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お金のシーズ

2016-06-04 17:13:32 | お話
💰💰お金の「シーズ」💰💰


22歳位から始めた宝石販売が、あるときからすごく売れるようになりました。

私は「いのちの脳」と呼んでいるのですが、

無意識のうちにそこに働きかけていたことに気づきました。

たとえばこんなふうに話しました。

「奥さん、娘さんに何か残すか考えていますか?

洋服や着物は時代で流行が変わります。

その点、宝石は古臭くなりません。

何億年もの歴史をかけてできたものですし」

「これをお母さんは大事に指にはめ、お母さんがいずれ亡くなったときには娘さんが形見として、またその指を受け継ぐ」

「『あら、きれいな指輪ね』と誰かに言われたら、『これはうちのお母さんの形見なんです』と、その度にお母さんの名前を出し、

お母さんに言われたことや愛されたことを思い出すのです」

「つまりこれは単なる指輪じゃなくて、

お母さんの愛そのものです。

そうやって代々形見が受け継がれていくって、

こんなにいい物はないと思いませんか」と。

私はそれを全力で、汗びっしょりになりながらお客様に一生懸命説明するのです。

お客様は、その話を聞きながら涙を流したりしてくれました。

地方に販売に行く話をすると、自分の友達を集めてくれる人まで出てきました。

お客様の役に立つことを考え、価値ある商品であることを伝えれば、

お客様は喜んでお金を払ってくださるし、

自分の大切な友だちまで紹介してくれたりするのです。

売るこちら側も、そのお客様がうれしそうにしていらっしゃる姿を見ると、

「お役に立ててよかった」と思うし、

お金も入ってきますから、やりがいも感じます。


誰しもお金とは切っても切れない人生を送っていますが、

そのお金の観点から世の中を見てみると

いろんな面白さが見えてきます。

たとえば、表に顕在化してきた欲求のことを「ニーズ」といいますが、

さらに、その奥には隠れている潜在的な欲求があるのです。

それが「シーズ(たね)」です。

お金を何に使うかは人によってそれぞれ違います。

ただそれを一言で言うとすれば
「自分にとって価値があるもの」
です。

女性だと化粧品とか服とか、
男性だったら車とか旅行とか、家かもしれません。

とにかく自分が1番価値があると思うものに人はお金を使うのです。

たとえば末期ガンで「余命数ヶ月」と告知された人なら、

命が助かることと引き換えであれば、
それがいくらであろうと喜んで払おうとすることでしょう。

しかもその上、それで命が助かれば、その人は「ありがとう」と感謝の言葉まできっと言うはずです。

つまりその「シーズ」をうまく探り出し、

価値あるものを提供できる商売をすれば、

誰もが多くのお金を手にできるということです。

お金はどんなに大切に持っていっても

あの世に行ったら、すべて

「単なる紙切れ」で、価値がなくなりますから、

お客様は、きっと、潜在的に

「お金を使いたい」と思っているはずなのです。


(「みやざき中央新聞」佐藤康行さんより)

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