フォッフォッフォッ(やめなさい)
前にブレスレットについては書きました。
ほんとに初めて見た時は衝撃的でした。前の写真はちょっと赤っぽく写ってるので取り直し。まあこの色はあちきの技術では再現できないのだけど。
で、あまり出回ってないし、タンブルや原石もその時は探せなかったしで、「人工物」ではないかと疑ったものでした。
その後、五反田さんで、原石を売っているのを見つけ、購入。ほお、人工物ではなかったのね、と一安心したのでした。
ところがこの原石、なんというか、ぱさぱさで粉っぽい。粉が飛んで喘息になりそうなくらい。色はいいのだけど。
なんか見るたびに少しもやもやしていた。
で、ある日、一大決心。「磨こう」。
けっこうでかい石で、飛び出しているところがある。そこをぽこっと割って、失敗した時の予備の「ミニ標本」にした。
まず、粗い紙やすりでばかばか削った。あちこちに穴があるので、それを小さくしようとするとかなりそぎ落とさなければならない。けれど、石自体はすごく柔らかい。ごりごりと削った。
3分の2くらいになったところで、細かめの紙やすり、そして仕上げはお馴染みピカール。
じゃーん。大変身。つるつるぴっかぴか。あ、頭を気にしている人、ごめんなさい。(逆効果じゃい)
まだ所々穴があるけど、それはご愛敬。
樹脂なんか浸ませなくてもこれだけになるんだ、と感心。ブレスレットのほうも、別に樹脂浸けではないのでしょう。
「ミニ標本」と並べて。
淡い藤色。ラベンダーよりは赤いけれどこの写真は少し赤く出すぎ。
ブレスレットより薄い色だけど、これもまた美しい。
まあ、ちゃんとした石で何より。
もう少し人気が出てもいいのになあと思うのです。