作って遊ぼう&学校の応援

 小学校でオモチャを身近な材料で作っています。また、最近プログラミングで学校支援アプリを制作しています。

紙飛行機づくり教室プリントができました。ツバメ紙飛行機

2023-06-06 11:48:58 | 作って遊ぼう教室
 紙飛行機づくり教室の最終(第4弾)プリントのツバメ紙飛行機です。絵を見てお分かりと思いますが、チョッと変わった作り方です。子どもの時の印象ですが「お兄さんの紙飛行機」という感じで低学年のときには憧れの紙飛行機でした。折り方もそうですが、指でちぎって仕上げるところが難しいと感じていました。でも教わってみればそれほどでもありません。いつでも作って遊んでばっかりでしたから技能も他の子どもに比べたら身に付いていたのかもしれません。

 これが作り方のプリントです。このプリントをポチっとタップするとPDFファイルがダウンロードできます。開いて見ると鮮明ですし拡大することもできます。保存していつでも見ることができます。自由に活用してください。


 これでは小さくて見えにくいので、順番に拡大して説明していきます。

① まずA5用紙を縦長に置いてください。
② 折目を付けてもらいますが、表現として“山折りを青線”、“谷折りを赤線”で表現することにします。谷折りと山折りは用紙を裏返すと逆になります。また、折った折目は谷折りですから、山折りを作るには用紙を裏返して折って谷折りを作り、それを裏返すと山折りになります。
③ このような折目を付けてください。


 12が谷折り34が山折りです。1234の順番に折っていきます。12を折ったら裏返します。34を折ったらまた裏返して折目の完成です。


④ 123の折目を深めて、縦長で折目部分を向こう側にして机の上に置きます。
⑤ まずは折目の部分を左右から押してください。123の折目が益々深まってきます。十分深まったところで上の方から手の平全体で押さえます。

 すると折目の部分が二重の三角形に折り畳(たた)まれます。
 これから、二重の三角形の上の部分を折っていきます。

⑥ 図(1)のように、直角三角形の左右の底辺の角を頂点の角に合わせるように折ります。
 さらに、図(2)のように、図(1)で折ったところの辺を中央の折目に合わせるように折ります。左右同じように折ります。
 図(3)のように、頂点を図のように折り曲げます。


⑦ これから羽を折っていきます。まず、中央の折目を折りますが、たくさんの折目が表(おもて)になるように折ってください。
図のように折目は見えていますか。
⑧ 図のように、ツバメの姿に似せて、ハサミで切ったり指でちぎったりします。

 折りはこれで終わりです。これから飛ぶ形に調整(ちょうせい)です。

⑨ 最後の調整です。羽が閉じていますから開きます。私が子どものとき教わったのはVの形に調整することです。Vの角度は何度も調整して試して決めてください。私の研究では的確な角度はそれほど緩(ゆる)やかではありません。かなり狭いです。
 [もっと良い]と表現していますが、雨樋(あまどい)や管の内側のように湾曲させると安定性が増してよく飛ぶことがわかりました。都合よく前の部分が紙が何枚も重なって固くなっているので、その前の部分を指で摘まんで成形していくと、後ろの尾の部分まで成形されていきます。
⑩ 投げ方です。ツバメ紙飛行機も投げ上げ紙飛行機の一種ですから真上へ投げ上げます。どう握(にぎ)ったら良いか迷(まよ)う形ですが、図のように、人差し指をツバメ紙飛行機の前の溝に沿って置き、親指と中指を添えて摘(つま)むように持って真上に力いっぱい投げます。


 いかがでしたか。上手(うま)くできましたか。

 紙飛行機づくりのまとめですが、最初の2つ「イカ紙飛行機」「投げ上げ(へそ)紙飛行機」は定番の紙飛行機です。私も子どものときから忘れないで折り方を覚えています。でもツバメ紙飛行機は忘れていました。改めて勉強して思い出しました。折り方がちょっと違うからだと思います。そういう理由でイカ紙飛行機と投げ上げ(へそ)紙飛行機は教室の必須機種として、他は面白い機種としてトピックとして紹介します。
 先の投稿の自由研究にありますが、もっともっと色々な紙飛行機もありますので、是非ご覧ください。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。