こないだ、妻の姪の結婚式披露宴があった・・・
同席した妻の従兄弟Y君と久しぶりに会ったので
声をかける
私「Y君久しぶり!それにしても スタイルが良いね
三十超えとるやろ?」
Y君「35才です!いやあー やせ過ぎちまって
カワムラさんのくらいの方が良いですよ」
(なにっ!?そりゃあ 本心なのかっ!社交辞令
じゃないだろうなっ!?)とそう思った私は
私「嘘だろう!?このメタボ腹の何処がよいの?」と
腹を摘んで引っ張って見せる。ビロ~ンとね
Y君「嘘じゃないっすよ!恰幅(かっぷく)が
良くて羨ましいです 俺なんか病人と間違われる」
私「かっ恰幅だあ?誠かっ?そりゃあ
本心で言っているのか!?」
軽く流せば良い物を・・・ムキになる私に
少し驚きつつ彼は言う・・・
Y君「ええっ 威厳があって良いじゃないですか」
私「俺りゃー さっき、子供達に冗談で
(おじちゃんの腹の中には子供がいるんだよ)って
冗談言ったら 本気にされたんだぞ!
それでもメタボに憧れるのか?
(スイカの子供が入っているよ)って言っても
信じていたぞ!君はそれを素直に受け止める
度量があんのかっ!?」
と語気を強める!
Y君「メタボが良いですって!」と机を叩く
私「武士に二言はないなっ!?」
Y君「・・・・・」真剣に深く頷く
少し厳しい顔になり
私「メタボ親父の道は厳しいぞ!」と
師匠面になり、力を抜きやさしく微笑む。
よう言うた これで、ソチもデブの
仲間入りだ!覚悟しておけっ!
と心の底から祝福したのであった!
ほー!成るほど 人間の価値観ってのは
無い物ねだりなのだなと漸く腑に落ちた。
ならば 伝授いたし候と ノンアルコールカクテルを
バンバン煽りながら
不摂生な生活を説き 詭弁をふりまき
貴重な宴を過ごしたのであった。
話は変わり・・・
久々に会う人にかならず(特に壮年~爺さん婆さん達)
「カワムラさん肥えたね!えらい肥えんさったー」と.
シミジミ腹をまさぐられながら声をかけられる。
「嫁さんに よかもんばーかり
喰わせてもらいよっちゃろう?」とか餓死寸前の人間が
恨めしそうに言うように茶化される。いーっ!
そりゃ20歳代の頃の痩せたイメージが強いのだろうが
私的には格闘技出身者なので
スポーツを辞めたら太っちまうのは当たり前なのだ。
男性諸君からは「普通だよ」と言われるが
日頃、寝食を共にして寝ブー迄お見舞いしている、
女房、子供達からは、人間失格者扱いだ。
いや そういう話はどうでも良いのだが・・・
私はこの~なんちゅうか 「肥える」という表現が
イヤなのだ。元々生まれは東京なので
都落ちして、度田舎で生きてきた身・・・
恐らく、この近辺の農家の方達の表現なのだろう。
作物が肥えるってえ事から来ているので
悪気はないのだろうが「太った」の方がマシ!
肥えるとの表現は肥溜めの肥え・・・
肥やしのこえなのだ。デブ、ブタよりはマシだが
作物と一緒にされるのは・・・・
う~ん 心外だ 以上!
PS 私はスイカや大根では
ないのだよ・・・