盤側記（比較的真面目な日記です）

　9月16日（金）から日本経済新聞に朝吹真理子氏の将棋観戦記の連載が始まった。
　新聞を毎日読んでいるという人でも、将棋欄はほとんど見ないであろう。実際私も、将棋欄の隣にあるにもかかわらず囲碁の欄は見たことがない。それは技術的な解説が入るからである。将棋を多少知っている私ですら、将棋欄に符号がたくさん並んでいると、将棋欄すら読む気がしなくなる。
　しかし、朝吹氏の観戦記は「盤側記」とでも呼ぶべきで、2人の棋士が対峙している様子を克明に、時には主観を交えながら記録している。
　大体において、（へぼアマなら下手すれば3分で終わる）一局の将棋を、12時間以上かけて指すという棋士の生態は、畏敬の念を抱かせるものである。そういう「畏敬の念」を抱いて書かれた文章というのが将棋欄、囲碁欄にはあまりに少なすぎるというのが私の不満であった。今回の朝吹氏の盤側記が名観戦記となるのかどうかは1週間後にならないとわからないが、とりあえず期待して読んでみたい。

　ところで、私が知っている中で、最高の名観戦記はこれ。

　あれから十年。私が古稀（こき）をむかえたごとく、谷川の上にも十年の歳月が流れた。それは大震災に遇い、一時は無冠にもなった歳月である。
　
　この一節だけでしびれる。たとえ読者が「谷川」とは誰だか分からないとしても、「谷川」氏がたどってきた十年というものに思いをはせずにはいられない、そんな名文だと私は思う。

一番観たい舞台

　ある方から、「チケットぴあのプレミアム会員の方はいませんか？」との呼びかけがネット上に。
　私は無駄にプレミアム会員なのです。。。
　その旨伝えたら、下谷万年町物語観たいって。

　唐十郎の芝居は花園神社とかに見に行った。蜷川の舞台は結構観た。でも、正直私の性には合わなかった（笑）。ただし、蜷川と藤原竜也の相性は抜群である。藤原竜也が出る蜷川作品だったら観てみたいなあ。しかも、ひげめがね永遠のアイドル宮沢りえも出るし！！！私はりえちゃん大好きだが、まだ女優やってるのは信じられない（笑）。タレント、芸能人としてはいいが、りえちゃんは俳優かぁ？まあ、最近全然見てないので、すっごいいい舞台女優になってるのかもしれないが。

　私が大学で演劇専修の学生だったころ、演劇界は野田秀樹と鴻上尚史が神みたいなものだった。そして平田オリザは普通のおっさん（笑）。あ、ひげめがねはミーハーだったのれす。そういう意味では第三舞台は私にとっての青春みたいなもので、最後の公演は観てみたいが、ああいう、笑わせて泣かせて、考えさせるという、いわゆる娯楽の王道のような舞台は１人で観ても面白くない。いま、「第三舞台観に行こう！」と言って、一緒に行ってくれる人は私の周りには……。あ、もしひげめがねと一緒でも第三舞台観てみたいという人がいれば、プレミアム会員権限を行使します（笑）。

　ちなみに私が今、舞台で観てみたいのは、尾上菊之助の出てる歌舞伎。私が観てた頃は本当に下手だった（すいません。十数年前の話です）が、今や女形のエースとのこと！さすが寺島しのぶの弟！！（←なんかほめ方おかしい？）。

信濃グランセローズ

　今日は昼にＡＣ長野パルセイロの試合を見に行こうとしたが、あまりの暑さに断念。その代わり、ナイターの信濃グランセローズの試合を観戦に行った。
　ＢＣリーグができて数年が経つが、見に行くのは初めて。だって弱かったんだもん（涙）。
　でも、今年は初めて優勝のチャンス！！


　ナイターなので、観戦には最適の気候。




　仲秋の名月目前、カクテル光線との相性が良かった。




　試合は5対2で勝利！！3連勝です！両チーム合わせて20安打だったが、相手のホームラン1本を除いてすべてシングルヒット。
　だからこそ、ホームランの放物線が美しかった！自軍であればもっと良かったけど…。
　やはり、打球音とか、ミットに収まる音とか、生でしか感じられない音を聞くと、幸福な気分になった。また行こう！

上田ショッピングセンター考

　今日はお休みだったので久々にショッピングした。
　買いたかったものは次の３つ。

・めがね…ひげめがねの必需品。予備としての購入なので、できるだけファッショナブルなものを所望。
・バッグ…７年使っているのでファスナーが壊れた。
・BODYWILD…履き心地が抜群なので、少し多めに用意しておこうかと。

　なかなかショッピングセンターに行く機会はないので、休みなのに定期券を使ってわざわざ上田に行ってみた。でも、休み気分だと車窓の光景も違ったものに見える。今日は大変暑かったが、空はやっぱり秋の空になりつつあることを実感しながら上田駅に到着。

　まず、徒歩でアリオ上田（イトーヨーカドー系ショッピングセンター）に。上田駅から６００メートルなのだが、暑いので汗びっしょりで店内へ。
　初めてセンター内をゆっくり歩いた。基本的にひげめがねは専門店街を歩くのは好きなのだが、なんかイマイチ。若向けなショップの横に落ち着いたショップがあるなど、ちぐはぐな印象。やはり、ある程度の統一性というのは重要なのだと実感。
　購買意欲がなくなって、また炎天下を歩いて上田駅へ。そして、自分の車（普段上田駅においてある）でイオン上田ショッピングセンターに移動。
　イオン内を歩いていると、自分の好きなショップがたくさんあることに気付いた。専門店街も比較的統一感もあり、買い物したいという気分になる。これはひげめがね個人の感想ではないようで、ひげめがねの両親も同じ感想だし、ほかの人からも同意見を聞いたことがある。
　めがねはオンデーズで運転用とPC閲覧用の２本を調達。ファッショナブルなうえリーズナブルで大変満足。
　バッグはJALのものを購入。前々職の義理を果たした（←わかる人にしかわからないネタ）。というのは半分冗談で、気に入ったバッグがたまたまJALのものだった。
　BODYWILDはたまたま20%オフキャンペーン中！
　大変満足な買い物であった。

結論：イオンに一日の長。やはり全体を俯瞰した戦略は重要だ。

私が自虐的になった理由

　ひげめがねはいじめられっ子だったので、自虐的な気（け）は昔からあったような気がするが、さらにその傾向に拍車をかけたことがあったのかもしれない。そう考えさせられるようなことが昨日あった。

　昨日、面接があった。面接官側で。思えばひげめがねも偉くなったものよのう。
　その時に、人事部長から面接者に対し「あなたはまじめすぎるように見受けられるが、この職場は特殊なので、あまり考え込みすぎないように」というアドバイスがあった。
　あー、そうだよなあ。一般社会から考えれば、この業種の人の言ってることを真に受けすぎると、すぐ精神疾患を発症しそう(笑）。
　私もこのブログからは考えられないほどまじめ（とまわりに言われる。本人にその認識はないが）なので、スタッフの言葉をそのまま受け入れないための逃避行動として、より自虐的になったのかもしれないなあ、そう思わされた。
　だからと言って、入職してくる人を自虐的にしてしまうのは罪が重いだろうか？ほんとはもっと別のところに考えるべきことがあるような気がするが…。