米作りは水が命

７月になってからというもの全く雨が降らない。稲作には水は必須条件である。
農家では水を確保する為にいろいろ知恵を絞っている。
基本は川の水を利用するが、安定的に量が確保できない場合は池に水を貯めてそれを利用する。私の地区では川の水を利用する区域と川より土地が高い地区に水を供給する、ため池潅水区域の両方がある。
ため池は４段構えになっており通称四つ池と言われている。
下の池から田へ水を供給し、少なくなると上の池から水を落としてくる。今年は雨が降らないので、下から３番目の池まで水がなくなってしまっている。
こうなると非常事態宣言が出ることになり、４日に１日しか田に水が補給されないという事が決定した。その１日についても完全管理の水補給となる。
つまり各農家は自分の田に自由に水を入れることはできなくなり、役員の手により全ての田へ管理給水される訳である。
あと一ヶ月もすれば水は不要になってくるので何とかあと一雨欲しいものだ。