2011年記事
トある スーパー鮮魚コーナー・・・
子供たちに 寿司が食べたいとせがまれ ネタを探す私。
突然 後方から コオッッー!
(ムッ!殺気)空手の息吹かっ!?
「何奴 いつでも来いっ!」と 心は臨戦態勢に入る。
振り返り 半身体勢に構えた。
ぺっ!
私:「ぎゃっ!ばあさん 汚えっ!」
鮮魚コーナー通路に どこぞの婆さんが 痰を吐いたのだ!
婆さん:「ふん!」
呆れ顔の私を横目に知らぬフリ。
それにしても この婆さん小学校の音楽室に飾ってある
肖像画の 気難しい顔のベートーベンそっくりだなあ。
呆れた・・・
後から来た 何も知らん おばはんが その汚物をふんずけて
引きづったのを見ると オエエエ!っと吐き気をもようしたのである。
悲鳴をあげながら ケンケンパッっ!と 汚物を避けるメタボじじィを
何も知らないおばはん達は「何をやっているの?」と
さぞ滑稽に思ったのではないだろうか?
「ええい!もう辞めた!」デリケートで神経質な私は 寿司ネタを探すのを
断念したのであった。
家に帰り子供たちに、この出来事を告げたが
当然、納得は得られない・・・・
仕方がないので トある バイキング料理店に行く事になった。
ここなら 寿司は食い放題!(※現在なら 絶対になっとくしない子供)
子供達が嬉しそうに食事する姿は父親として至福の瞬間なのである
酒もタバコもやらない私は 周りからよく出家僧みたいに言われるが
家族奉仕が趣味なのかも知れない・・・(※現在ストレスのため タバコ復活)
ただ 金がない・・・
いつも愛犬に向かって 「そちが 花咲爺さんに出てくる犬の様に
もっと忠義者であれば良いのに・・・ここ掘れワンワンと言うてみい」
と いつもぼやいているのだ。
さあて、デザートモードに入ったぞ。
子供とアイスクリームコーナーへ・・・
私:「おやっ?」
アイスクリームボックスに頭を突っ込んで 足を宙に浮かせてバタバタさせている婆さんがいる。
始めは 子供がふざけているのかと思ったが
寸足らずのズボンから見え隠れる 爪先立った足は紛れもない
年寄りの足・・・
細い小枝に 靴が干されて 風でバタバタ揺れているように
見える・・・
「ゲボッ ゴホゴホゴホッ!」
(おおっ!(恐)その顔っ!)
振り返った顔は 鼻水とヨダレを垂らしていた・・・
私:「ギャッ!汚ネェー」
娘は、器を持ったまま 呆然として
娘:「パパ もういい・・・」
(オーオー!そりゃあ そうだろう -25cくらいの冷気を腹いっぱいに
吸うのだから 年寄りにゃ咳き込みの原因になるわな・・・
まっ!まさか この人は北極の寒さがどういうものか疑似体験
したかったのではないだろうかっ!?
それとも 映画「八甲田山」でも見て八寒地獄とはどういうものかを
体験したかったのでは・・・そう言えば私も小学生の時同じ事を
したっけ・・・気持は 判るが・・・・
なんちゅう こっちゃ!こげな危険な事は2度とせんで下さい。)
残念ながら 家族一同 気分が悪くなって
バイキング店を後にしたのだった。
一体 何だというのだ!
その晩 子供に本を読んでとせがまれたので
「牛方と山姥」を読んでやった・・・