人だけが…

神を持てるとは、今日の通勤時間に呼んでいた本、この↓ガンダム ユニコーンでキーになる言葉です。
また、人は古代において地球という厳しい環境で、また、文明が発達してからも、その苦しさや辛さから「神」なるもの、絶対的な力、というものを必要とした。
確かに、私達はある時は宗教的な神、ある時は国王や国家（権力）といった絶対的と（自分たちが信じたい）その時々で都合の良い何かに寄り掛かって生きてきたと言えるかも知れません。

続いて、宇宙に飛び出す時代にいたって、人は超越者としての神に別れを告げ、「内なる神」＝より高みに近づこうとする心との対話によって、自らを律するようにならねばならないとこの小説では説きます。
多くの書物で、言葉を変え、表現を変えて、独立した人はそうあらねばならないと語られていますが、果たしてどれだけの人が成し得ているでしょう？
少なくとも、私にはまだまだ遠い道のりだなぁと、独りため息を付きました。

ラプラスの亡霊　機動戦士ガンダムＵＣ（５） (角川文庫) 福井　晴敏 角川書店(角川グループパブリッシング) このアイテムの詳細を見る