CONTRY LIFE of オーダー家具のサンデー工房

サンデー工房は愛媛県松山市にあるオーダー家具専門店です。オーナーhiroのカントリーライフをマイペースに綴っていきます。

道後温泉

2008-05-28 00:23:48 | Weblog
この所暖かくて過ごし易い季節になってきた。
朝も早い時間からすでに明るくなっているので自然と早起きになる。
夜寝る時間は結構遅くてそのままなので結局睡眠時間が短くなってしまう。
それでも昼間に眠くなる事もなく時間は足りているようなので、要は年という事か。
サンデー工房の前の道は遍路道になっていてこの時期はお遍路さんの姿をよく見かけるようになってきた。
観光にも良い季節だがサンデー工房から車で40分位の所に道後温泉がある。
松山観光といえばイコール道後温泉といわれる位、観光の目玉になっている。
家内の実家が道後温泉のすぐ近くだったので、よく温泉には行った。
道後温泉は本館がメインだがすぐ近くに椿湯という兄弟分の温泉があって私の場合はもっぱらこっちの方に入っていた。
本館の方はお湯があまりに熱くて私の場合数十秒しかお湯の中に入る事ができず苦手だったという事もあるし、また本館は観光客用で地元の人は椿湯の方と私が勝手に思っていたためでもある。
道後温泉に行くには温泉街を通って行くのだが旅行で他の温泉街を歩くときには楽しいのに地元の温泉街を通る時には普通なのはどうしてだろう。
きっと買い物をしないからなんだろうと思ったりする。
店の中に入ると結構楽しそうな店も多いのだが、まさか地元の観光用の店でものを買うという意識はなくてなんとなく楽しくないのである。
最近は道後温泉付近もすっかりリニューアルされ綺麗になった。
やはり観光地としては愛媛のBEST1である。


ホームセンター

2008-05-27 00:27:39 | Weblog
今日はちょっとほしいものがあってホームセンターに行った。松山には2つの大きなホームセンターがある。ダイキと西村ジョイである。
私はホームセンターというものが昔から大好きで、暇があると買うものがなくても行っている事がよくあった。
そこに行くといろんな情報、特に木工に関する機械や道具があって、なるほど!この加工はこうやってこの機械でやればいいんだ!とかこの道具を使えばこんなにこの加工が楽にできるんだ。とかまた材料に関しても木以外にも鉄や樹脂関係で知らない物や新しい物があると興味を持って見ていたものだ。
最近はインターネットでも情報が得られるのでそうでもないのだが、以前そういった情報が入りにくくて、木工関係の雑誌以上に見ていて楽しく学べた気がする。
初めてホームセンターに行ったのは今から約30年以上前のことだったと思うがオープンしたばかりのダイキ(昔はディックと言っていた)に行った時の事はよく覚えている。それまでは狭い金物店の中で昔から趣味でもあった木工用の道具や材料を買っていたのだがホームセンターの広々した店内、そして豊富な材料、道具、機械群にかるい興奮を覚えたものだ。
今から考えるとその頃のホームセンターは品揃えも大した事はなかったのだが当時の金物店から比べると革命的であった。
最近はこの二つのホームセンターも経営方針が分かれてきたようでダイキは一般向け西村ジョイはプロ向けとして二極化されているようだ。
それぞれ品揃えに特徴があり工夫されていて、また新しい情報を発信しようという心意気も感じられ見ていて楽しい。
これからも仕事と趣味の両方のためにもせいぜい利用させてもらうつもりだ。

引き出しをつくる

2008-05-25 20:58:07 | Weblog
今日は引き出し作りをした。
初心者の方は引き出しを作るのが一番難しいとよく言われる。
引き出しをスムーズに出し入れできるようにするには、狭すぎても広すぎてもいけない微妙な隙間を面全体に確保しなければならないところが難しいのだと思う。
作ったはいいが引き出しがきつかったりした場合どこがその原因かを見つける事は大変難しいし原因と思われる場所を削っていくと結果ガタガタの引き出しになってしまう場合が多い。
それではどうすれば適正な隙間の引き出しが作れるのだろうか。
まず、後で修正が不要な、あるいは修正しても少しの修正で済むようなものを最初から作らなければならないと思う。
そのためには、引き出し部品の正確な削りだしと正確な組み立てが必要だ。
各面の平面度や直角度が正確に確保されているという事である。
そのためにはやはり手押しかんな盤のような機械がどうしても必要となる。
引き出しが正確にさえできていれば後はケース側で隙間調整をする事になる。
引き出しがねじれている場合などはどんな調整をしてもまずだめだと思われる。
ただ引き出しにも家具の種類などにより考え方にも差が有り桐箪笥のように片方の引き出しを閉めると片方の引き出しが自然に開くというようなシビアな隙間を要求される場合もあるが私などのように開け閉めがガタもなくスムーズに開閉できればそれで良しとする場合もあるだろう。私の場合は1~2mmの隙間を取っている。
考え方もさまざまだ。
ちょっとした作り方のコツがあるのだが、一言で言い表すのは難しい。











