春がおとずれ華やかなピンクの桜色が終わると落ち着いた藤の紫色が思いだされ
先日は野田ふじを訪ね今日は奈良の春日大社へやって来ました。
ゴールデンウィークの初日、人混みを避けようと6時起きで出発のかいあって近鉄奈良駅に9時半到着ヤッター!
現在の自然界では滅多に出会えない希少植物「ムラサキ」 この草の根の色素が原料「紫根染め」
紫色に染めた衣装は古来より高貴な者にだけ許された衣装だそうですよ・・・
萬葉集にも度々詠まれた高貴な色の花、藤をゆっくり散策しながら見ていこう
それにしてもカメラを入れた背中のリュックがやけに重い、先輩のアドバイスで望遠レンズも持参したせいかな~
春日大社の社紋「下り藤」、とても大切にされた藤を鑑賞するために出来た萬葉植物園は20品種・約200本
立ち木作りなので藤棚のように見上げなくても目線で鑑賞できるので車椅子のお婆ちゃんも嬉しそうですね~
早咲きの開花から遅咲きが終わるまで、たった2週間しかありません10時近くになるとドンドン人が増えてきましたよ・・・
自然と一体化していて御神木に逞しく自生している藤は初めて見ました
純白の「白甲比丹」 独特の匂いがします「麝香藤」
「黒龍藤」
「昭和紅藤」
水面に届きそうに垂れ下がる「白花支那藤」が綺麗です。カメラ歴1年生なので水面に映る藤は、まだまだムリ
せせらぎに渡した竹の橋を覆い隠すように水面に垂れ下がる「九尺藤」
ふと気が付くと大根の花が可愛く咲いていました
この植物園は萬葉集にしたためた約300種の草木が季節ごとに花を咲かせ、ひっそりと佇んでいます
その中には滅んで行こうとしている貴重な植物もあるそうですよ「カタクリ」や「ムラサキ」にも会いたいな~
庶民の花、大根はどんな和歌に詠まれたのでしょうか?興味しんしん・・・
時間と追いかけっこの毎日を忘れ、ゆったり過ごせたのは深い自然が残っているからかな?また来よう春日野の地へ