前記事でベトナム産シンギング・クォーツを上げたけど、パーフェクトストーンさんはけっこうベトナムが得意みたいで、どっか相当山の奥まで行ったという報告ツイートを見たことがある。
インドシナ半島はユーラシア・プレートの南東端にあって南中国サブプレート、インドシナ・サブプレート、スンダ・サブプレートがぶつかる地域。半島東側のベトナムは南中国(揚子)地塊とインドシナ(コントム)地塊の衝突域で、北部には後期古生代に生まれたバリスカン造山地域がある。とのこと。要するにけっこう複雑な地質ということだ。(結論がものすごくいい加減w)
メコン・デルタや稲作で平地の印象があるけど、実は日本と同じく山だらけ。南北に異常に長く、南と北では言語も文化もやや異なるというのも日本に似ている。
でパフェさんはそのベトナムからいろんな石を掘って来る。(掘っては来んて)
あちきもアクアマリン、サファイアなんかを買っている。
でこれはイェンバイ産のアメジスト&クォーツ。
長辺9センチとけっこうでかくて、えらく迫力がある。何というのかな、エネルギーの強さのようなものを感じる。
最初わからなかったのだけど、これ白クォーツがアメジストにぶっ刺さっている。つか白を包むように紫が形成されたというのが正しいか。
一見無粋な塊のようだけれど、表面は繊細。
こういうの、何と言うのですかね。エレスチャルとかジャカレーとかスケルタルとか、定義がはっきりしない形容詞が多くてよくわからん。素直に言えば「階段状晶面」ですかね。それがあちこちにあって、眺め回していると楽しい。
淡く澄んだアメジストが突き出ている姿もいい。
室内だと色が鈍いのだけど太陽光だと変身シンデレラ。
ベトナムというのは石の産地としてはあんまり有名ではない感じ。インドシナにはモゴックを擁するミャンマーがあるし。でもこれからいろいろと出てくるのかもしれませんね。
おまけ。ベトナムの石たち。スピネル、アクアマリン、サファイア。