サニテラの仲間達

退職を機に、自分は残りの人生で何をしたいのか心の声に耳をかたむけ山小屋生活を楽しみ、世界を歩く夢を実現したいと考えてます

第二の人生 久しぶりの山小屋

2024-08-16 07:00:00 | 山小屋
久しぶりに山小屋に行ってびっくり仰天してきました。

標高が1400mもあるので、地上よりも約10度は温度差があり避暑には最高な場所なんですが、娘の出産後のお手伝いで今夏は未だに行けていませんでした。でも、お盆で旦那様も夏季休暇になるので、その間だけ私達の休暇の為に行ってきました。

山小屋に滞在分の食料も買いだして、久しぶりだったので喜びながら到着すると同時に唖然としてしまいました。家の周りや庭が草で覆いつくされています。愕然としました。今回は何も作業せずにゆっくり滞在する予定だったのですが、ここまで来た以上ご近所の手前もあり、今滞在中の草刈りは必須となってしまいました。2日目の朝から活動開始して、敷地の三方が道路に面しているので、先ずは半公共でもある道路側から。次は家の周りの庭を一周、そこでスズメバチの巣と、小さな蜂が屋根と壁の隙間に巣を作っている事がわかりました。最後は前庭で、西側の道路からの入り口から東側の道路までの草刈り。ここでも何か野生動物の痕跡を発見。あちこち大きな穴が掘られています。またブルーベリーが無残にも何本も折られて熟れている実が殆どありません。

ここまでの草刈りで丸二日間かかってしまい、ちょうど買い置きの草刈り機用のガソリンも無くなったので終了としました。刈り取った草は乾燥させて次の日の午前中かけて燃やして灰にしました。以前は草をそのまま庭の隅に一か所にまとめてましたが、もはや腐葉土の山となってこれ以上捨てる場所もなく草木灰にして行者ニンニク畑の肥料にする事にしました。勿論、猛烈な煙が出ますが、山奥ではどこの家でも燃やしているのでお互い様です。草木燃やしの後の午後には、少しは楽しもうとロピアで手に入れた298円の親鳥の炭火焼して、宮崎で食べるあの硬いけど美味しい鳥の炭火焼が再現できるのかをやってみました。結果はまるまる再現出来き、コリコリ美味しい鳥の炭焼きをつまみにビールで乾杯したんですが、1羽からのとれる肉の量が少ないので前処理が面倒なわりに食べられる量が少ない、私達2人とも歯に自信が全くなく硬い肉より、それなりの値段しても一般のもも肉の炭火焼の方が良いと思ってしまいました。次回はもう一度、もも肉でリベンジです。


草川焼き中

ビールで乾杯

親鳥の炭焼き中





草刈り時に見つけた蜂の巣ですが、小さな蜂の、巢ですが、その巣に向かってキイロスズメ蜂が狩りもしています。よく見るとその巣から出て行くキイロスズメ蜂には蜂の子を咥えて森の方に一直線に帰っていってます。また、攻撃に来るキイロスズメ蜂たちも森の方から一直線に向かってきます。完全に狩場となってしまっていて自然の中での生死の決まった戦が行われていました。そのままにしておいても1日もすれば決着はついたんでしょうが、生憎その日は光ファイバー開通の工事が入る日で、作業するほんの50㎝くらいしか離れてない場所での出来事。已む無く蜂アブスプレー2缶全て発射してキイロスズメ蜂も種類が判明しない小さな蜂も全滅させてしまいました。
そして、もう一つのスズメ蜂の巣ですが、まだ巣も作り始めで、正にこれから大きくなっていきそうな感じです。蜂自体はキイロよりも一回り小さな大きさです。玄関の近くに巣を作っていたので、このままにしておくと秋の紅葉の頃には巣も巨大になり蜂の数も1000匹単位になって、その頃に遊びに来るであろう孫が刺されてしまっては大変だと、夕方に蜂が全数帰って来た頃合いを見計らって蜂アブスプレー1缶で全滅させました。


