PPバンドというのは、荷造り用の平らなものです。これを編み込んでボールを作っていきます。
写真は穴を全部針金で縛っていますが、それぞれのPPバンドを輪にしてつなぐところだけが必要で、他は針金を外してもしっかり編み込まれているので、ゆるんだりほどけたりすることはありません。
これがPPバンドです。幅15mmのものを長さ31cmに切ってあります。さらに、綴じ穴を空ける道具を使って、8cmを3分割する間隔に12個穴を空けます。そうしてできたのが下の写真です。
このPPバンドを6本がボール1個分の材料です。右上にあるのはPPバンドの穴を縛る針金です。園芸用を3cm 程度に切ったものです。穴を全部縛ると30本必要です。
それでは、作ってみましょう。
PPバンドを2本使って、中央付近を写真のように針金で縛ります。
もう一本加えて針金で縛ります。PPバンドどうしの上下関係には十分気を付けて下さい。
もう一本加えて、写真のように針金で縛ります。おわかりのように、PPバンドの上下の関係はすべてが上下上下の繰返しです。
更にもう一本(5本目)加えて、写真のように針金で縛ります。
中央に正五角形ができています。
正五角形の5ヵ所の穴、その外側の5ヵ所の穴を針金で縛ります。写真を参考にしてください。しっかり縛ると丸みをおびてきます。
PPバンド(6本目)を円の形に穴2個が重なるように針金で縛ります。針金は後で外して閉め直しますので、ちょっとゆるく縛ります。
PPバンドの輪を正五角形と反対の開いた側からかぶせます。PPバンドの上下関係からPPバンドが輪の外側か内側かを考えて、輪を編み込んでいきます。写真を参考にしてください。
重なる穴は針金で縛ります。
PPバンドの開いた部分を上下の関係を考えて編み込んでいきます。それぞれのPPバンドが輪となってつながります。つながる部分は穴2個が重なります。次の4つの写真を参考にしてください。
右側のように穴を針金で縛って、左側のように針金を内側に押し曲げます。
これで[PPバンドのボール]の完成です。
このボールの特徴は、軽い、丈夫、跳ねない、ものをこわさない
です。室内での手打ち野球やどっちボール、キャッチボールなどは、危険なく出来そうです。しかし、走り回ってはやっぱり危険ですからダメですね。
次に下準備のPPバンドの穴空けについて説明します。
たくさんの穴を空けなければいけませんので、下準備はすごい作業量になります。そこで、できるだけ簡単にできるよう工夫しました。
下の写真は穴を空ける道具です。PPバンドの中央に穴が空くように幅4~5mmの厚紙をテープで固定します。厚紙には、この器具の穴の間隔8cmの中央の印[I]と8cm を3分割する印[◆]をつけています。
31cm の長さに切ったPPバンドに、5cmと21cmのところに印をつけます。
穴空け道具に印のついたPPバンドを装着します。5cm印を厚紙の中央の印[I]に合わせて穴を空けます。
PP バンドをずらして穴を◆に合わせて穴を空けます。
更にずらして次の穴を◆に合わせて穴を空けます。
これで6個の穴が空きました。
ずーとずらして21cm の印を中央の印[I]に合わせて穴を空けます。
先と同様にずらして穴を◆に合わせて穴を空けます。これを2回繰り返します。、すると更に6個の穴が空きます。つまり、31cm のPPバンドに、等間隔の穴が12個空いたものができました。これが6本で、ボールひとつ分の材材料となります。
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