果樹園

2008-05-22 00:37:47 | Weblog
私の家は代々農家と商売をやっていた。
商売というのは酒屋をやっていたのだが、ディスカウントショップが現れ従来の酒屋はやっていけなくなり、私の父ももう10年ほど前に廃業してしまった。
農業についても、父が高齢になりできなくなってきたので米つくりのみ私が引き継いだのだが、私もサンデー工房の仕事をしているので他のものにはなかなか手を出す事ができない状態である。
他のものというのは以前、父が米以外にもいろいろな農産物を生産していて、その果樹園が今も残っているからである。
どんなものがあるかといえば、銀杏(イチョウの木)梅、柿、たけのこ、ふき、など、毎年出荷できるほどの相当な量が収穫可能になる。
これらは世話をしなくても毎年実をつけるのだが、収穫や出荷の時間もないわけでほとんどそのまま実を落としている。
それでももったいないので、自家消費分はその時期になると収穫しているのだが、ぜんぜん追いついていない。
出荷して、それなりのお金になるのなら、少しはその気になるのだが農産物というのは本当に手間の割には商売にはならないものである。
最近ふきのおいしい食べ方を教えてもらった。
梅干と一緒に煮るとこれが本当においしくて、ふきは今が旬なので、今月の初めからは毎日いただいている。
たけのこも、もうそう竹が終わりこれからは、破竹や真竹のたけのこが、収穫できる。
この、たけのこも大好きである。
他の果実も、せっかく実をつけてくれるのに、そのままにしておくのは本当にもったいないので、何とかしたいなあと思っている。
日本の自給率を上げるためにも農産物の価格がもっと農家にとって適正な価格になればいいなあと思っている。

昔の思い出(スピーカー編)

2008-05-21 00:30:43 | Weblog
それは昔、私がまだ学生の頃オーディオに夢中になった時期があった。
大学生になって寮に入り友達のオーディオを初めて聞いた時びっくりしたのだ。
恥ずかしながらそれまで私はいわゆるステレオというものを知らなかった。
両脇に置かれた2つのスピーカーから別々の音が出てきてその臨場感たるや革命的だった。またその低音にもびっくりしたものだ。
すぐにお小遣いをはたいてアンプとチューナーを買った。その頃はセパレートタイプのオーディオが流行っていて私はパイオ二ア製のものを買った。確かアンプとチューナーがそれぞれ5,000円位だった気がする。一番安いタイプだ。
スピーカーはちゃんとしたものを買うと高いのでスピーカーユニットを買ってきてそれをダンボール箱をくり抜いたものに取り付けた。このダンボール箱が凄い威力を発揮するのだ。ユニットだけではほとんどスカスカの音なのだが箱に取り付けたとたん素晴らしい音に生まれ変わるのである。そしてその音の変化に魅せられその時から私の長いスピーカー製作病が始まった。
今から考えると幼稚なものばかりだが、その頃は訳もわからず必死でどうしたらいい音が出るのか試行錯誤したものだった。ある時は電気店の3階に高級スピーカーばかりを展示しているコーナーがあって人がほとんど来ないのをいいことに必死で寸法測定しそっくり同じスピーカーを作ったりした。しかしスピーカー内部は想像して作るわけだし外観だけにせてもうまくいくわけもなく、それがまたアルテック?(だったかな)とか言うメーカーの劇場用のどでかいホーン型の低音用スピーカーで、ユニットも30cm径ウーファースピーカーを使った。今から考えると当たり前だが音を出した途端、箱全体からの凄いビリビリ音、共振音だ。あえなく撃沈!それからそのスピーカーはどうなったか実は今あまり記憶がないのだがスピーカーとして使った覚えがないので多分物置にでもなったのだろう。
それから何十年か経ってこの前久し振りにスピーカーを製作したのだが、自分ながら上達したものだと自己満足している。




家具塗装

2008-05-19 22:34:51 | Weblog
今日はカップボードの塗装仕上げをおこなった。仕上げは水性ステインで着色後ワックス仕上げをおこなうわけだが、着色前の段階で十分な仕上げができていないと後々大変苦労する事になるので、特に気を使うところである。サンダー仕上げの際大きい家具の場合、特に横幅が2m近くある家具の側面の仕上げは側面を水平な状態にする為側面を上に置き換える。
そして脚立に上ってサンダーがけをするわけだ。
そうやって一通り仕上げが終わると着色もやはり塗り面は水平状態にしないと均一な塗りができないので大きい家具を上にしたり横にしたりでまわさなければならない。下面はごみをかんで傷つくといけないのでエアーでごみを飛ばしマットを敷いたり気を使う所である。
ひとりで作業をやっていると時に家具につぶされそうになる事もあるがなれると要領がわかってくるもので結構スムーズにやれていると思う。
大きなロボットがいてクルクルと置き換えてくれれば楽なんだけどなあ。

