晩秋の嵐山に写真クラブの仲間が誘ってくれました
京都市右京区にある染色工房「嵐山祐斎亭」で秋のライトアップが
行われていて、水を張った観賞用テーブル「水鏡」に紅葉が映り込み
幻想的な光景の撮影が体験できるとワクワクと受付で予約券を提示!
奥の座敷は作家の川端康成が小説「山の音」を執筆したことで知られているが
なにしろ明治時代に建てられた築150年の元料理旅館は木造建築独特の
歴史を感じる重厚な薄暗さドキドキしながら奥の座敷に入った瞬間
庭園の紅葉が「水鏡」にパット広がるリフレクション・・もう興奮状態です
ライトアップの最終日とあって沢山の人が押し寄せ30分ごとの受付です
テーブルの前の撮影所要時間7~8分で勉強不足の私には難易度が高~い
嵐山の渡月橋を渡り祐斎亭までの道のり久々の桂川の流れが美しかった~
祐斎亭は20年前に染色作家の奥田祐斎さんが譲り受けられ独自の染色技法
「夢こうろ染」を生み出す染色アートギャラリーでお勉強中の若者の姿もありました
嵐山といえば天龍寺ですが今回は立ち寄らず天龍寺を左手に道なりに行くと
江戸時代に宍人村の庄屋を勤めていた「旧小林家住宅」に出会いました
昭和54~57年に移築復元され農家建築の重量な資料があり京都府指定文化財です
可愛いカフェも点在していて春は桜の穴場ですよ~と人力車のお兄さんの説明ゲット!
そこから数分歩くと「宝厳院」というこじんまりしたお寺があり午後4時でお寺が閉まり
その日が紅葉散策の見納めらしく門が少し閉まりかけでしたがチラッと覗くと
何と鮮やかなグラデーションにため息をもらし・・
つい大阪の「おばちゃん」が出て「門の中に一歩だけ入ってシャッターを切っていいですか?」
気が付いたら一歩どころか十歩は入っていましたね~恥ずかしい
今年、最後の紅葉をカメラに収めることができて幸せです
誘ってくれた仲間に有難うと写真に出会えた感謝も大きく膨らみました