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番外編 弐

弘南鉄道が汽笛を上げる(上げないしきちんと電気で走る)
気分は上々だ

時刻はちょうど登校の時分である

コートを羽織らない高校生に若さとエネルギーを感じる

俺は里帰り風を装い、景色なんて今更興味ありませんってな具合で文庫に視線をおとしながら広がる白銀と流れる世界に酔いしれる


黒石はすぐそこだ




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