2016年記事・・・
(2023年現在 当時 同居して7年っちゅう事は2009年からやけんちゅう事はぁ~
ワンちゃん達と生活して14年以上経つのかねぇ~としみじみ)
うちの長女犬(ティアラ)ちゃんは まるで人間だ。唯、その息子犬 エセルとセシルにゃー
毎回、怒り心頭。朝起きて、寝室の出口付近に ウンコを落っことしているので 気が狂いそうに
なるのである。
私「(ムニュッ)ギャーッ!また ふ、ふんづけてしもうたやんけ!」
ワンちゃん達「ワンワンワンワン!」
もう 何度、繰り返してきたことだろうか・・・私が動物嫌いなのは これが一番の原因だったのだ。
だが、ここで必ず、イヌ公方様 こと、我、妻の解説がつくのである。
(妻は どうみても、化け猫に見えるのだが 犬に詳しい。新婚時、夜中にフーッと脅されて髪の毛が
逆立ち 恐怖で眠れなかった経験を持つ私・・・人間の髪の毛って本当に逆立つのな。)
妻「3匹分のウンチでトイレが一杯やけん そこには できんやったとよ・・・
ワンワン泣いて訴えているのは無理してワンちゃんがウンチを踏んづけたら 一番に怒るのは
パパやろう?って言っているとよ」と まあ・・・犬の気持ちを通訳をして 私の怒りを鎮めるのだ。
雨続きで 外に出れず 母犬ティアラが、やもうえず たれ落としたウンコらしい。
短気な私を戒める、これも 大切な人間修行の一環なのだと・・・
子供達が少し大きくなり、妻に「犬を飼うのが夢だった・・・」と告げられ 嫌がる自分を押し殺し
飼う事に決めたのだ。今にして思えば このワンちゃん達とは何か縁があったのだろう・・・
私が寝首を掻かれぬように いつも 寝ずの番をしてくれているのじゃ・・・大義な奴ら
犬との同居を決める1年前・・・
居間のカーペットが汚れていたので きれい好きな私は 外で丸洗いしてしまえと 庭先にぶちまけ
そのまま 水洗いして、春の日差しに干したのだが・・・上手くいかなんだ。思い悩んだ末
カーペットを取り扱っている専門店に出向き 売り場の美しいお姉さんに、コソット打ち明けた。
いかにも コーディネーターというプロ顔をしたお姉さんが忙しそうに 商品チェックしている・・・
私:「すいません・・・カーペットの素材って犬の毛を使っているものもあるんでしょうか?」
店員 「どうして ですか?」と訝しい顔。
私:「新築の家なんですけど 動物を飼ってもいないのに カーペット丸洗いしたら 犬の臭いがするん
です・・・」
店員「ぷっ!」と噴出したと同時に 両方の鼻の穴から鼻水がビローンと飛び出した。
花粉症だったのだろうか・・・
美しく冷たい顔が崩れ ギャグマンガのようになっちまった。素早く手で口鼻を覆う店員・・・
見ないふりして 間髪入れずに話を続ける。
私:「それから アラジンの魔法の絨毯みたいに ズンズン砂が次々に出てくるんですよね・・・」と
言ったとたん 再び、美人店員の鼻から 鼻水がドバっと飛び出す・・・
それを見た私もつられて 可笑しくなって鼻水がブバッと飛び出したのだ。
そこから 笑い転げて 会話が続かなくなり 話がウヤムヤになってしまい 店を後にした。
春先なので 頭がおかしなオッサンが笑わせに来たのではないかと 思われたりはしまいか・・・
って んなことあるわきゃないよ!こっちゃあ 真剣だったんだぞ!
「まあ、いいか・・・どうせ犬の臭いがするってえ事は、犬を飼えって事なんだろう?」と
心の壁が崩れてしまい、妻の幸せが叶うのならばと気持ちが大きくなったのだ。
今にして思えば・・・あの時すでに、この世に出てくる前のワンちゃん達が家に住み着いていたのかも
と思うと、何か優しい気持ちになるのであった。
ps ワンちゃん達と寝起きを共にしていて思うのだが 昔、外で飼っていた犬は本当に可哀想だった
だって ちょっとした寒さでも こたつの中丸くなっているんだもの・・・
ワンちゃん達は人間化しているんだな・・・悪いことすると ヒステリックに怒っていたが、
もう 辞めようと思ったのである。