宮下昌也の近況報告    MASAYA MIYASHITA 's News

美術家・宮下昌也の展覧会、ライブペインティングなどの活動情報と
南房総、鴨川の日々の生活から最新情報を掲載しています。

報告:個展「いのちのかたち」@アサバ・アートスクエア

2014-11-19 | 展覧会

アサバ・アートスクエアでの個展が無事終了しました。


今年で4年目になったアサバでの個展は、僕の美術活動全般を俯瞰する展示が出来る貴重な場であると共に、時期的にも1年の間に各地で描いて来た絵が一堂に並ぶ、大切な節目の展覧会です。
お陰様でアサバを通して沢山のご縁がつながり、今年も沢山の方にお会いできました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

今年後半は9月の夜麦での個展に始まって、10月の栃木の「クラモノ。」での公開壁画制作&展示、静岡の「遠州横須賀街道ちっちゃな文化展」での展示&ライブペインティング、そしてアサバでの個展まで、充実した日々が続きました。
その分、ブログへの投稿がおろそかになってしまいましたが、合間にいくつかの注文制作があったり、特筆したい事もあったので、時間軸が前後しますがその辺の事も次回以降報告したいと思います。

年内の展示としてはこの後、11月24日からカフェギャラリーゑいじう(東京都新宿区)の「森羅万象・心穏やかにして展」、12月23日からギャラリー無寸草とづづ(東京都世田谷区)の「干支展」、12月27日から海猫堂(南房総市千倉)の「私のおもしろダルマ展」に出品します。

 

また、手作りカレンダー「里山花鳥風月暦」の制作に入りますので、今年もご予約受け付けます。
図案が出そろった段階で再度告知しますので、今年もよろしくお願いします。

 

それでは、アサバ・アートスクエアでの展示風景を写真でご覧下さい。

 


中庭の野外展示。
真ん中の丸い絵は、昨年の個展の際のライブで描いたアサバの所蔵品。
周りの絵は4~5月にインド音楽とのライブペインティングで描いた絵。

 


右上から左下に向かって、4月南房総白浜でインド音楽と、6月浜松パヤカでシスさんや天草やbunさんと、8月コヅカ・アートフェスでモーフと奈良さんと、10月掛川でkuriのkatuちゃんと、ライブした絵です。

 


4月に鴨川でインド音楽と描いた絵。

 


ギャラリー内に展示した、様々な自然素材に描いた小品たち。

 


これらの小品はアトリエでコツコツ作ってます。

 


6月にパヤカで2日間の公開制作で描いた、ラクシュミーとレッドドラゴン。

 


カフェは主に公開制作で描いた大型の作品を展示。
手前左の絵は、9月の1dayイベントでの公開制作。


左は9月に金束の古民家カフェ夜麦での公開制作、窓の左の小品は木の皮に描いたラクシュミー、右は3月に御前崎での公開制作、右壁の小品は2年前にチェンマイで描いた心象スケッチ。

 


左の絵もチェンマイで描いた心象スケッチ。右上の絵は20年くらい前の作品。
奥の部屋左は、4年前に描いたアサバ所蔵品。右は10月に掛川で描いた最新作。

 


10月に掛川で描いたこの作品は、僕にとってひとつの到達地点の様な絵なのだけれど、その辺の事は次回書きます。

 


麻でヒンメリ!

 


ワークショップは大好評でした。
子供たちの遊びで新たな形が生まれたり、このワークショップ、可能性の大きさを感じます。

 


ライブペインティングwith奈良大介

 


はじまり、はじまり.....

 


飛び入り。スロバキアのミュージシャン、マチェイ。

 


笛の音に触発されて木々が生えて来た.....

 


完成!
奈良さんの波動は、思った以上に繊細だった。


お知らせ:10~11月の活動予定

2014-10-11 | 展覧会

気がつくと秋が深まりを見せて、房総の山にも紅葉の気配が始まっています。

9月からず~っと山にこもっていましたが、10~11月は栃木→静岡→横浜とライブペインティングや展示で廻ります。

 



◉10月18・19日(土・日)/クラモノ。06

栃木市嘉右衛門町で開催される「クラモノ。06」でカフェバザールさんの店内の梁に2日間掛けて絵を描きます。
今回カフェバザールさんのご厚意により、初めて嘉右衛門町でパフォーマンスします。

「クラモノ。」は倉の町・嘉右衛門町内の11の会場で展示、ライブ、出店などが行われるイベントの様で、美味しい出店やアートを目当てに古い街並散策が楽しめそうです。初めて訪れる土地は旅好きの血が騒ぎます。
嘉右衛門町の皆さん、よろしくお願いしま~す。

出店、アーティスト情報はこちら。
http://ameblo.jp/kuramono001/

 

 