スズメバチの巣があった場所

親は全滅させて巣を取り出したら幼虫が沢山。

庭の大きな穴やあちこち掘り起こしてる犯人捜しは、ちょうど薪割りされてた西側のお隣さんに声かけ、穴を見てもらったら、「こりゃ猪だよ」で一発回答出ました。「熊はこんな穴は掘らないからね」って事だったので、まだ夜中に出歩かなけりゃ猪の牙で襲われケガする事も無かろうからしょうがないと諦めた気持ちになったその時に、「昨日の昼間にうちの庭に熊が出て数m手前で嫁さんが庭いじりしてたから『クマー!』って叫んだら裏の家の方に走って逃げてった」と聞き、予想だにしていなかった情報に、ここに熊が出たのなら、今年も入らなかったものの、私の長年の夢だった日本蜜蜂養蜂の為に、庭にセットしている蜜蜂用巣も撤去しないといけないと、がっかりさせられました。更にブルーベリーの犯人も判明しました。当初は鳥が食べたんだろうと思いながらなぜこんなに大きな枝が折れるんだ?大風でも折れない筈なのにと不思議でしたが、南隣の奥さんからの情報でした。今年はココにもハグレ猿が出て、そのお宅には沢山のブルーベリーを植えてありますが、トマト等の野菜も含めこの猿がことごとく食べてしまったとの事、見つけたらおもちゃのピストルで爆発音出して脅しすものの、猿もその内に慣れてしまって数mは移動するものの直ぐに戻って食べ始めるので悔しいと言われ、我が家の状況を話すと犯人は多分猿に間違いないだろうとの事。確かに大きな猿じゃなかったらあんな風に枝が無茶苦茶な方向に絡まったり折れたりする筈ないなと思った次第です。そして西隣の旦那さんも「多分猿だと思うがイチゴがヘタを付けたままイチゴだけが食べられている」と言われてたことを考えると、我が家のブルーベリーの犯人は猿でまず間違いなさそうな気がします。


ココは元山ウドの大株があったところ
こんなんがあちこちに。猪恐るべし!


これまで、ここの地区には寒くて猿は上がって来ていませんでしたが、徐々にその活動範囲の高度が上がって来ているのは分かっていました。多分温暖化の影響も有るんでしょうが、とうとうここまで来たかとショックです。野菜類の栽培は全てアウトになってしまいました。イノシシは数年前に流行った豚コレラで野生の猪も全く見なくなっていましたが、この1~2年で数が増えてきていると聞いていました。猪の出産は春若しくは秋に4~5頭で、初産齢は2歳との事で直ぐに増えるものの、本来なら猟師さんから狩られて日本の猪の寿命は平均2歳くらいと言われているようですが、当地区の猟師さんは高齢になって辞めたり亡くなったりで減っているために、猪も熊も殆ど狩られる事もなくなり、野生動物がどんどん増えています。猿なんかは50mから100mも降りたらそこら中にいて、こちらが歩きで出会うとマジでビビります。

山奥ながら今回、光回線設備も通り光速度でネットも使える環境も出来たし、ラジオや地上波の電波は届かないもののネットが有れば大丈夫。電気や水道も通っているし、ガスはプロパンだし下水は自然分解だけど。買い物には車で1時間かかるけど、生協は来てくれるし、佐川急便やクロネコヤマトに郵便も来てくれるんでネットで買い物できるし。もっと若い人達が移り住んで来てくれて猟師になる人も現れて、私もたまには猟のお手伝いもするからボタン鍋や熊鍋を一緒につつきながら地酒を飲んで猟の話をしたいなと思った今回の山生活でした。







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2 コメント

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Unknown (おちゃ)
2024-08-18 06:11:02
熊も猪も猿も、私の山荘周辺では出会っ
たことはないです。一度だけカモシカを
見かけたことはあります。
最近熊があちこちに出没していますね。

11日~17日の期間で原村に滞在して
いましたが、携帯の電波の受信が最悪
でした。キャリアを問わず悪かった
みたいで少なくともメジャーでは
auとDocomo、加えてUQモバイルの
方が受信が悪いと。8日以降急に
悪くなったらしいです。

光ファイバーを敷かれたとのこと、
おめでとうございます。うらやましい
です。私の山荘に通う頻度では、
ちょっともったいなくて、今後も
受信の悪い携帯でなんとかインターネット
を使います。とほほ。
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Unknown (hiroyumi)
2024-08-18 10:05:03
おちゃ様
私もお盆の時期の山小屋生活だったので、丁度同じ様な時期に近く(と言っても多分片道1時間以上あると思いますが)だったんすね。

野生動物は確かに沢山居た方が自然豊かだと思いますが、そんな世界での生活は不便と不安と恐怖もあって考えものです。光ファイバーになって月の費用が100円増えて5,000円超えになったのですが、1月単位でサービスを止める事も出来る様になりました。つまり、逆に自分が行く月だけサービスしてもらう事が出来るそうで逆に年間費用は割安になりました!年間MAXで6ヶ月しかサービス停止は出来ないそうですが、それでも大助かりです。ご参考までに。
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