化学物質について少しだけ🤏
ずいぶん昔の、環境ホルモンが世の中に言われ始めたころ20数年前頃だったと思いますが、アメリカのある河川に生息するワニが雌化していてその原因が環境ホルモン(ビスフェノールA)だと分かった頃、日本ででもそれは問題だと業界では言われ始め、私もその頃は少し仕事でも関係していたので独自に調査を始めていました。あるメーカーさんの哺乳瓶の原料であるポリカーボネイト(PC)も大丈夫なのか確認したら、生産ラインには一切使ってないから大丈夫な筈と言いながら抽出試験で0.PPM単位で出てきました。びっくりして原因調査してもらうと、ペレット生産ラインの一部で原料を送る配管にPVC管が使われていて、可能性とすればこれしかないが、まさかと疑心暗鬼ながらも数千万円の費用をかけて他の材質に変更したら環境ホルモンの検出は無くなり、やはり原因はPVC管だったとなったのですが、PVCの表面を原料が触れるだけでPVC管の添加物に使われていたであろうビスフェノールAが、このメーカーのPCペレットから検出されるとは、私にとっても驚きでした。つまりそんなに気を使って日本の製品は原料から製品まで安全担保しながら生産されているという事です。
それから数年経ったころ、自宅の周りの雑草のしぶとさに参っていた頃、家族でホームセンターに、雑草を枯らす薬剤を買いに行きました。色んな種類が販売されていましたが、センターに山積みされている物が良さげだと思いながらもお店の担当者に意見を求めました。私達家族を見て、少し迷われている様子を感じました。その後、小さな声で「小さなお子さんがいらっしゃるし。これらは身体に良くありません。買わないほうが良いですよ。」と。「それではどうやって雑草の処理を」と聞くと「面倒でも手で抜いてください」と言われ、私達もこの担当者の方が本来なら商品を勧めないといけない立場ながら親切で教えてくれている事は感じ取れ、その商品「ラウンドアップ」は買わず、その後に防草シートを敷き上に砂利をまいて雑草が殆ど出ないように対策しました。勿論、何か理由がある筈だと調べたら、米国や欧州では既に発がん性物質が含まれていて販売禁止になっている事や、実際裁判になって製造メーカーが敗訴している事も知り、あの時の販売担当の方には本当に感謝しています。ただし、何故日本ではこういう海外では発がん性物質指定されている化学物質混入物が堂々と販売されているのか、また今でも多くの家庭で使用されているようで、今度は日本の緩さなのかアメリカあたりからの圧力なのか残念に思っています。
最近、あるYouTuberが、水道水に含まれる有害物質について語っていました。その中で有機フッ素化合物(PFAS)を、国際がん研究機関で発がん性を認め、特にPFOS、PFOAの調査を日本も乗り出したということでした。因みに私も有機フッ素化合物はそれまでにもよく聞いていた汚染物質でした。工場をたたんで売却する場合はその土地の汚染状況も調査して販売しなければならず、もし汚染されていたら表土を削って処理し、汚染されていない新しい土に入れ替えなければならないなど厳しい条件をクリアする必要が有ります。買った不動産開発業者は、その土地にマンションなどが建てられる訳ですが、やはり知っているとそんなマンションは買いたくはないですね。
関東全滅
日本の基準はアメリカよりも緩いのに
話は戻り、その日本の基準で汚染されている水道水地域が関東は全滅で、我が家も娘達が住む場所も含まれていました。一番いいのは飲み水等の身体に入れるすべての生活水を、安全な水にすれば良いですが費用も莫大になるので、せめて浄水器でPFOS、PFOA除去機能付きのものを使用する事です。声掛けしたらみんな対応した浄水器を使用していました。ほっとする一方、テフロン加工のフライパン等を普通に使っていたりとするので、本当はこれも止めて欲しいと思っています。なんとかならないものですかね。我が家のメインの鍋材質はステンレスと鉄になってますが、一部に捨てられずアルミと銅とテフロンもあります。早く捨てたいんですが。。。。高かったもんで。