◉10月24・25・26日(金・土・日)/遠州横須賀街道ちっちゃな文化展

「アートを通して古い街並の良さを再発見する」というコンセプトで、いち早く成功しているのがこの「ちっちゃな文化展」。東海道の旧宿場町に100余名のアーティストが展示を繰り広げ、毎年多くの来場者でにぎわいます。
今年も伊勢屋肥料店さんでkuriとの展示とライブペインティングを行いますが、美穂ちゃんがヨーロッパ遠征に出掛けているので、今回はかっちゃんと二人のパフォーマンスです。

会場詳細情報はこちら。
http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/kankou/event/chittyanabunkaten.html

 

 

◉11月8~16日(土~日)/宮下昌也の展覧会 いのちのかたち
11:00~18:00/10・11日(月・火)休館

そして、1年間の活動の集大成的、アサバ・アートスクエアでの個展です。
1年間に行って来たライブペインティング、公開制作での作品、アトリエにこもって制作した小品たち。アサバのギャラリー、カフェ、中庭をフルに使って立体的な展示を展開します。会期中はワークショップ、ライブペインティングも行います。

◉11月8、9(土、日)11:00~/「麻でヒンメリ」ワークショップ
当日随時受け付け:2,000円(材料費込み)
*10歳以下は保護者同伴

今年のワークショップは6月に栃木の日本麻フェスティバルで発表した「麻でヒンメリ」ワークショップ。
フライヤーには14:00からと記載しましたが、2日間とも午前中から随時受け付けようと思っています。材料に限りがあるので、確実に受講したい方はアサバに予約を入れてください。

6月の麻フェスティバルでのワークショップの様子はこちらから。
http://blog.goo.ne.jp/hoshimitei/e/feec68e887c561e1f999fb95fef7bf57


◉11月16日(日)14:00~/ライブペインティングwith奈良大介
前売り・予約:2,000円 当日:2,500円
小学生以下:1,000円

最終日のライブペインティングには奈良大介さんをお迎えします。
ジャンベ奏者として名を馳せている奈良さんですが、ソロでの彼の唄にとても注目しています。数々のライブ会場で奈良さんの音が入った絵を描いてきましたが、奈良さんとサシでのパフォーマンスは実は今回が初。待望のライブです。

 


展覧会、イベントのお問い合わせはアサバ・アートスクエアまでお願いします。

予約・お問い合わせアサバ・アートスクエア
236-0015
神奈川県横浜市金沢区金沢町205
tel:045-783-9705  fax:045-788-9119
asabaartsquare@gmail.com
(カフェ営業時間11:30~14:30LO)

 

 

 


報告:金沢文庫芸術祭1dayイベント

2014-09-15 | ライブペインティング

昨日は金沢文庫芸術祭1dayイベントでライブペインティングしてきました。
その様子をご報告します。


会場の海の公園はビーチ沿いの松林の中に芝生の広場が広がる開放的なシチュエーション。
最高の秋晴れで、沢山の来場者に恵まれた1日でした。

 


広い会場内はいくつかのエリアに分かれています。
僕は先住民族広場にあるアサバ・アートスクエアブースで描いていました。
松の木からの木漏れ日が気持ちのよく、1日中快適に描けました。

 


会場内には全部で3つのステージがあるのですが、このエリアのステージがすぐお隣でオープニングのネイティブアメリカンのセレモニーから始まって、音楽、トークなどが次々に展開され楽しめました。
写真は西アフリカのンゴニの演奏。アフリカのトラディショナルに日本語の歌詞を付けた楽曲が気持ちよかった。

 


金沢文庫芸術祭の主宰者・浅葉和子さん。

 


段ボール顔はめパネルを展開していた井上ヤスミチ。
再販された絵本「戦争の作り方」にサインしてもらいました。

 


コヅカ・アートフェスティバルでも人気だったショウとヨーコの花かんむり屋さん。

 


夕暮れに完成した絵。
約7時間のライブペインティング。

 


名物のサンセットパレードが始まり、祭りは夜の部へ。

 


先住民族広場には大きなピースキャンドル。

 


ワールドステージのオブジェ。

 


フィナーレの大セッション。

 

 

 

 


開催中!絵画展@古民家カフェ夜麦

2014-09-12 | 展覧会

しばらくブログから離れていましたが、記事にしたい事がその間もけっこう色々ありました。
その辺のご報告は折りを見て、まとめてしたいと思いますが、まずは9月の活動予定をお知らせします。

◉今週末9月14日(日)は、横浜市金沢区の海の公園で催される金沢文庫芸術祭の1dayイベント。

海と芝生と大空に囲まれた広場でアートに関わる様々な企画を開催、アーティストと来場者、子どもから大人までみんなで一体となって一日中楽しめる来場者1万人規模の大イベントです。
僕は先住民族広場にあるアサバ・アートスクエアのブースで終日ライブペインティング(公開制作)しています。

