平成の時代も残すところ1週間になった。スリランカで同時多発の爆弾自爆で約200人が
亡くなったとほうじている。スリランカは仏教の国で、日本からも、相当の人が観光で、
訪問しているが、今までは、安全な国と思っていたが、まさかこのようなテロが起こる
とは思ってもいなかった。この記事を見て、逆に、戦後の昭和から平成の間を、どのよう
に海外の人々が日本を見ていたのかを考えてみた。戦後に起こった朝鮮戦争による急速な
経済発展により日本は復興した。しかし、その反動として、赤軍によるハイジャック事件
やサリンによる地下鉄無差別テロ事件などが起こり、外国からは、相当に恐れられたので
はないかと思う。また、自然災害による地震津波災害や台風や豪雨災害が頻繁におこった
こともさらに日本のイメージを、大変な国と映しだしていたと思う。このようなことは、
中近東やヨーロッパで頻繁に起こっている自爆テロなどと匹敵するかもしれない。しかし、
一方では、日本のよさは、盗難などや強盗殺人がほとんどない危険のすくないことであ
ろう。このことは、外国を旅行してみるとよくわかる。私がイランへ出張した折、商社の
人から、絶対に、時計などを机の上に置いたまま、トイレなどに行ったら、ダメだと
言われたことである。また、住まいを見ると、頑丈な塀に囲まれた、コンクリート造り
の建物が多く、安易にその中に入れない構造となっている。これは、いかに、盗難が多
いかを物語っている。日本では、先日、借りた図書館の本を北朝霞の駅で、電車から
降りるとき、ホームで落としてしまったが、2日後に、所沢の警察から届いている旨の
連絡を受けた。このように、日本はいかに安全かがよく判る。次の令和の時代に入った
らこのような、安全な日本が続くのか、スリランカの同時テロを見るに、同様なことが
起こらないことを祈るばかりである。