宮下昌也の近況報告    MASAYA MIYASHITA 's News

美術家・宮下昌也の展覧会、ライブペインティングなどの活動情報と
南房総、鴨川の日々の生活から最新情報を掲載しています。

報告とお知らせ:9月のライブペインティング

2013-09-18 | ライブペインティング
夏の余韻に浸っていたら9月も半ばを過ぎ、台風一過でぐっと秋めいて来ました。
今月は3つのライブペインティングの予定があり、すでに2つは終わってしまいました。

7日には結婚パーティーでのライブペインティングの依頼があり、鎌倉まで出掛けて来ました。結婚パーティーでのライブペインティングは2回目ですが面識の無い方からの依頼は初めてでした。


鎌倉とは思えない深い緑に囲まれた広い庭でのホームパーティー。ギタリスト日倉士歳朗さんの演奏と共にペインティングスタート。


その後須田マサヒロさんの演奏が続き、祝福に包まれたこの日の空気が1枚の絵になりました。


描き上がった絵を前に新郎新婦を囲んで記念撮影。


13日には地元のシュガーソルトカフェで、オータムツアーで鴨川に寄ってくれたインド古典音楽奏者安藤真也・原口順さんとのライブペインティング。今年4月のヒンドゥ・ヒンドゥツアーで音楽と絵の呼応を強く感じたこのコンビとのライブは本当に楽しみで、今回も好評を博しました。


今回もモチーフを神像をに決めて描いて行きました。安藤・原口のコンビとは来年もツアーする予定があり、今後このコラボがどのような深まりを見せて行くか楽しみです。


そして今度の週末22日(日)は、横浜 海の公園で開催される金沢文庫芸術祭1dayイベントの会場で描いています!
先住民族広場にあるアサバアートスクエアのブースで10:00~17:00の間描いている公開制作型ライブペインティングを行いますので、お近くの方はぜひ、遊びに来て下さい!


全然関係ないんですが、ただ今我が家には子猫がいまして.....、可愛すぎます。日々癒されています。


お知らせ:ライブペインティングwithインド古典音楽

2013-08-18 | ライブペインティング
4月にヒンドゥヒンドゥ東海ツアーを一緒に廻ったインド古典音楽奏者の安藤真也さん(サントゥール)原口順さん(タブラ)のコンビが、信州~関東~東海10ヶ所を廻るオータムツアーで鴨川まで来てくれることになり、9月13日(金)シュガーソルトカフェでライブを行います。この日は僕もライブペインティングで参加します。

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インド古典音楽/サントゥール・タブラ コンサート 
サントゥール/安藤真也 タブラ/原口順 withライブペインティング/宮下昌也


日時:2013年 9/13(金)  18:30オープン 19:00スタート
会場:シュガーソルトカフェ(千葉県 鴨川市 金束375-1)

料金:予約¥2,000 当日¥2,500
問合せ:TEL 04-7098-0616
http://www.sugarsaltcafe.com/
info@sugarsaltcafe.com

その他インフォメーション
http://rabitrecords.com/
info@rabitrecords.com



サントゥールはピアノの原型となった打弦楽器で「百弦琴」と言う意味です。木製のボディに張られた100本の弦をスティックで叩いて演奏し、繊細な音色が魅力ですが、安藤さんはさらに圧倒的なスピード感とトリッキーなリズムアプローチで、現在も進化を続けているインド古典音楽の世界を体感させてくれます。
タブラは代表的なインドの打楽器なので知っている方も多いと思いますが、原口さんは世界的にも少ない女性奏者としてインドでも定評を得ていて、繊細でキレの良いリズムで聴く者を魅了します。
毎年インドで音楽修行を続けているお二人の演奏を房総半島で聴けるのは今回が初めてとなります。この機会をお聴き逃し無く!



