![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/3a/436898b256214069bec39044bcc6fdac.jpg)
【
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0167.gif)
1928年、大西洋を横断した初の女性となったアメリア・イヤハートは、並外れたカリスマ性で、アメリカ国民に夢を与える伝説の“光の女神”の役目を負う。世界的名声を確立した後も、彼女は空への大きな夢を抱きチャレンジする姿勢は変わらず、数々の記録を打ち立てていったが、一方で、挫折や死への恐怖、中傷、孤独と人知れず戦っていたのだった。そんなアメリアを支えたのは、プロモーターとしてもサポートする夫ジョージの存在だった。1937年夏、アメリアは最難関の飛行を決意する。それは、彼女がジョージと共に「どんな結果になろうと、歴史上もっとも話題の旅になる!」と信じた世界一周飛行だった。
アメリア・イヤハートについてはまったく予備知識が無かった。
大西洋を女性で初めて横断飛行し、数々の記録を打ち立て、「史上最も有名なアメリカ人10人」にも選ばれ、“光の女神”と称えられたた実在の女性飛行士だそうだ。
そんな彼女の伝記物だったのだが、これはもう少し彼女のことを勉強してから鑑賞した方が良かったようだ。
時代背景が非常に重要で、そして映画ではサラッと流された部分の奥行きを知っておいた方が、映画に入り込むのに役立ったのだ、きっと。
とくに前半の部分が淡々としていて、あまりにも平板で、ちっとも面白くなかったと感じでいたのだけど、しかし、さっきWikipediaでアメリア・イアハート(Amelia Mary Earhart)のことを読んだだけで、ものすごくいろんなことがお腹の中にすとんと落ちた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/fe/fa2179ab835d911267ee26a4b423f084.jpg)
また大西洋横断に使われたフォッカーF7、世界一周の挑戦に使われたロッキード・エレクトラ10Eについても予備知識があって観たらもっと面白かったのだ。
またアメリアがジーン・ヴィダルとの不倫に走る原因の伏線になる重要なシーンのために出てくるエリノア・スミスが、どんな人物なのかってのも知っていた方が、話しに深みが出たのだ。
ちなみに彼女がこの映画で唯一出て来る綺麗な人だった(笑)(彼女は「アリス・イン・ワンダーランド」のアリス役だったのもあとで知った)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/67/b798265e7b9d31153966e20648c53287.jpg)
そして予備知識がなかったことによって、ここが自分にとって大問題となるのだが、この映画でのアメリアはちっとも魅力的に感じなかったこと。
それはひとえにアメリアを演ずるヒラリー・スワンクがどうもミックジャガーに見えて仕方なかったからだと思う・・・(汗)
しかしあとで写真を見て知ったのだけど、ヒラリー・スワンクは恐ろしいくらいアメリアにそっくりなのだ!
劇中に実在する昔の映像であろうものが挿入されていて、それがそのままカラーの撮影された映像へと変わっていくのだけど、実際のアメリアからヒラリー・スワンク演ずるアメリアに入れ替わっても違和感がない。
映画を見ている時には、わざと昔っぽさを出していたのかと思っていたけど。
ラストのシーンでは手に汗握った(結末を知らないせいで・・・)、でも最後の締め方までもあっさりとしていて、全体的には淡々としすぎていた。
伝記映画だから仕方ないかも知れないけど、でも、「映画なんだから」ということは皆も理解しているんだし、もう少し冒険してもいいんでないかい?
アメリアのように。
>時代背景が非常に重要
その通りだと思いますが、映画ではあまりうまく表現できてないように思いました。
>最後の締め方までもあっさりとしていて、全体的には淡々としすぎ
これもその通りですね。
すっきりしませんでした。
行方不明になった理由もその後も分からないのは事実でしょうが、監督なり脚本家なりの新解釈があってもよかったと思います。
>監督なり脚本家なりの新解釈があってもよかったと思います。
ほんとに僕もそう思います。
彼女の感情の奥深いところを、もっと掘り下げて欲しかったですし。
大西洋横断でも、あんだけ思ったところに行けないのに
太平洋上の砂粒のようなハウランド島は、やはり無謀ですね。