六月の半ばになると
毎年”ササユリ”に会いたくてやって来る
昨年は本当に残念ながら
花を咲かせることなく・・・
今年もダメかなと思っていたら
二輪のつぼみを持って戻ってきてくれました
仲良く語り合うように寄り添っています
一輪になっていた
びっくり・・・どうしたの?・・・
頑張ってついていた下側のつぼみが
咲く喜びを もう一輪に託して散っていた
つぼみの状態から少し変形していたけれど
もう少しだったのに・・・
もう数十年眺めていると
明日 咲きます! って言っているようです
つぼみが薄紅色になって膨らんできました
明日だね
昨日よりも今日
咲く日のために毎日新しい”ササユリ”の姿がありました
本日 雨
今日 開花です
散っていった一輪の分まで一生懸命です
午後の雨は強く冷たかったけれど
誇らしげに咲いてくれました
ありがとう!
人知れぬ この場所でもう数十年
増えることもなく・・・
ただ巡って来る季節の中で咲いています
この”ササユリ”にとっては ここが全ての世界です
花
何が
一番いいか
花が
一番いい
花の
どこがいいか
信じて
咲くのがいい
…坂村 真民先生…
”ササユリ”の花に出会えるたびに思い出す詩です