山の上に次女夫婦と姪夫婦がスキーに来てくれました。
今年の冬は雪が少なくて近くのスキー場も苦戦していますし、山小屋でも毎年雪の量が大きく減ってきているのにはびっくりです。数年前までは大雪で屋根の庇まで雪が積もっていたのに、去年は雪の量も少なく雪質も例年のpowdersnowから重い硬い雪になってしまいました。今年は更に少なくあちこちに地面が見えるほどの少なさです。勿論、一昨年までは外気温も終日マイナス温度で、最低温度はマイナス20度も下回る日も多くて雪質もさらさらのpowdersnowで、風が吹くと積もった雪が風に舞って地吹雪のようでした。それが今年は雪が降っても湿った雪で、多少積もっても気温がプラス温度と高いので直ぐに溶けてしまいます。更にこの季節に雨まで降る始末です。
そんな状態だったのですが、丁度大寒波が来てくれて丸2日の大雪予報だったのですが、結局1日だけで予報の半分も降りませんでした。折角来てくれたのに、powder snowじゃ無くて残念だったのですが、日中は皆でワイワイとスノボーで楽しんで来てくれて、夜は例のカラオケタイムで夜遅くまで飲んで歌って若いエネルギーは、羨ましくも眩しく輝いて私達にも元気をもらえました。
ところで、世界では地球の温暖化が叫ばれていますが、逆に長期的に見ればこれからは地球の寒冷化が進むとも言われています。
私は、自身が生きてきたこの数十年の感想では、確かに夏の暑さが強力になってきたのと、冬の雪の積雪量、海に住む南の魚が関東あたりでも冬を越せるようになって来たことから、確かにこの短い数十年単位では温暖化は進んでいるようにも思います。温暖化が進むと異常気象も増えるでしょうし、海水温度も上昇し体積も増えるでしょうから海抜上昇による沿岸地に住む方達には被害も出そうです。魚の住むエリアも大きく変わって来るでしょうから、これまで捕れてた魚の種類や量、場所も変わって来るでしょう。
既に昔(40年~50年)と比べて海岸からや舟釣りでも魚が少なくなり釣りをしてもあまり釣れません。魚が少なくなったのは漁具が発達して必要以上に魚を漁獲したり、公害で住む場所が無くなったからなのかとも思っていましたが、最近は漁師も資源を守るために昔みたいに乱獲は止めているし、公害も昔みたいなひどい状況から随分奇麗になっているのに魚は少なくなっています。もしかしたら、こんな事も温暖化と関係しているのかもしれません。
山の熊は1日中マイナス4度以下にならないと冬眠できないと言われていた様ですが、多分今年も冬眠出来なかった熊が全国に居るのでしょう。多分、私の山小屋のあるエリアも昨年でさえ冬眠しなかった熊が出たと言われていましたから、今年の春はいつもより多くのお腹を減らした熊が出そうでこれまで以上に危険になりそうです。