報告:高山ツアー~パヤカ12周年祭編

2013-07-05 | ライブペインティング
「くらふてぃあ・杜の市」の次は浜松のパヤカ12周年祭に向かいました。


前日入りして会場内の展示を済ませると、神秘的な夕日が沈んで行く所でした。


中庭にはオーガニックな飲食、麻製品、マッサージなどのお店が並びます。いつもの事ながら、とても住宅街にあるとは思えない会場風景。


今回ライブペイントは各日の最後のバンドとコラボする事にして、昼間は会場内の好きな場所でスケッチしたり、パフォーマンスにとらわれず、ゆっくり過ごす事にしました。
以前よりステージでの描くスピードがアップしたという事もありますが、パフォーマンス型ライブペイントは複数のバンド演奏の間描き続けるよりも、1バンドに集中して描き上げた方がコラボレーションとして完成度が上がる、というのが最近の結論。


アジアの旅の唄を歌う龍太郎さん&モーフ&鷹。この組み合わせはチェンダオを思い出す。
ステージでは次々とパフォーマンスが繰り広げられ、1日中楽しめます。ってか2日間お店の敷地内から1歩も外に出ない人も多いと思います。


ナカヤーマントークショーwithモーフの旅。客席のモーフ帽子率高っ!!


そして1日目の最後、内田ボブさんとのライブペインティング。初めてのセッションでしたが実は29年前、インドのニューデリーでボブさんと会った事があるのだ。


2日目のライブペインティングはサヨコとナラ&スペイシーギターのマロンちゃん。

12周年祭の様子はパヤカブログもご覧下さい。

http://payakablog.exblog.jp/17981517/


パヤカでは今回も描きたい放題やらせていただき夢の様に過ぎた2日間を終え、高山に向かうのですが途中、飯田のナマステカフェ宅にて小休止させてもらい、その際前々から行ってみたかった大鹿村を訪ねアキさん宅を訪問しました。


噂に違わず山深い大鹿村。まるでネパールの様。


畑を見学していると、谷に大きな虹がかかる。「この辺はよく虹が出るんだよ。」とアキさん。うーん、やはり聖地か?

山の精気を吸ってコンディションを整え、この後は松本から安房峠を越え高山入りします。

報告:高山ツアー~くらふてぃあ・杜の市編

2013-07-04 | ライブペインティング
約1ヶ月間ブログをお休みしていました。その間、毎年恒例の6月ツアーで長野→静岡→岐阜と廻って来ました。今年も各地でライブペイントや展示を行い、お陰様で多くの方と様々な形で交流が出来、受け入れて下さった方々には深く感謝致します。本当にありがとうございました。
特に高山漫遊展で3店舗同時に展示を行った岐阜県高山市では、9日間の会期中、展覧会以外にも毎日の様にイベントが発生し、高山カウンターカルチャーシーンを支えている面々に次々と出会い濃~い日々を送ることとなり、鴨川に帰ってもしばらくは後遺症で気を抜くと精神が高山に飛んでってしまう様な状態でした。

そんなツアーの様子を順を追って報告したいと思います。


ツアーの出だしは長野県駒ケ根市で開催される「くらふてぃあ・杜の市」。全国より300を越えるクラフトマンが集う国内有数のクラフトマーケット。


駒ヶ岳の麓の広大な自然公園が会場。


会場内の芝生ステージでは音楽や大道芸などのパフォーマンスが次々と繰り広げられますが、僕はステージ横で2日間に渡る公開制作型ライブペイントで100号の絵を描くのが、毎年恒例となりもう12年も続いています。


ステージテントには過去3年間に描いた作品が展示されています。パフォーマンスをしているのはバルーンアートのゴンベエさん。昨年日本一周の旅の途中で鴨川にも寄ってくれました。


気になるクラフトマンブースをいくつか紹介します。
毎年ここで会って仲良くなった岡山の「露草工房」。金属とガラスを組み合わせた独自の技法のアクセサリーを作っています。


栃木の「野州麻紙工房」。今ではほとんど無くなってしまった江戸時代から続く麻農家の8代目。今度麻畑の見学に行く約束をしました。


あれー!この造形は....?いつの間にか南房総から居なくなっていた「タビビトノキ ガラス工房」を発見!今は滋賀県らしいがまた近々引っ越すとか.....。


実はくらふてぃあは地元アーティスト達が繰り広げる夜の交流会のステージがすごい!今年は特に充実していました。
尺八の原型の楽器「法竹」を吹いている遠藤さんは、15年以上前に東京で開催した個展会場で知り合った旧友。演奏と共に行ったポエトリーディングが素晴らしかった!


