🌸🌸衆知の経営🌸🌸
仕事というのは「創造」の世界です。
お客様からいただいた対価以上の価値を
お客さまが見いだしていけば、世の中はどんどんよくなっていきます。
そういった意味で、
仕事をお引き受けきたら、
「何を価値として対価以上のものをお客さまに差し上げられるか」を考えなくてはいけません。
これは会社全体でもそうですが、働いている人も一人ひとりが報酬以上の仕事をすれば、「創造」の世界にいることになります。
これは、幸之助さんの基本的な「生成発展」の考え方に根ざしています。
生成発展の本質は、昭和47年に発表された「人間を考えるー新しい人間観の提唱ー」で詳しく述べられています。
ー・ー・ー・ー
「宇宙に存在するすべてのものは、つねに生成し、たええず発展する。
万物は日に新であり、生成発展は自然の理法である。
人間には、この宇宙の働きに順応しつつ万物を支配する力が、その本性として与えられている。
人間は、絶えず生成発展する宇宙に君臨し、宇宙にひそむ偉大なる力を開発し、
万物に与えられたるそれぞれの本質を見出しながら、
これを生かし活用することによって、物心一如の真の繁栄を生み出すことができるのである。
かかる人間の特性は、自然の理法によって与えられた天命である。
この天命が与えられているために、人間は万物の王者となり、その支配者となる。
すなわち人間は、この天命に基づいて善悪を判断し、是非を定め、いっさいのものの存在理由を明らかにする。
そしてなにものもかかる人間の判断を否定することはできない。
まことに人間は崇高にして偉大な存在である。
(中略)
すなわち、人間の偉大さは、個々の知恵、個々の力ではこれを十分に発揮することができない。
古今東西の先哲諸聖をはじめ幾多の人々の知恵が、
自由に、何のさまたげも受けずして高められつつ融合されていくとき、
その時々の総和の知恵は、衆知となって天命を生かすのである。
まさに衆知こそ、自然の理法をひらく共同生活の上に具現せしめ、
人間の天命を発揮させる最大の力である。
まこに人間は崇高にして偉大な存在である。
お互いにこの人間の偉大さを悟り、その天命を自覚し、
衆知を高めつつ生成発展の大業を営まなければならない。
長久なる人間の使命は、この天命を自覚実践することにある。
この使命の意義を明らかにし、その達成を期せんがため、
ここに新しい人間観を提唱するものである」
ー・ー・ー・ー
幸之助さんは、宇宙の原理について、専門家を交えて徹底的に考えられました。
その結果、宇宙万物を支える大きな理法にのっとり、人間が繁栄していくことを讃えています。
いただいたものを、さらに大きくして社会に返していくのが人間の役目であり、
いつまでも続いていく人類全体の幸福であるということです。
十をもらって十返すだけだと、世の中はよくなっていかない。
十もらったら、十一。
十一もらったら十二を返す。
それを重ねていくことで少しずつ、世の中はよくなっていくというのが「生成発展」です。
相手の幸せが自分の幸せになっていくことを考えたら、
自然と「生成発展」に行き着くはず。
成功したければ、もらった以上のものを奉仕する。
これで社会も自分も成長し、幸せになるのです。
一方、私の師匠、藤本幸邦老師は、
「十をあげたら十二を欲しいと言う人には、八しかあげたくない。
でも、ハで結構です、と言う人には十二をあげたくなる。
それが人情だ」
と解かれました。
差し上げるものは多く、もらうほうは、ほどほどの気持ちが大切ですね。
(「松下幸之助 パワーワード」より)
仕事というのは「創造」の世界です。
お客様からいただいた対価以上の価値を
お客さまが見いだしていけば、世の中はどんどんよくなっていきます。
そういった意味で、
仕事をお引き受けきたら、
「何を価値として対価以上のものをお客さまに差し上げられるか」を考えなくてはいけません。
これは会社全体でもそうですが、働いている人も一人ひとりが報酬以上の仕事をすれば、「創造」の世界にいることになります。
これは、幸之助さんの基本的な「生成発展」の考え方に根ざしています。
生成発展の本質は、昭和47年に発表された「人間を考えるー新しい人間観の提唱ー」で詳しく述べられています。
ー・ー・ー・ー
「宇宙に存在するすべてのものは、つねに生成し、たええず発展する。
万物は日に新であり、生成発展は自然の理法である。
人間には、この宇宙の働きに順応しつつ万物を支配する力が、その本性として与えられている。
人間は、絶えず生成発展する宇宙に君臨し、宇宙にひそむ偉大なる力を開発し、
万物に与えられたるそれぞれの本質を見出しながら、
これを生かし活用することによって、物心一如の真の繁栄を生み出すことができるのである。
かかる人間の特性は、自然の理法によって与えられた天命である。
この天命が与えられているために、人間は万物の王者となり、その支配者となる。
すなわち人間は、この天命に基づいて善悪を判断し、是非を定め、いっさいのものの存在理由を明らかにする。
そしてなにものもかかる人間の判断を否定することはできない。
まことに人間は崇高にして偉大な存在である。
(中略)
すなわち、人間の偉大さは、個々の知恵、個々の力ではこれを十分に発揮することができない。
古今東西の先哲諸聖をはじめ幾多の人々の知恵が、
自由に、何のさまたげも受けずして高められつつ融合されていくとき、
その時々の総和の知恵は、衆知となって天命を生かすのである。
まさに衆知こそ、自然の理法をひらく共同生活の上に具現せしめ、
人間の天命を発揮させる最大の力である。
まこに人間は崇高にして偉大な存在である。
お互いにこの人間の偉大さを悟り、その天命を自覚し、
衆知を高めつつ生成発展の大業を営まなければならない。
長久なる人間の使命は、この天命を自覚実践することにある。
この使命の意義を明らかにし、その達成を期せんがため、
ここに新しい人間観を提唱するものである」
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幸之助さんは、宇宙の原理について、専門家を交えて徹底的に考えられました。
その結果、宇宙万物を支える大きな理法にのっとり、人間が繁栄していくことを讃えています。
いただいたものを、さらに大きくして社会に返していくのが人間の役目であり、
いつまでも続いていく人類全体の幸福であるということです。
十をもらって十返すだけだと、世の中はよくなっていかない。
十もらったら、十一。
十一もらったら十二を返す。
それを重ねていくことで少しずつ、世の中はよくなっていくというのが「生成発展」です。
相手の幸せが自分の幸せになっていくことを考えたら、
自然と「生成発展」に行き着くはず。
成功したければ、もらった以上のものを奉仕する。
これで社会も自分も成長し、幸せになるのです。
一方、私の師匠、藤本幸邦老師は、
「十をあげたら十二を欲しいと言う人には、八しかあげたくない。
でも、ハで結構です、と言う人には十二をあげたくなる。
それが人情だ」
と解かれました。
差し上げるものは多く、もらうほうは、ほどほどの気持ちが大切ですね。
(「松下幸之助 パワーワード」より)
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