2019ZENKO in東京)。民主党左派サンダースとその支持者たちは、“メディケア・フォー・オール”(すべての人の公的医療保険制度)、“カレッジ・フォー・オール”(学生教育ローン債務帳消し)を掲げて、多くの市民・若者を組織しています。
現状を変えるための大胆な発想と政策こそが、今こそ求められるのではないでしょうか。 |
今回の参院選で初めて登場した「れいわ新選組」は、改憲阻止を政策に掲げていないが、消費税廃止、奨学金チャラを訴え、支持を集めました。多くの市民にとっては、その政策は新鮮に映ったことでしょう。
私たち自身にも新たな行動提起が求められていると思います。国政では改憲勢力2/3確保のために、安倍政権は国民民主党に改憲論議に加わるように秋波を送っています。安倍側近萩生田幹事長代行が、改憲のために衆院議長をクビにせよと訴えています。
米国とイランの緊張激化はイラン核合意からの米国の一歩的離脱と経済制裁などトランプ政権に原因があります。この緊張激化を利用した「有志連合」はイランに対する軍事的な包囲網に他なりません。米国は日本に「有志連合」参加を求めていますが、私たちは、イラン戦争するな、「有志連合」反対、自衛隊を派兵するな、と声をあげていきましょう。
昨年の地震以降、利用できない状態になっている中央公民館の建て替え問題も注視が必要です。
9月1日(日)にお好み焼きパーティーを催します。ぜひご参加ください。
●次回トークカフェ(昼食会) 9月1日(日)1200~寝屋川 平和と市民自治の会事務所
具材は各自持ち寄り、11時頃から準備します。どなたでも参加できます。
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