そして毎年間違えなく盛り上げてくれる伊那谷のアフリカンリズム&ダンスチーム「サブニュマ」。彼らが初めて「くらふてぃあ」に登場した時から見続けていますが、年々上達し続けるメンバーの呼吸の合い方に今年は貫禄すら感じました。まさに続ける事は愛する事。思わず感動してしまい、涙流しながら見ていました。


そんな素敵なくらふてぃあを創り上げている人々が醸している空気と伊那谷の大自然にインスパイアされた今年の作品はこんな絵になりました。100号の大作を描くのは、ほぼ年に1度この「くらふてぃあ」だけです。お天気にも恵まれ、幸先のいいツアー出発点になりました。


報告:ヒンドゥヒンドゥ2013ー松坂・名古屋 +α編

2013-05-05 | ライブペインティング
ヒンドゥヒンドゥ2013ツアー報告、後編です。


3日目の会場は三重県松坂市のTaRa。アジアで作ったオリジナルの雑貨とヒーリングのお店、リゾートに訪れたかの様な素敵な空間です。昨年モーフの旅のレコ発パーティーでお世話になり、今回2回目のパフォーマンス。


この日出店していた、にこぱん、風車(かじまや)、一雨らーめんはどれも松坂エリアでは定評のある美味しいお店で、出演者達も食べ逃しては大変!と、群がる始末.....。


倉庫を改造した広いステージ。客席との距離も充分にあり、パフォーマンスの緊張感はかなり高まりを見せました。


ガムランの演奏で出来上がった絵。さて、ここから.....。


この日インド音楽の演奏の高揚感は相当なものでした。
安藤さんのサントゥールの身上は、圧倒的な高速のスティッキングと、会場を包み込む様な倍音の共鳴。それに対し順ちゃんのタブラが、女性とは思えないほど(失礼!)力強くキレのいいビートで返して来るので、思わず描いている途中に振り返ってしまったほど。


インド音楽終了後に出来上がった絵。


お約束の記念撮影はTaRa familyと。


そしてついに最終日、一年前にこのヒンドゥヒンドゥのメンバーと出会った名古屋のトライバルアーツで千秋楽。


前半出来上がった状態。


後半、巨大なガネーシャが出て来た時、順ちゃんのタブラが像の足音の様にドーンドーンドーンと低音のリズムを続けて打ち鳴らしたときは鳥肌が立ちました。
この日まで4日間、5人で創り上げたヒンドゥヒンドゥ2013、毎日毎日が一歩先へ進む感覚があり、もっと先へ行きたくて終わってしまうのが本当に残念でした。ライブペインティングという表現には、まだ見ぬ可能性があるのだという確信が持てました。そしてパフォーマンスの充実を示す様に、ツアー中に描いた4枚中3枚の絵に買い手がつきました。


このツアーを企画してくれたラビットレコーズに、各お店のスタッフに、そして来場してくれた全ての方達に、改めて深く感謝いたします。ありがとうございました。得難い日々でした。


そして+α.....、東海地方から帰路につく途中、連休の間あわわキッチンが出張カフェをしている静岡県御前崎のなごみに寄り道して半日だけのプチ展示。なごみのtaka君には、何度かお誘いを受けていたけれどやっと訪れる事が出来、今後の企ての話も出来て、また新たな展開の芽がひとつ育って行きそうです。

さて、そしてついにこの週末5/11、12(土、日)はホリスティックアースで開催の作品展「みどりの風と唄の物語」です!
東京とは思えないプライベートリゾートの様な素敵な会場ですが、入場には予約は必要です。僕が展示した空間に様々なアーティスト達がコネクトしてくれます。お楽しみに!!

宮下昌也と巡る悠久の旅