トラック運転手の残業規制強化で物流業界の人手不足が懸念される「2024年問題」で政府が調整中の緊急
対策原案が2日、判明した。運送業者の負担となる再配達を減らすため、玄関前に荷物を置く「置き配」を選
んだ人にポイントを付与する実証事業が柱。11、12月を運送業者への荷主の不当な要求などに関する「集中
監視月間」とする。週内にも関係閣僚会議で「物流革新緊急パッケージ」として決定し、新たな経済対策へ
反映させる。
対策は、6月にまとめた「政策パッケージ」を基に、速やかに着手する項目を並べた。
通販業者の中には、ゆとりのある配送日を指定すると、ポイントを付与するサービスを導入している例が
ある。(共同通信 10/3 火)
政府の対策は全くずれているとしか思えない事ばかりだ。一番効果があるのは、再配達を有料化することだ。
現在の運送業者の取り分は、昔と比較して異常に少ない、それでいて配達する個数は大幅に増加する傾向に
あり、朝早くから営業所に出勤し、夜遅くまで走っており、休憩も無く、食事もまともに摂れないのが現状
だ。
大きなネット通販業者の参入が運送業者への負担になっている。送料無料を謳い、他の業者との差別化を図
り、流通を歪めている。便利さの裏で無理を強いられている人が増えていることをもう一度根本から考え直
すべきだ。