母がお世話になっている介護施設では毎年、大阪城でお花見です
歩行が困難な人も車椅子で全員で出かけます。
私たち家族は大阪歴史博物館の前で観光バスで到着する母たちを迎えます
数年前までは家族も一緒にバスに乗りましたが、だんだん車椅子の台数が増え
2台の観光バスはぎゅうぎゅう詰めになり現地集合のスタイルになりました
母の車椅子を押し、大阪城の二の丸庭園を目指して歩き出すと
ああぁ~やっぱり1週間早いお花見行事だったので桜は蕾です
大阪城の門をくぐり抜けいつも見上げる大きな桜の木を観て
母はがっかりしたのか蕾ばかりの桜を頻りに指をさします
きっと昨年の満開の桜を思い浮かべているのでしょうね~
庭園の端の方でチョット休憩で温かいコーヒーを飲みながらふと見ると
サンシュユの木が目に飛び込んできました別名「春黄金花」ハルコガネバナ
宮崎出身の母が「♪庭のサンシュ~の木・・・(^^♪」稗つき節を
楽しそうに口ずさみながら家事をしていたことを思い出しました
大きくなって分かったのですが歌詞に出てくる「サンシュ」はミカン科の山椒
「サンショウ」のことで、なまって「ウ」がなくなったのでしょうか?
難しいことはさて置き、歌の好きな母がいつも何かを口ずさみながら
バタバタしているそんな姿に私は何となく、落ち着きをもらいました
今年は母のリクエストでお弁当は巻き寿司で口に入りやすく細巻きです
美味しいおいしいとよく食べて「朝早くから手間なことやったね」と
蕾の桜のがっかりは、すっかり忘れ上機嫌
来年も大阪城のお花見にお弁当持って来ようね・・