看板を出したのがはじまり

2008-05-17 00:56:11 | Weblog
最近は地元のお客様の割合が多くなってきた。
以前は県外から注文して頂くことがほとんどで最初の頃は製作場さえあれば展示場とか打ち合わせ場所とかはいらないと思っていた。
実際お客様が来る事はほとんどなかったので必要性はなかったのだが、序々にネットをみて県内のお客様がたずねてくるようになり、近くまで来たが場所がわからないとお電話頂いたりすることも増えてきた。
こりゃいけないと思うようになってせめて看板くらいは出さないと申し訳ないということで取り合わず簡単な手書き看板を道端に出したのだが、欲が出て、もっと立派な看板をと思うようになった。
そこで1m×2mの大きくてカントリーらしい看板を作ったのだが、看板である限りは目立つ所に設置しないといけない訳で最初は結構照れくさい思いだった。
今は慣れてしまったのでどうって事はないのだが初めて看板を出す時は誰でもそうかなと思う。
看板が出てしまうといわば道行く人にいらっしゃいと言っているのと同じわけで来たものの何も見るものがないと言うのではかっこがつかないわけでサンプル家具を必死で作ったものだ。
さらにそうなると工房の外観もおしゃれにしたいという欲求が出てくる。
工房前のスペースを使ってショップらしくなるように外観を作った。
やはり看板を出した事が全てのはじまりだった。

治具のこと

2008-05-14 22:27:06 | Weblog
木工作業の治具作りが私は大好きである。なぜなら治具により今までめんどくさくて嫌だった作業が楽で楽しい作業に変わったり、危険だった作業が安全な作業に変わったりするからである。特に安全に関する治具は絶対に必要なものであろう。
また私の場合新しい木工機械や電動工具を買うとまずその機械用の治具作りに取り掛かる。ほとんどの機械は標準的な設備しか付属しておらず、本当に自分が思うような効率的な作業をする為には独自の治具を作る事が必須となるためである。
ただし本当は金さえ出せばメーカーが十分工夫したいろいろな治具や設備があるし高額な機械にはそれなりには付属しているのだがそんな機械は買えない私としては安い機械を自分で工夫していかに高額な機械に匹敵するものにするかという事に生きがいを見出しているわけである。例えば角のみ機の場合。プロ用の場合はベンチの昇降や前後移動はモーターやハンドルで作動できるが、これが安い機械になると
そういった移動ベンチ自体がなくて材料の移動や固定は大変である。まずはその安い角のみ機を載せる台から製作しその台にはハンドルにて作動するベンチを構成するわけである。昇降には自動車のタイヤ交換用のジャッキを利用すればできる。
その他工夫次第でいろいろ楽しい治具ができるものだ。

田舎は住みやすい

2008-05-13 00:18:22 | Weblog
サンデー工房のある場所はいわゆる田舎である。しかし愛媛県の県庁所在地である松山市の中心街までは車で30分程度で行けるので生活での不便はない。
私にとってはうるさい市街地よりも緑の多い静かなこの場所が大好きである。若い頃からそうであったが、東京のような大都会では絶対暮らしたくないなあという思いが強かった。毎日通勤ラッシュの電車に乗るなんて考えられなかったし、コンクリートの中で暮らすのも辛いと思ったものだ。しかしここで暮らしていると、人とのいろいろなコミニケーションは限られたものになるし、刺激も少ないため世の中についていけてるのかなあ、なんて不安に思う事もある。年に何回かは都会と言われる所に行く事もあるのだがその時は結構新鮮な驚きもある。しかし1日いればもう十分という感じでここに戻って緑の山や田畑を見るとほっとする自分がいるのである。やはり芯から田舎人間なんだなあ。

埃対策

2008-05-12 00:46:08 | Weblog
この仕事をしていて健康面で一番気を使うのが埃対策である。
サンダーがけなどをしていて横から光が差したときなどその埃の凄さにギョッとする。これを吸い込めばそりゃ病気にもなるだろうと思う。
たまの日曜大工で吸う位ならそれほど問題ないだろうが、それが毎日ともなれば、それこそちりも積もれば山となる・・であろう。
一番簡単な対応はマスクであるが完全とはいえないし、多少埃を吸い込んでいるなあという自覚もある。完璧な対応としてはそれぞれの機械や道具に吸引装置を設け同時に作業場全体の清浄装置を設ける事である。しかし木工機械につけるのは費用はかかるものの問題はないが、サンダーやトリマーなど手で扱う工具に吸引装置をつけると作業に邪魔になるため、今ひとつなのである。
作業性を考えるとやはり局部的な吸引装置例えば台所のコンロの上のダクトカバーのようなもの。ただこれは大変難しくて過去何回もトライしたがダクトの距離と吸引力の関係でどこまで吸い口を近づけるかという問題あり。離れすぎると吸わないし近づけすぎると作業に邪魔になってしまうためだ。かなり強力な吸塵装置をつける必要がある。あとはカバー形状の工夫か・。