宮下昌也の近況報告    MASAYA MIYASHITA 's News

美術家・宮下昌也の展覧会、ライブペインティングなどの活動情報と
南房総、鴨川の日々の生活から最新情報を掲載しています。

記録的降雪の中、かまどの火にお客様!

2014-02-09 | 地域生活
昨日2/8(土)は関東では記録的降雪となりました。皆さん、どう過ごされてましたか?


お昼過ぎには、我が家へ至る山道はこんな状態でした。


なんと、この雪の山道を歩いて登ってかまどの火にパンを買いに来てくれたお客様がありました!
お話を伺うと、コヅカ・アートフェスにも来てくれていて、天然村まちの縁側かもがわにも宿泊した事があるという鴨川通のご家族。


滅多にない雪のコヅカの森に遊びに来てくれて嬉しくなっちゃたので、庭でも記念撮影。


その後雪はさらに降り続け.....


9日朝の庭の風景。20年以上この山に住んでいますが、こんなに積もったのは初めての事。計ってみると積雪30cm。


車も埋まってしまいました。南房総でこれはあり得ない光景。


犬は喜び庭駆け回っていますが、人は一日中雪かきです。


下まで1kmの山道を家族総出で延々雪かきをします。それでも例年の雪なら一日あれば開通出来るのに、今回は半分も届きませんでした。明日も続きをします。下界に下りれるのは何時になるやら....。

義父の斧

2014-02-01 | 地域生活
広子さんが実家の物置を整理した時に義父の工具箱を引き取って来ました。
義父は船大工で漁船や漁具を作っていたそうですが、広子さんが20歳頃に亡くなっており、工具箱はそれ以来誰も開いてなかったようでした。手作りの工具箱の中にはノコギリ、差し金、カンナなどと一緒に2本の斧が入っていました。


ノコギリは錆がひどく使えそうもありませんでしたが、斧はきれいに研いだ状態に保たれていて、早速薪割りに使ってみたところ目から鱗が落ちる様な使い心地、薪が割れる、と言うよりは切れる、と言う感覚でした。最近もっと薪割りが楽になる様に新しいシステムの斧を購入しようか検討していましたが、持っていた斧の切れが悪いのは、単に道具の手入れが出来ていなかっただけだったと思い知らされました。


この斧で翠君が薪割りをしてくれましたが、半日かかると思っていた量が2時間程度で終わってしまったと驚いていまいた。ちゃんと手入れされた道具を使っての作業は、早いし、きれいだし、何より気持ち良い。義父は仕事が丁寧な人でいつも道具の手入れをしていたと話に聞いていましたが、30年を経て生き返ったその職人魂に孫である翠君が触れられて、感慨深いものがありました。



謹賀新年

2014-01-01 | 地域生活
明けましておめでとうございます。



先人達の言う様に歳を重ねるごとに1年があっという間に過ぎて行きます。
昨年の事を思い起こすと、多くの出会いと機会に恵まれ夢が次々と形になった、充実した1年であったと思います。出会いが繋がりになり、紡ぎ合って流れになって行くのを感じています。各地でサポートしてくれた方々に深く感謝いたします。皆様のお陰で自由な表現が出来ています。
さらに表現を深め独自のメッセージを発信して行きますので、今年もお付き合い下さいます様、どうぞよろしくお願いいたします!

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1月1日には家のある三角山に登り、山の神様に最初のご挨拶をします。穏やかで暖かい元日の朝でした。


大木の根方に生える野生の万両。


土地神様を祀ったおふら


房総の正月と言えば、満開の水仙。

3年経ったコンポストステーション

2013-08-28 | 地域生活
アートフェスが終わり、キッズサマーキャンプが終わって夏が一段落した感じです。やっと日常のペースを取り戻しつつあります。
雨が降ったので久し振りに庭仕事をし、3年前に作ったコンポストステーションを開けてみました。


3年間我が家から出るありとあらゆる有機質のゴミや庭の草を、毎日木枠の中にただ積み上げて行った状態のコンポストステーション。始めのうちはシートをかぶせたりしていましたが、それすら不要だと思いました。


切り崩してみると、積み上げた層のある程度下はきれいに土に還っています。プラスティックの蓋付きコンポストよりいい状態に堆肥化しています。


少しずつ畑に還して庭先で起きた小さな循環を実感しています。
この程度の大きさのコンポストステーションといくつかのプラスティックのコンポストがあれば、我が家の生ゴミ問題は解決すると分りました。家庭から出る諸々の有機物のゴミは水に流せば汚染の原因、土に還せば地質を豊かにする肥料。解決方法にたどり着き循環がはじまると、身の回りのゴミすら生活を豊かにする素材に見えて来ます。

かわせみ座あらわる!

2013-02-18 | 地域生活
先週土曜日にご近所のシュガーソルトカフェで「マジシャンテツヲ×人形劇・かわせみ座」の公演があり、息子達2人と見に行きました。会場にいた沢山の子供たちは、テツヲさんの楽しい話術とマジックの不思議さに「えー!?」と声を上げてざわめき、かわせみ座の人形劇が始まると、まるで命ある様な人形達の動きに魂を奪われたかの様に見入っていました。
緊張感のあるプロフェッショナルな芸に感銘を受けたひと時でしたが、その翌日、かわせみ座主宰の山本由也さんが我が家を訪ねてくれました。
山本さんとはfacebookでメッセージを交わした事はあっても、会ってお話しするのは初めてで、お互いの活動歴や表現者としての価値観やこだわり、今後の展開などについて密度の高い会話を交わし、共通の友人の名前も何人か飛び出して、楽しい数時間を過ごしました。そして土曜はパン焼き日で公演を見に行けなかった広子さんのために、庭先で操演まで披露して下さいました。


魔法の箱から飛び出したパーン(牧神)。


まるで生きているかの様な表情や動き。かわせみ座の人形は構造から操作法まで全てオリジナルで、近くで見るとそのディティールの完成度の高さにますます感心させられます。


いたずら者のパーンは家に置いてあるいろんな物に飛びついたり、引っ掻き回して、また魔法の箱へと帰っていきました。

山本さんとの会話はその後、絵と人形劇で何かコラボできないか?という話になりましたが、この日は具体的なアイデアまで至らず、果たしてその日が来るかどうかは、芸術を司る女神アテーナーのみぞ知る?と言ったところでしょうか.....。

宮下昌也と巡る悠久の旅