母 かずえ 今度こそ

あらあら、ポンちゃん、ままの椅子でまた毛づくろい？再び恐怖の換毛期とやらがやって来るのでしょうか

ままの椅子を毛だらけにして、ねこ草ランドへのお誘い？
まぁまぁちょっと待ってくださいよ。物事には順序というものがありますからね。そんなすがるような目をしてもダメ～

さて、皆様にも苦々しい思いをさせてしまった、母かずえの老健入所。お陰様で、ようやく決まりました。髪の毛が伸びて、パーマも落ちてしまっていた母かずえは、テンション下がりまくりでしたので、外出許可を頂いて、いつもの美容院へ行って参りました。

昔から写真を撮られるのが大好きで「じゃぁ、この綺麗なお花と一緒に撮ろうか？」と言うと、もうニコニコです。退院に向けて車椅子も卒業しましたので、歩行も何とか出来るようになりました。

女は幾つになっても、ヘアスタイルひとつで、気分が変わるものですねぇ。胸の英語も「Shining」光り輝いてるって？マジか～

以前申し込みから手続きまで、ほぼほぼ済ませていた老健（介護老人保健施設）から、入所間近になって「希望の4人部屋には入れないので、暫くは1人部屋に入って頂きます。月額20万円になります。」としゃらっと言われたので、お断りしたところまではお話しさせて頂きました。

直ぐに別の老健にあたり、とても親身にお話を聞いてくださる施設と出会うことが出来ました。今回のことを全てお話し、そういう信頼出来ない所には、母を託す気持ちにはなれないということにも、理解を示してくださいました。

入所担当のEさんは、50代前半くらいか、とても穏やかで終始にこやかにお話しくださいました。以前の所より規模も大きく、そのためか、特養に決まると一度に数人の方が退所なさるようで、タイミングも良かったのだと仰っていました。

「老健なんて、どこも大差ないだろう･･･」そう思っていた私は、それは大きな間違いだったと気付きました。お風呂場も清掃中だったのですが、とても広くて清潔です。この左隣には、ベッドに寝たまま入浴できる設備も整っていました。

色々な場所を見学させて頂き、その途中、廊下や部屋でお会いしたスタッフの方々は、皆さんとても元気に明るく挨拶をしてくださいました。職員の教育が徹底しているのだな･･･と思いました。
判定会まではジリジリした思いで待ちましたが、無事に受け入れ承諾を頂き、入所日は10月5日(水)に決まりました。

あ、これは何かって？実は現在入院中のリハビリ病院で、小銭入れを失くしてしまいましてね。首に掛けるような小銭入れを用意されたら如何でしょう･･･と言われまして。

娘が以前UFOキャッチャーで取ったスティッチの小さなお財布？小物入れ？首にぶら下げて喜ぶ母かずえです。

ところがね、使ってみると、どうやらファスナーが開け閉めしづらいと 仕方ないので、Daiso様に探しに行きましたよ。200円商品でしたが、革製だし可愛いので、きっと喜んでくれるでしょう。

裏にはテプラで名前も貼りました。

ほらね、気に入ったようですよ。何かとね、色々文句が多い人ではあります。ま、姫だから、仕方ないね～

美容院に行って数日もすると、もうこんな感じになってしまいます。まぁ、長く伸びて、かな～り貧乏くさい感じになっていたので、それよりはずっとマシですよね。あれ？何この白い塊。

「お母さん、天使の羽が生えてるよ！」と言ったら、「なん言いよるんね～、訳がわからん」

撮った写真を見せたら、大爆笑していました。「白髪のリーダーが、ちょっと集合～！って、集合かけちゃったんだね～。ちょっとだけね～」
そんな私の一言にも爆笑してくれる母。施設も決まって、母のそんな様子を見ていると、本当にホッとしている自分に気付きました。

皆様にはご心配をお掛けし、また、沢山の激励のエールを頂きましたが、お陰様で一段落です。ここが最終着地点ではありませんので、まだまだ気は抜けませんが、ひとまずほっこりしようと思います。本当にありがとうございました

あ、これね、私の父と母の昔の写真です。まだ私が生まれていない頃らしいので、60年くらい前のものだと思います。先日デスク周りを整理していたら出てきたので、思わずスマホで撮影しちゃいました。やっぱりあるんですよね、母かずえにもこんなに若くて美しかった頃が。

今度の施設は「ご老人だからといって、人格を無視するようなことは絶対にいたしません。おひとりおひとりを尊重して対していくことを、私達はずっと守っておりますし、これからも守って参ります」と仰ってくださいました。どうかよろしくお願い致しますと、深く頭を下げて帰りました。

明後日はお引っ越し～！がんばって参ります～！！
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