しまちゃん＆たむちゃん 2017春

冬の間、殆ど姿を見せてくれなかったしまちゃん。職場近くのお宅の玄関先で暮らす半野良ちゃんですが、こちらのお宅ではとっても可愛がられているにゃんこです。

植木に水をあげているお母さんの姿も、寒い間は余りお見掛けすることがありませんでした。

玄関前の左右に、ねこハウスが二つ置いてあります。ひとつはしまちゃんの。もうひとつは、しまちゃんをここまで連れてきてくれたたむちゃんのハウスです。

ハウスはね、お父さんが木で作ってくださったそうで、厚手の透明ビニールを掛けて防寒対策までなさっています。

お家の中にも二匹のねこちゃんが、別々の部屋で暮らしているのだそうです。どうしてもね、相性が合わないということで、完全隔離なのだそうですよ。

それを思うと、多頭飼いでも、同じ空間で仲良く暮らせているというのは、決して当たり前のことでは無いのですね。

あら珍しい。この子が、しまちゃんをこのお家まで連れてきてくれた、たむちゃんです。お母さん曰く「美味しいご飯をくれる人がいるよ。一緒に行こう」とでも言って、しまちゃんをここまで連れて来たんじゃないかって

そんなたむちゃん、お母さんのお家以外にも、ご飯をくれるお家があるそうで、時々しかここには来ないのだそうです。

だからしまちゃんと違って、余り会う事ができません。そのせいか、いつも警戒されてしまいます。

たむちゃんとも仲良くしたいんだけどな～。おばちゃん、顔はちょっと怖いけど、あと、昔はねこさん嫌いだったけど、今は大好きだし、お顔程は怖くないのよ～。

以前と比べれば、近付いても逃げなくなってくれましたけどね。あれ？お口、怪我してるのかな？野良ちゃんは、喧嘩なんかで怪我することも珍しくはないのだと、お母さんも仰ってましたからねー。
怪我をしないように、気を付けてね～

そんなある日、仕事帰りに久しぶりにお母さんともお会いできました。また豪華な夕飯なのかな～？

「しまちゃんはね、お父さんが一番好きなの。お父さんが来るまで待ってるのよー」
「えーーー！？こんなに懐いてるお母さんより、もっと好きなんですか？お父さんのこと～」それは初耳～

「それはちょっと悔しいですね～」と狭量なあたくしの言葉に
「そんなことないわよ～。お父さんも嬉しそうだしいいのよ～」
そうですよねぇ。あたしったら、恥ずかしいったら。

温かくなってきて、これからちょくちょく姿が見られるかと思ったら、毎日の通勤がまた楽しみになっちゃうな～

しまちゃん、またなでなでさせてね～
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