セイタカアワダチソウ(キク科・11月2日撮影)
空き地管理の天敵セイタカアワダチソウ。
ところが何気なくファインダーを覗いてみると
「きれいやん!」
北アメリカ原産ですが元々園芸用に導入されたと言う説もあり、蜜源にするため養蜂家が広めたとも言われているとか。
先入観なしに見れば明るいイメージのきれいな花です。(げんきん!)
虫媒花なので花粉症の原因だと言うのは濡れ衣。
他の植物の成長を邪魔する化学物質を出して空き地を独占しますが、
この物質は自分にも効くので、茂りきってしまうと自分で自分の成長を妨げてしまい、
また地中の養分を使い切ってしまって小型化し、
最近はススキなどに押されているそうです。たしかに。
写真に撮ったものもかなり可愛いサイズで、これくらいでぽつぽつと咲いている分には素直に楽しむ気になれます。
帰化植物の多くがこうして日本化の風景になじんでいったのかもしれません。
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