黄色つづき。
前にもちらと書いたけど、『宝石と岩石の大図鑑』(翻訳本)に「メキシコ産で鮮やかな黄色のアパタイトがあったのだけどあまりに人気が出て掘り尽くされた」とあったので、へえ、どんなんだろうと思っていた。mindat フォトギャラリーのアパタイトにもメキシコ産はない。
そしたらクリスタルワールド御徒町さんのサイトにイエロー・アパタイトが出ていて、「Mercado Mine Durango Mexico この鉱山は美しい結晶を沢山産する事で有名でしたが現在は閉山したらしく、今後入手が難しくなるかもしれません」とあった。おやおやと思ってポチろうかと思ったけど、ちょっと色が薄いのでヤフオクを探したら、鉱山名はないけどドゥランゴ産とあって何かキラキラするのが出ていたのでポチってみた。(ぐだぐだw)
黄色はちいと薄い。かすかに緑を帯びているようにも見える。
けど、中が虹色に輝く。
イエロー・アパタイトのつもりがイエロー・レインボー・アパタイトになってしまった。インクルージョンのせいかクラックのせいかは老眼なのでよくわからない。
イエロー・アパタイトはパキスタンとかマダガスカルとかでもあるらしい。むちゃ高価なルースがヤフオクにも出ている。ものすごい黄色ガンガンかというと、そうでもない。やっぱ黄色というのはなかなか難しい色ですね。
ところで、mindat には「カザフスタン産のアパタイトの中には、日光下では黄色味を帯びた緑が白熱灯下ではピンク・オレンジに変わる“アレクサンドライト効果”を見せるものもある」と書かれている。
こやつはどうかとやってみた。
はは、妖しい色。これはアレクサンドライト効果=カラーチェンジですかね。それとも単なる反射?w
思ったほどの黄色さではなかったけど、面白い、美しい石です。