詳細は金沢文庫芸術祭のHPへ:http://www.bunko-art.org/home/?page_id=59

 

◉そして、9月10日(水)より何の告知も無く金束にある古民家カフェ夜麦(よもぎ)で絵画展が始まっています。

家から5分、同じ金束内で笹谷窯の杉山さんがこの夏始めた古民家カフェ夜麦。
あんまり近所なんで、安請け合いをして告知も無く始まってしまいましたが、中々落ち着いた、作品をゆっくり鑑賞していただける空間に仕上がりました。只今、フライヤーをコピーで増やして、少しづつお知らせしています。

宮下昌也 絵画展 @ 古民家カフェ夜麦

2014.9.10(水)~9.28(日)
11:00~17:00 月火定休(祝日open)

お問い合わせ:カフェ夜麦 04-7098-5790
             鴨川市金束1137

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会期中のイベント

9.13(土)鶴勝英ファミリーバンドライブ
19:00 開場 19:30スタート 入場無料


9.20、21(土、日)宮下昌也公開制作
11:00~ 2日間で1枚の作品を仕上げます。

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以下写真で会場の様子をご覧下さい。


会場の夜麦は県道34号線・長狭街道沿いにあるので、すぐ分かると思います。
金束にある老舗の喫茶店「丸太小屋」の隣、この看板が目印です。

 


街道沿いに車を止めて、坂道を上がると築200年の古民家。
僕の自宅も同じ様な間取り、この地区のスタンダードな作りの古民家です。

 


玄関を入って手前の部屋から、奥の部屋へ。

 


こちらがギャラリー部屋。

 



床の間に飾ったメインの作品は、昨年のコヅカ・アートフェスティバルのフライヤーの表紙に使った絵「玄牝」。




小品も多数展示しています。

 


流木や木片に描いた小品。

 


グッズコーナー。

在廊予定は特にありませんが、家から5分ほどの所なのでご連絡くださればすぐに伺えますので、お気軽にお店の方にお声掛け下さい。
20、21日(土、日)は終日公開制作をしています。
是非、遊びに来てください!

 


愛猫・麦ちゃんも、お待ちしていま~す!

 

 

 

 

 


安房・平和のための美術展、開催中です!

2014-08-25 | 展覧会

今年で10回目となる「安房・平和のための美術展」が南房総市富浦の枇杷倶楽部ギャラリーで開催中です。



毎年8月末に開催を続けて来たこの展覧会、今年の参加作家は過去最多の81名。
展示作品がギャラリーに入りきらず、実行委員の作品など数点は、小作品・グッズコーナーのある第2会場へ展示する盛況ぶりです。


力作も多く、例年以上の見応えのある展示になっています。

 


平和展の参加作家は年齢層もジャンルも多種多様で様々な作品が展示されていますが、年に一度平和への願いをそれぞれが出来る手法で表現しています。作品に添えられた、メッセージカードも是非読んでください。

 


またこの展覧会は収益を、平和のためにその時必要と思われる団体へ寄付していることが特徴です。
願いだけでなく、アートが社会の中でちゃんと機能して行く方法を実行委員会では、絶えず検討しています。

 


まあ、でも理屈は抜きに作家たちのバリエーション溢れる世界観を、楽しんでいただけたらと思います。

 


ちなみに僕の作品は、第2会場の部屋に展示しています。
昨年開催した「高山漫遊展」の時に描いた作品です。

 


この週末23、24日には10回展を記念したワークショップを開催していました。
題して「みんなで戦争ホーキ!」ワークショップ。
東京三鷹市で始まった「戦争ホーキ作り」。ミニチュアの箒を作って、憲法9条が印刷されたタグを付ければ出来上がり。
今回のワークショップは、その南房総版。

 


参加作家もお客様もかなり楽しんで作っていました。
平和活動も色々あると思いますが、クラフトを通して心の平和を実感してもらうワークは、美術家として僕の出来る一番の平和活動だと思っています。

アートやクラフト、手を動かして物を作る作業は、そのまま平和への入り口になると僕は信じています。手作りする事は、自分の心に向き合う事につながります。作る作業が佳境に入った時に訪れる心の静けさを感じる事、思い出す事、平和への鍵の在処はそこにあると感じています。

 


2日目、鋸南の大御所木版画家・今井俊さん登場。

 


テーマは「世界一汚いホーキ」。

 


ワークショップは2日間で終了しましたが、作家たちの作った「戦争ホーキ」は会場で1個¥300円で販売しています。
力作も多数あるので、かなりお得です。俊さんの「世界一汚いホーキ」も売ってます!
売り上げは全て寄付にまわします。

展覧会は8月31日(日)までです。
お近くの方は、是非足をお運びください。

 

 


宮下昌也と巡る悠久の旅